✒ 怪奇! 下半身を狙うテケテケさん 3
──*──*──*── バトル中
オレは手蹴手蹴に向かって、あらゆる属性の魔法を発動させてダメージを与える。
伸びて来る腕や黒髪を刀で斬りながら、距離を取りながら死闘を繰り広げる。
手蹴手蹴は以外にも結構強い。
強力な魔法を御見舞いしてるってのに、フラ付きもしないで、再生する舌も伸ばして来る!
脇腹から生えてる気色悪い赤子達が、3体の上半身やデカい口を回復させているみたいだ。
なんて厄介なんだろう!
先ずは赤子を何とかしないと──。
赤子を焼き払う為に炎魔法を使っても赤子は焼き払えないし、氷魔法を使っても凍らせる事が出来ない。
雷魔法を使っても感電しないし、ダメージも受けてないみたいだ。
魔法が効き難いって有りかよ!!
セロに泣き付いて助けてもらいたいぐらいだ!
法術じゃないと効果がないのかな??
マオ:厳蒔磨絽
「 セロ!
見てないで手伝ってくれよ!
彼奴、強力な魔法をガンガン使ってるのに全然倒れないんだけど!! 」
セロ:式神
「 そのようですね。
赤子を消してみます? 」
マオ:厳蒔磨絽
「 〈 テフ 〉に変換するんだな?
今
セロ:式神
「 はいはい 」
セロは少し不服そうにウネウネしている無数の赤子を〈 テ
マオ:厳蒔磨絽
「 有
オレは直
やっぱりだ!
赤子が居
これなら倒せる!!
オレは双
舌を斬って、24本の腕を斬り落として、胴体から首を斬り落とす。
胴体も斬り刻
最後は跡形も無く消し炭にする為に炎
マオ:厳蒔磨絽
「 ──ふぅ~~~~。
再生出来なくしたら楽勝だったな! 」
セロ:式神
「 マオ、お疲れ様でしたね 」
マオ:厳蒔磨絽
「 全
あんな気味悪くて不気味ない手
セロ:式神
「 手
マオ:厳蒔磨絽
「 そうだと良
セロ:式神
「 心配なら、暫くキノコンに駘
マオ:厳蒔磨絽
「 そだな。
……………………あぁっ!!
キノコンに倒すの任せれば良
態
セロ:式神
「 おや、気付いてしまいました? 」
マオ:厳蒔磨絽
「 セぇロぉ~~~~!!
知ってて黙ってたなぁぁぁぁぁぁぁ!! 」
セロ:式神
「 ふふふ…。
そろそろマオも運動したい頃だと思って♪ 」
マオ:厳蒔磨絽
「 余計な御世話だよ!
あ゛ぁぁぁも゛ぉぉぉぉっっっ、無駄な事したぁぁぁぁぁぁぁ!!!! 」
セロ:式神
「 マオが使っていた魔法
にも関わらず手
マオ:厳蒔磨絽
「 うん…。
まるで何
魔法
セロが使う元素
セロ:式神
「 ワタシの場合は加減が出来ません。
戦闘では可能な限り、攻撃魔法を使いたくないです 」
マオ:厳蒔磨絽
「 使えよ!
手
オレ1人に押し付けやがってぇ~~! 」
セロ:式神
「 ──キノコン、暫く駘
出没した時は倒して良
キノコン
「 畏
マオ:厳蒔磨絽
「 オレを無視して話
何
分裂したキノコンは本体の指示の元、テキパキと茶屋の建設作業を始める。
手際が良
展開が早いよ……。
セロ:式神
「 ──マオ、後
マオ:厳蒔磨絽
「 そだな 」
キノコン
「 セロ様~~,マオ様~~、道端にこ
1体のキノコンが布袋を持って近付いて来
マオ:厳蒔磨絽
「 何
オレは気になって駆け寄って来
マオ:厳蒔磨絽
「 こ……これはっ──!!
何
セロ:式神
「 マオ、どうしました?
何
マオ:厳蒔磨絽
「 セ、セロは見ちゃ駄目だぁぁぁぁぁぁ!!
こんなの見たら、セロの目が腐るよっ!! 」
セロ:式神
「 はい?
ワタシの目は腐りませんけど? 」
マオ:厳蒔磨絽
「 と、兎に角っ!
セロは見たら駄目だからな!! 」
セロ:式神
「 はいはい。
キノコン、道端には何
マオ:厳蒔磨絽
「 あっ、馬鹿ぁ!
言ってる側からぁ!!
何
セロ:式神
「 はぁ?
マオが見せてくれないからでしょうに 」
キノコン
「 セロ様、落ちていたのは男の陰部でしたエリ。
手
マオ:厳蒔磨絽
「 キノコンも素直に言うなよ… 」
キノコン
「 セロ様の御命令は絶対ですエリ。
セロ様へ隠し事は出来ませんエリ 」
キノコンはキリッと真面目な顔で、ビシッと敬礼しながら言う。
マオ:厳蒔磨絽
「 …………それはそうだろうけど……。
もう良
手
何
セロ:式神
「 ワタシにも分かりません。
怪奇ですね♪ 」
マオ:厳蒔磨絽
「 セロ……嬉しそうだな…。
この陰部は捨てて処分しても良
キノコン
「 マオ様、処分ならボクにお任せくださいませエリ! 」
マオ:厳蒔磨絽
「 …………涎を垂らしながら言う事かな~~?
さてはキノコン達で分けて合って喰
こんなば
陰部は駄目、禁止っ!! 」
キノコン
「 そっそんなの殺生ですエリぃ~~~~!!
セッカンですエリぃ~~~~!!
美
マオ:厳蒔磨絽
「 うわっ──、な…泣くなよ…!?
号泣する事かよぉ~~ 」
キノコンは涎を垂らしながら、「 エリぃ~~~~ 」って豪快に泣き出した。
幾
可愛いんだけど、キノコンが男の陰部を美
可愛いんだから、陰部なんて喰
オレが泣きたいわ!
キノコンは涎を拭
セロ:式神
「 マオ、回収したのはキノコンです。
摘まみ喰
御褒美として渡してください 」
マオ:厳蒔磨絽
「 セロぉ!? 」
セロ:式神
「 そんなモノ、遺族に渡しても嫌
今更、“ 忘れ形見 ” として渡されても困る部位ですし。
此方
マオ:厳蒔磨絽
「 だ…だけど── 」
なんて言ってる側
キノコンは嬉しそうに「 セロ様からの御褒美ですエリぃ♥️ 」って笑顔で喜んでいる。
現金なキノコンだ。
………………何
セロ:式神
「 キノコン達への御褒美も手に入りましたし、≪ 村落 ≫へ戻りましょう 」
こんな終わり方で良
マオ:厳蒔磨絽
「 これで4つ目の試験候補だった依頼は片付いたんだ。
次の依頼を決めないとだな 」
セロが転移魔法を発動してくれる。
依頼解決の報告と依頼書へスタンプを押して貰う為に退魔仲介所のある≪ 村落 ≫の近
◎ 男性だけを襲い、男性の下半身を狙う “ 手蹴手蹴 ” を卑猥な妖怪にしようと思っていました。
出来なかったので、ラストを卑猥な感じにしてみました。
自信は無いです。
男性読者さんから怒られそうなラストになってしまったかも?




