表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
☀「 セロ 」もしも、マオとセロフィートが退魔師になったら……。  作者: 雪*苺
一二〇日目 【 続・試験候補依頼の依頼 】
86/169

✒ 怪奇! 下半身を狙うテケテケさん 3


──*──*──*── バトル中


 オレはに向かって、あらゆる属性の魔法マジックを発動させてダメージを与える。

 伸びてる腕や黒髪を刀で斬りながら、距離を取りながら死闘を繰り広げる。


 は以外にも結構強い。

 強力な魔法マジックを御見舞いしてるってのに、フラ付きもしないで、再生する舌も伸ばしてる!

 脇腹から生えてるしょく悪い赤子達が、3体の上半身やデカい口を回復させているみたいだ。


 なんて厄介なんだろう!

 先ずは赤子をなんとかしないと──。

 赤子を焼き払う為にファイア魔法マジックを使っても赤子は焼き払えないし、クール魔法マジックを使っても凍らせる事が出来ない。

 サンダー魔法マジックを使っても感電しないし、ダメージも受けてないみたいだ。


 魔法マジックが効きづらいって有りかよ!!

 セロに泣き付いて助けてもらいたいぐらいだ!

 ほうじゅつじゃないと効果がないのかな??


マオ:厳蒔磨絽

「 セロ!

  見てないで手伝ってくれよ!

  彼奴アイツ、強力な魔法マジックをガンガン使ってるのに全然倒れないんだけど!! 」


セロ:式神

「 そのようですね。

  赤子を消してみます? 」


マオ:厳蒔磨絽

「 〈 (原質)(みなもと) 〉に変換するんだな?

  いまぐやってよ! 」


セロ:式神

「 はいはい 」


 セロは少し不服そうにウネウネしている無数の赤子を〈 (原質)(みなもと) 〉へ変換してくれた!


マオ:厳蒔磨絽

がとな、セロ! 」


 オレはさま、複数の魔法マジックを発動させるとを攻撃する。

 やっぱりだ!

 赤子がなくなったから再生してない!

 これなら倒せる!!


 オレはそうとうを斬りきざむ。

 舌を斬って、24本の腕を斬り落として、胴体から首を斬り落とす。

 胴体も斬りきざんでから、腹部にある大きな口も斬りきざんだ。


 最後は跡形も無く消し炭にする為にファイア魔法マジックを発動させて燃やしてやった。






マオ:厳蒔磨絽

「 ──ふぅ~~~~。

  再生出来なくしたら楽勝だったな! 」


セロ:式神

「 マオ、お疲れ様でしたね 」


マオ:厳蒔磨絽

まったくだよ!

  あんな気味悪くて不気味ないを相手にする羽目になるなんて、最悪だよ! 」


セロ:式神

を見事に倒せましたし、依頼は解決ですね 」


マオ:厳蒔磨絽

「 そうだといけどな~~ 」


セロ:式神

「 心配なら、暫くキノコンにだいてい街道を見張らせましょう 」


マオ:厳蒔磨絽

「 そだな。

  ……………………あぁっ!!

  キノコンに倒すの任せればかったんじゃないかよ!!

  わざ(わざ)オレが率先して苦労して倒す必要なんてからなかったんじゃんか! 」


セロ:式神

「 おや、気付いてしまいました? 」


マオ:厳蒔磨絽

「 セぇロぉ~~~~!!

  知ってて黙ってたなぁぁぁぁぁぁぁ!! 」


セロ:式神

「 ふふふ…。

  そろそろマオも運動したい頃だと思って♪ 」


マオ:厳蒔磨絽

「 余計な御世話だよ!

  あ゛ぁぁぁも゛ぉぉぉぉっっっ、無駄な事したぁぁぁぁぁぁぁ!!!! 」


セロ:式神

「 マオが使っていた魔法マジックれも威力は変わらず、通常どおりでした。

  にも関わらずには、どの属性も効き目は低く、大してダメージを与えられてませんでした 」


マオ:厳蒔磨絽

「 うん…。

  まるでなにかに邪魔されてるみたいだったよ。

  魔法マジックは便利だけど、この≪ しまぐに ≫では戦闘には向かないかもだな。

  セロが使う元素エレメント魔法マジックは効きそうだけどなぁ~~~~ 」


セロ:式神

「 ワタシの場合は加減が出来ません。

  戦闘では可能な限り、攻撃魔法を使いたくないです 」


マオ:厳蒔磨絽

「 使えよ!

  を倒す時でも使ってくれたらかっただろが!!

  オレ1人に押し付けやがってぇ~~! 」


セロ:式神

「 ──キノコン、暫くだいてい街道にのような怪異が現れないか見張りなさい。

  出没した時は倒していです 」


キノコン

かしこまりましたエリ! 」


マオ:厳蒔磨絽

「 オレを無視してはなしを進めんな! 」


 に転移召喚したのやら、現れたキノコンはだいてい街道の中間地点に茶屋を設けて見張る事にしたようだ。

 分裂したキノコンは本体の指示の元、テキパキと茶屋の建設作業を始める。

 手際がくて感心する。

 展開が早いよ……。






セロ:式神

「 ──マオ、あとはキノコンに任せて≪ 村落 ≫へ戻りましょう 」


マオ:厳蒔磨絽

「 そだな 」


キノコン

「 セロ様~~,マオ様~~、道端にモノが大量に落ちてましたエリ 」


 1体のキノコンが布袋を持って近付いてる。


マオ:厳蒔磨絽

なにが落ちてたんだ? 」


 オレは気になって駆け寄ってたキノコンに布袋を開けてもらって中身を確認してみた。


マオ:厳蒔磨絽

「 こ……これはっ──!!

  なんモノが落ちてるんだよ!? 」


セロ:式神

「 マオ、どうしました?

  なにが入ってます? 」


マオ:厳蒔磨絽

「 セ、セロは見ちゃ駄目だぁぁぁぁぁぁ!!

  こんなの見たら、セロの目が腐るよっ!! 」


セロ:式神

「 はい?

  ワタシの目は腐りませんけど? 」


マオ:厳蒔磨絽

「 と、兎に角っ!

  セロは見たら駄目だからな!! 」


セロ:式神

「 はいはい。

  キノコン、道端にはなにが落ちてました? 」


マオ:厳蒔磨絽

「 あっ、馬鹿ぁ!

  言ってる側からぁ!!

  なんでキノコンに聞くんだよ!! 」


セロ:式神

「 はぁ?

  マオが見せてくれないからでしょうに 」


キノコン

「 セロ様、落ちていたのは男の陰部でしたエリ。

  に襲われた男の人数と陰部のかずが一致してますエリ 」


マオ:厳蒔磨絽

「 キノコンも素直に言うなよ… 」


キノコン

「 セロ様の御命令は絶対ですエリ。

  セロ様へ隠し事は出来ませんエリ 」


 キノコンはキリッと真面目な顔で、ビシッと敬礼しながら言う。


マオ:厳蒔磨絽

「 …………それはそうだろうけど……。

  もういや…。

  に襲われた被害者のかずと同じ陰部……。

  なんで陰部だけが落ちてたんだろう… 」


セロ:式神

「 ワタシにも分かりません。

  怪奇ですね♪ 」


マオ:厳蒔磨絽

「 セロ……嬉しそうだな…。

  この陰部は捨てて処分してもいんじゃないかな! 」


キノコン

「 マオ様、処分ならボクにお任せくださいませエリ! 」


マオ:厳蒔磨絽

「 …………涎を垂らしながら言う事かな~~?

  さてはキノコン達で分けて合ってべるつもりだろう?

  こんなもんはべたら駄目だ!!

  陰部は駄目、禁止っ!! 」


キノコン

「 そっそんなの殺生ですエリぃ~~~~!!

  セッカンですエリぃ~~~~!!

  しい部分なんですエリぃ~~~~ 」


マオ:厳蒔磨絽

「 うわっ──、な…泣くなよ…!?

  号泣する事かよぉ~~ 」


 キノコンは涎を垂らしながら、「 エリぃ~~~~ 」って豪快に泣き出した。

 いくなんでも大袈裟過ぎやしないか?


 可愛いんだけど、キノコンが男の陰部をしそうにべる姿は想像したくない。

 可愛いんだから、陰部なんてべないでくれよぉ!!

 オレが泣きたいわ!

 キノコンは涎をぬぐう素振りも見せやしないな……。


セロ:式神

「 マオ、回収したのはキノコンです。

  摘まみいせず回収してくれたのです。

  御褒美として渡してください 」


マオ:厳蒔磨絽

「 セロぉ!? 」


セロ:式神

「 そんなモノ、遺族に渡してもいやがられるだけです。

  今更、“ 忘れ形見 ” として渡されても困る部位ですし。

  此方こちらで処分するなら、キノコンがべても問題ないです 」


マオ:厳蒔磨絽

「 だ…だけど── 」


 なんて言ってるそばからセロはオレから布袋を取り上げると、あっさりキノコンへ布袋を手渡しやがった!

 キノコンは嬉しそうに「 セロ様からの御褒美ですエリぃ♥️ 」って笑顔で喜んでいる。

 現金なキノコンだ。

 ………………なんせない。


セロ:式神

「 キノコン達への御褒美も手に入りましたし、≪ 村落 ≫へ戻りましょう 」


 こんな終わり方でいのかな……。


マオ:厳蒔磨絽

「 これで4つ目の試験候補だった依頼は片付いたんだ。

  次の依頼を決めないとだな 」


 セロが転移魔法を発動してくれる。

 依頼解決の報告と依頼書へスタンプを押して貰う為に退魔仲介所のある≪ 村落 ≫のきんぺんへ転移してもらった。

◎ 男性だけを襲い、男性の下半身を狙う “ 手蹴手蹴 ” を卑猥な妖怪にしようと思っていました。

  出来なかったので、ラストを卑猥な感じにしてみました。

  自信は無いです。

  男性読者さんから怒られそうなラストになってしまったかも?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ