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☀「 セロ 」もしも、マオとセロフィートが退魔師になったら……。  作者: 雪*苺
一二〇日目 【 続・試験候補依頼の依頼 】
79/169

✒ カチカチ山の原因解明に挑め! 4


──*──*──*── 翌日


──*──*──*── 部落


──*──*──*── 退魔仲介所


 山小屋でキノコンが作ってくれたあさを食べ終えたら、セロが転移魔法で≪ 部落 ≫の近辺に転移してくれた。

 ≪ 部落 ≫へ入ったら寄り道せず、退魔仲介所へ向かった。


 退魔仲介所に入ったら、受け付けで以下略────。

 受付人へ受けた依頼を無事に解決させる事が出来た事を報告したら、カチカチと鳴る原因がなんだったのかも詳しく報告した。

 さんちゅうで見付けたボロボロの山小屋を建て直して、式神のキノコンに管理させる事も報告した。

 ほんの事を言えないから【 妖魔が≪ 部落 ≫に降りてないようにさんちゅうの巡回をさせる為に残してた 】って嘘をいた。


 受付人に依頼書を出すと、こころよくスタンプを押してもらえた。

 依頼終了だ!


マオ:厳蒔磨絽

「 やったぁ!

  2件目の依頼も完了~~!

  早速、次の依頼を解決に行こう! 」


セロ:式神

「 その前に採取したモノを部落長へ渡しに行きましょう 」


マオ:厳蒔磨絽

「 そうだったな!

  受付人さん、この中で退魔仲介所に必要な薬草ハーブや野草はある? 」


受付人

「 う~~~ん、ミツズそう,カチラの,モックンそう,ツチヨモメの花──かな。

  貰っていのかい? 」


マオ:厳蒔磨絽

「 うん。

  さんちゅうに入れず、薬草ハーブや野草の採取もに出来なくて困ってたんだよね?

  少しは役に立てたかな? 」


受付人

「 少しどころか、おおだすかりだよ!

  がとう 」


マオ:厳蒔磨絽

「 そうだ!

  退魔仲介所にキノコンを1体、置いて行っても言いかな?

  山へ入りたい部落民がたら、キノコンに護衛を頼むといよ。

  分裂が出来るから周辺の見回りも出来るし、妖魔も倒せちゃうからな! 」


受付人

いのかい?

  それは此方こちらとしても助かるよ。

  退魔師も人手不足でなか(なか)依頼を受けてもらえないから困っていたんだ 」


セロ:式神

「 ──キノコン、山小屋の管理を任せているキノコンと連携し、退魔仲介所の御手伝いをするように 」


マオ:厳蒔磨絽

「 キノコン、頼りにしてるからな! 」


キノコン

「 お任せくださいませエリ!

  退魔仲介所の御手伝い、頑張りますエリ 」


 キノコンは()しくキリッとした表情でビシッと敬礼をしてくれる。

 張り切ってるな~~。

 “ 退魔仲介所の御手伝い ” はフリだ。

 しんの目的は別にあるみたいだけど、セロもキノコンもオレには教えてくれない。


 退魔仲介所を乗っ取ろうなんて考えてないよな?

 セロなら退魔仲介所を牛耳っていろ(いろ)な気もするけど…。

 部落民達の助けになるなら、別にいっか。


 退魔仲介所に住み込む事になったキノコンと受付人に別れの挨拶をしたら、退魔仲介所を出て部落長の長屋へ向かった。

 部落長にも退魔仲介所にキノコンが御世話になる事と山へ入る時はキノコンを護衛を頼める事を話さないとな。






マオ:厳蒔磨絽

「 部落長、喜んでくれてかった~~。

  動物とけもの死体(抜け殻)は部落民達で手分けして解体するって張り切ってたし、『 数年振りに安心して冬を迎えられる 』って言ってたな 」


セロ:式神

い感じにキノコンへ依存してくれそうですね♪ 」


マオ:厳蒔磨絽

「 ははは……そだな…。

  部落民をキノコンに依存させてつもりだよ? 」


セロ:式神

だ内緒です♪ 」


マオ:厳蒔磨絽

「 酷い事しないならいんだけど… 」


セロ:式神

「 マオ、次はの依頼を受けます? 」


マオ:厳蒔磨絽

「 う~~ん……、これはどうかな?

  【 夜がても眠れないから、眠れるようにしてほしい。

  不眠ののろいを掛けた妖魔を倒してほしい── 】だってさ 」


セロ:式神

「 不眠が続く≪ 集落 ≫ですか。

  これも面白そうな依頼です 」


 マオ:厳蒔磨絽

「 眠れないのはつらいよな…。

  1番に受けた方がかったかな? 」


セロ:式神

「 退魔師試験には選ばれなかった候補依頼です。

  気にする事ないです。

  キノコンが纏めてくれた資料を読んでも、集落民全員が不眠に悩んでいる訳ではないようですし 」


マオ:厳蒔磨絽

「 そうなんだ?

  重要度は低いって事かな??

  試験に選ばれる基準が分からないからなんとも言えないけど… 」


セロ:式神

「 行きます? 」


マオ:厳蒔磨絽

「 うん。

  さっさと解決してあげよう! 」


 部落民達から感謝の御礼を受けながら、見送られたセロとオレは≪ 部落 ≫を出た。

 セロが依頼書に書かれている不眠に悩んでいる依頼主が暮らしている≪ 集落 ≫へ転移魔法を発動させた。

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