開放的な学校の屋上でいちゃつきながら昼食
うちの学校は珍しい事に屋上が解放されている。
消防法で普通は難しいのだがどう捻じ込んでるのか。
視界を奪わない様に高く硬く分厚い強化ガラスで覆われていて風も強風になりづらい。
大きな木まで一つ植えられていて土のある部分があり結構な量の植物が植えられている。
強い風の日は無理だが屋上が好きな人は備え付けのベンチで昼食を食べる人も多い。
昼休み時間は必ずと言っていい程に人がいる。
その環境で俺は周知プレーのような状態に追い込まれていた。
二つのベンチに分かれて高崎弘樹が独り、
俺、夢、寿里が同じベンチに座っている。
折角弘樹について来てもらったのだがこれは反対に居たたまれない状況に。
「由樹兎あーん」寿里が自分の弁当を俺に食べさせようとしている。
俺は照れ臭いので自分のだけでいいというのに、私もーと夢まで真似をしている。
最終的には二人に無理やり食べさせられ、二人はニマニマの笑顔である。
二人が幸せならいいのか・・・いやいや・・平穏な学園生活を送る為にもなんとか脱却しないと、
自分の弁当を食べてるとふいに頬に夢の手が触れる。
「おいどうした」ドキッとしながら夢を見る
ご飯粒ついてたよ。付いていた粒をエロい食べ方で口に運ぶ。
私もと言わんばかりに寿里は俺の唇に人差し指を押し当てる。
「ん・・んじゅ・・り・・はん・・んに・・るの」唇から手を放さず舌なめずりしながら近寄ってくる
俺は思わず口を塞いでいる寿里の腕を両手で握り離した。
あーんと名残惜しそうな声を出す寿里。
俺たちとは違う方向を向いてくれている親友弘樹のベンチに素早く移り助けを求める。
なぜこっちに来ると言わんばかりだが
「助けてくれ弘樹」
俺が声をかけるとどうしたもんかなと思案している。
「まあ…無理だな・・がんばれ」考えるポーズだけ取ってすぐに匙を投げた。
この薄情者と心の中で叫びながら俺は隣に置いてきた二人を見て元居たベンチに戻った。




