⭕ 退魔師試験を受けよう 8
──*──*──*── 退魔仲介所
飲食店で昼食を終えて、退魔仲介所へ向かった。
退魔仲介所に到着したら、受け付けで名簿に名前を書いて、理由も簡単に書く。
試験用の依頼書を受付人へ提出すると驚かれた。
受付人
「 ──うん?
依頼場所の≪ 村落 ≫へは昨日向かったんじゃなかったかい?
忘れ物かな?? 」
マオ:厳蒔磨絽
「 ううん。
向こうの退魔仲介所にスタンプを2つ押してもらってるよ。
依頼は解決させて戻って来たんだ 」
受付人
「 『 依頼を解決させた 』って──、未だ≪ 村落 ≫へ向かってる途中の筈…… 」
マオ:厳蒔磨絽
「 えと……セロに運んでもらったんだ!
抱っこしてもらってさ、ピューーーンって≪ 村落 ≫迄さ!
式神だからね! 」
受付人
「 …………あ、あぁ……そう言えば、君は陰陽師だったか。
陰陽師なら有り得るか…。
生憎と評価は未だ届いてないんだ。
最低でも往復で8日は掛かるし、≪ 村落 ≫に到着した翌日から情報収集を始めて、廃寺院の依頼を解決させるのに最低でも3日は掛かると踏んでいたからね。
順調に進んでも≪ 平安京 ≫へ戻って来るのは2週間後と見ていたから……。
悪いんだけど、12日間は待っててもらわないといけないかな… 」
マオ:厳蒔磨絽
「 …………そう、なんだ……。
もっとゆっくりして来れば良かったな… 」
受付人
「 そうだなぁ……。
よし、それなら退魔試験の延長で試しに他依頼も受けてみるかい? 」
マオ:厳蒔磨絽
「 えっ?
良いの? 」
受付人
「 君は厳蒔弓弦様の妹さんだろ?
腕の立つ陰陽師みたいし、特例にしても大丈夫だと判断するよ。
試験候補に上がっていた依頼は他にもあったんだ。
評価が届く迄の間、試験候補に上がっていた依頼に挑んでみるかい? 」
マオ:厳蒔磨絽
「 ──やってみたい!
12日も何もしないで待ってるのも嫌だし!
セロ、良いかな? 」
セロ:式神
「 マオの望むままに… 」
マオ:厳蒔磨絽
「 有り難な、セロ。
何れから受けよう? 」
受付人
「 依頼書は全部持って行って良いよ。
出来るのだけで良いからね 」
マオ:厳蒔磨絽
「 うん!
──依頼書が8枚もある!
早速、依頼を解決に行こう! 」
セロ:式神
「 仰せのままに… 」
受付人から8枚の依頼書を受け取ったら、セロと一緒に退魔仲介所を出た。
依頼書の内容は何れもが妖魔退治依頼みたいだ。
マオ:厳蒔磨絽
「 これって全部、北側にある≪ 集落 ≫≪ 村落 ≫≪ 里 ≫からの依頼になるんだよな?
妖魔被害って結構あるんだな… 」
セロ:式神
「 どの依頼から受けます? 」
マオ:厳蒔磨絽
「 日付が古いのから受けようか。
最初は──≪ 里 ≫の依頼になるかな。
えぇと……【 池に妖かしが住み着いたらしく、子供が襲われている。
尻小玉を抜き取られて意識が戻らない。
妖かしを退治して、抜き取られた尻小玉を取り返して、子供達を助けてほしい 】だってさ。
尻小玉って何だろうな?
何かさ……ばっちい響きなんだけど… 」
セロ:式神
「 現地へ行き、池を見てみましょう 」
マオ:厳蒔磨絽
「 そだな!
よし、じゃあ≪ 里 ≫へ出発だ! 」
セロが転移魔法を発動してくれるから、依頼書に書かれている≪ 里 ≫へは一瞬で到着だ!
時間を短縮出来るから、8件の依頼も予定より早く解決させられるかも知れないぞ!




