⭕ 退魔師試験を受けよう 7
──*──*──*── 飲食店
《 北地区 》にある数少ない飲食店の中の1店に入って、空いている席に座る。
昼食を頼むけど、お客が料理を選べないみたいだ。
提供する料理は既に決まっているらしい。
メニュー表らしい物も置かれてないし、御世辞にも飲食店とも思えないけど、これが平民達が利用している飲食店の現状みたいだ。
≪ 大陸 ≫にある飲食店とは雲泥の差過ぎるよ…。
マオ:厳蒔磨絽
「 セロ、オレさぁ──、飯テロしたい 」
セロ:式神
「 はい?
飯テロ…です? 」
マオ:厳蒔磨絽
「 うん…。
飲食店で美味しい料理が食べれないなんて嫌だよ…。
屋敷に帰って食べれば良いだろうけどさ、一々帰るのも嫌だし… 」
セロ:式神
「 新しい飲食店でも開店します? 」
マオ:厳蒔磨絽
「 今ある飲食店を買い取って、キノコンに料理を作ってもらうんだ!
店員を〈 器人形 〉にすれば、人件費は掛からないだろ? 」
セロ:式神
「 分かりました。
マオの為に徐々に飲食店を買い取りましょう。
改装して飯テロとやらをするとしましょうか 」
マオ:厳蒔磨絽
「 セロぉ~~~!
有り難な!
蕎麦専門店,うどん専門店,ラーメン専門店,丼専門店,おにぎり専門店,寿司専門店は絶対に欲しいよな! 」
セロ:式神
「 日本食ばかりですね。
日本食が気に入りました? 」
マオ:厳蒔磨絽
「 まぁな!
≪ 平安京 ≫には日本食が合うんじゃないかな?
平民が利用する店だし、安い値段で料理を提供したいよな!
人件費が掛からない分、安く出来るだろ? 」
セロ:式神
「 はいはい。
マオの望むままにするとしましょう 」
運ばれて来た料理を前にして、オレはガックリと両肩を落とした。
平民にもピン ~ キリまで居るだろう。
飲食店で料理を食べれる平民は、未だ裕福な方なんだろうけど──、出される料理には全く以て期待は出来ないし、食欲もそそられやしない。
調味料らしい調味料も無くて、味気無い料理しか出されない。
こんなのを “ 料理 ” って言って良い訳がない!!
身体にも悪い!
オレは身体に良い料理を食べたいんだ!
マオ:厳蒔磨絽
「 ところでさ──、ミカトさんって何で弓弦さんの妻になりたがるんだ?
初対面って朝だったよな? 」
セロ:式神
「 眠っている弓弦さんの寝顔を舐めるように見詰ながら涎を垂らしてました。
『 子宮がキュンキュンする 』とか言ってましたね 」
マオ:厳蒔磨絽
「 子宮ぅ?
子宮ってキュンキュンすんの? 」
セロ:式神
「 さて……。
気になるなら女性で実験してみます? 」
マオ:厳蒔磨絽
「 すんな!
そんな物騒な実験しなくて良いよ! 」
セロ:式神
「 マオを見て涎を垂らしていたら、天女の力を奪って、可愛い〈 合成獣 〉の玩具にしてました 」
マオ:厳蒔磨絽
「 …………恐い事を言うなよぉ… 」
セロ:式神
「 君はワタシだけのマオです。
例外はないです 」
弓弦さんがセロの被害に遭わないように気を付けないとだぁぁぁぁぁ!!
マオ:厳蒔磨絽
「 ──っていうかさ、天女の力って奪えるもんなのか? 」
セロ:式神
「 古代魔法を応用すれば大抵の事は出来ます 」
マオ:厳蒔磨絽
「 “ 天女から力を奪える ” って事は、ミカトさんに言わない方が良いかもな。
セロとの溝が余計に深まっちゃうよ… 」
セロ:式神
「 ワタシは構いませんけど? 」
マオ:厳蒔磨絽
「 オレが構うの!
──ミカトさん、眠ってる無防備な弓弦さんに欲情しちゃったのかな? 」
セロ:式神
「 玄武さんとワタシが居なければ、眠っている弓弦さんの下腹部に股がり、子作りを始めていたかも知れませんね 」
マオ:厳蒔磨絽
「 マジかよ……。
天女って怖い……!! 」
セロ:式神
「 ミカトさんの体液が弓弦さんの体内へ入ると大変な事態を招く所でした。
何事も起きず、良かったです 」
マオ:厳蒔磨絽
「 えっ──、何だよ。
どゆこと?? 」
セロ:式神
「 マオ、箸が進んでませんよ。
料理が減ってません。
残さず食べてください 」
マオ:厳蒔磨絽
「 ………………そだったな~~~…… 」
オレは今、美味しくない料理を残さず食べないといけない試練に挑まないといけないんだった!!
気は進まないけど…………お残しする訳にはいかないからな。
頑張って、食べ切ってみせるぞ!!




