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☀「 セロ 」もしも、マオとセロフィートが退魔師になったら……。  作者: 雪*苺
      【 試験依頼候補の依頼 】
73/169

✒ 尻小玉を抜く妖かしの正体 3


マオ:厳蒔磨絽

「 セロ!

  なんで、あんな事を言ったんだよ! 」 


セロ:式神

「 はて?

  あんな事…です? 」


マオ:厳蒔磨絽

「 『 池からあやかしを追い出すのも退治するのもさとおさ達の勝手にすればい 』って言った事だよ!

  ほんあやかしが退治されちゃったら、どうすんだよ! 」


セロ:式神

「 知った事ですか。

  マオ、依頼人であるさとおさに喧嘩腰になるのはくなかったです。

  陰陽師も退魔師も “ 人間の味方 ” という立ち位置を前提としてはなしをするものです。

  あやかしをかばうような発言は避けなければなりません。

  思う事は()あるでしょうし、腹の立つ事も飲み込めない事も言われるでしょう。

  抵抗して言い返すと低評価を付けられます。

  依頼人へ喧嘩腰に話すのは今回限りにしましょう 」


マオ:厳蒔磨絽

「 …………だって…あんまりじゃないかよ……。

  ≪ 里 ≫が出来る前から池をにして暮らしていたあやかしが──、身勝手な人間の都合で池ら追い出されるかも知れないんだぞ!!

  したらほかの陰陽師か退魔師に退治されちゃうよ!!

  あんまりだよ……。

  ながねん暮らしてた家をあとからた人間達に奪われるなんて……。

  いくなんでもひどいじゃないか!

  相手があやかしだからって、許される事じゃないだろ!!

  こんな事がまかとおっていわけないっ! 」


セロ:式神

「 それがまかとおるのが人間社会です。

  人間が先住民を追い出し、を奪い住み着く事は遥か昔から行われている事です。

  人間は “ 与える ” よりも “ じゃく()しゃ(しゃ)から奪う ” 事で生き残ってた種族です。

  自然界では弱肉強食と言いますね 」


マオ:厳蒔磨絽

「 弱肉強食のわくを、はみしてるだろがっ!

  オレ……あやかしを助けたい!

  セロが綺麗にした池を里人達に渡したくない!

  好き勝手に使わせたくない!!

  なんとかして、あやかしを助けてよ!! 」


セロ:式神

あやかしを助ける行為は、陰陽師としても退魔師としても失格です 」


マオ:厳蒔磨絽

「 そうだな。

  だけど──、それがどうした!

  人間から理不尽にを追われて奪われようとしてるあやかしを放っておけるかよ!

  オレは理不尽にしいたげられるじゃくしゃの味方、マオ・ユーグナルだぞ! 」


セロ:式神

「( あははははっ!!

   いいねぇ~~、やっぱりマオは面白い子だ!

   まったく……マオとと退屈しない! )」


マオ:厳蒔磨絽

「 セロ…………やっぱり、無理かな? 」


セロ:式神

「 さっきの威勢のさはどうしました?

  先ずはあやかしに事情を話してみるとしましょう。

  あやかしが望むなら、開拓中の敷地内へ池を転移させます 」


マオ:厳蒔磨絽

「 セロ!

  がとう! 」


セロ:式神

「 あくまでも、あやかしの決断を尊重します。

  強制はしません。

  あやかしがこばんだら諦めてください。

  いですね 」


マオ:厳蒔磨絽

「 うん……分かったよ…… 」


セロ:式神

「 池へ行きましょう 」


 セロに手を握られて、さとおさの長屋の前から離れる。

 頭に血がのぼっていたから気付かなかった。

 大声でセロと話してたから、さとおさにも聞こえていたかも知れない。

 やっちゃったな……。


 セロに言われるとおり、今回の評価は低いかも知れない。

 だけど、それでも構わない。

 つみのない……って言ったら語弊があるけど──、前科持ちではあるけど、池をにしてるあやかしのいのちを助けられるなら、人間からの評価が低いぐらいなんだってんだ!!

 こう評価なんかよりもとおといのちを助ける事の方が、大事に決まってるじゃないか!!

 オレは──、間違った事なんてしてない!!

 ………………多分な!






──*──*──*── 池


マオ:厳蒔磨絽

「 セロ──、どうやってあやかしに事情を話すんだ? 」


セロ:式神

「 キノコンに任せます。

  恥ずかしがり屋さんなあやかしが池から顔を出すのはそう(そう)ないでしょうからね 」


マオ:厳蒔磨絽

「 キノコンって怪物モンスターだろ。

  怪物モンスターと会話が出来るのは分かるけどさ、あやかしと対話が出来るのか?

  初耳だよ… 」


セロ:式神

「 キノコンはワタシが品種改良した怪物モンスターですよ。

  可能です 」


マオ:厳蒔磨絽

「 相変わらずキノコンをいじくりまくってるんだな… 」


 セロは転移魔法を発動する。

 魔法マジカルサークルから別のキノコンが現れた。


キノコン

なんなりと、お申し付けくださいませエリ! 」


 キノコンはセロに向かって、ビシッと敬礼している。

 キノコンって敬礼が好きなのかな?

 いや……、じつはセロがさせてるのか??

 可愛いからいけどなぁ~~(////)


セロ:式神

「 お前には、この池をにしているあやかしに── 」


 セロがキノコンにあやかしに話す内容を伝えている。

 セロの説明を聞いているキノコンの百面相が可愛いんだがwwwwww(////)

 表情がコロコロ変わるなんて、感情移入が凄いな。

 感受性が強いキノコンなのかな?


セロ:式神

「 ──では、任せましたよ 」


キノコン

「 了解しましたエリ!

  お任せくださいませエリ!

  行って参りますエリ! 」


 元気に返事をしたキノコンは、ドボンッ──と池の中へ入って行った。

 キノコ怪物モンスターなのに泳ぎがいな~~。


セロ:式神

「 暫く待っていましょう。

  ひるにするとしましょう 」


マオ:厳蒔磨絽

「 う、うん 」


 セロはテーブルと椅子を〈 (原質)(みなもと) 〉で構成させた。

 テーブルの上にはしそうな和菓子と急須,湯呑みが置かれている。


セロ:式神

「 マオ、座ってください 」


マオ:厳蒔磨絽

「 うん(////)

  和菓子なんて久し振りに食べるよな。

  ≪ にっぽんこく ≫以来かな? 」


セロ:式神

なつかしいでしょう? 」


マオ:厳蒔磨絽

「 和菓子専門店も飲食店に入れてもいよな~~ 」


セロ:式神

「 好きにしてください 」


 キノコンが戻ってる迄のあいだ、セロと一緒に池の近くでひるを始める。

 ひるって言うより、15時のティースイーツタイムだけどなぁ~~。

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