表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
☀「 セロ 」もしも、マオとセロフィートが退魔師になったら……。  作者: 雪*苺
一一八日目 【 Goto 退魔師試験 】
64/169

✒ 退魔師試験を受けよう 2


──*──*──*── 村落


 歩いて移動したら最低でも4日は掛かる≪ 村落 ≫に到着した。

 「 歩いて移動したのか 」って?

 まさか!

 セロの転移魔法で一瞬だよ!

 転移魔法って、ガチで便利ぃ~~♪


マオ

「 先ずは≪ 村落 ≫の中にある退魔仲介所に寄るんだったよな 」


セロフィート

「 依頼書を見せるのを忘れないようにしてください 」


マオ

「 そうだったな 」


 セロと一緒に≪ 村落 ≫の中へ入って、退魔仲介所へ立ち寄った。


──*──*──*── 退魔仲介所


 ≪ 村落 ≫の中にある唯一の退魔仲介所だから、そんなに退魔師はないと思っていたけど、意外にた。

 受け付けに行って、名簿に名前を記入して、立ち寄った理由を簡潔に書く。

 受付人に退魔仲介所本部で貰った依頼書を見せると、「 きみも試験者なんだね 」って言われて “ 試験承認 ” のスタンプが押された。

 試験承認スタンプを押された日にち ~ 依頼達成のスタンプを押された日にちが1週間(7日間)以内ならセーフって事らしい。


 ちなみに退魔仲介所にる退魔師達の半数はオレと同様、廃寺院の妖魔を退治する依頼を受けて集まった試験者らしい。

 試験依頼を受ける退魔師が被ったりするのはくある事なんだとか。

 試験依頼を解決させるのは早いもん順みたいだ。

 ライバルが多いから、俄然やる気が出てたぞ!


マオ:厳蒔磨絽

「 よぉ~~し!

  早速、事情聴──じゃなくて、情報収集しよう! 」


受付人

一寸ちょっときみ──、情報収集する前に宿屋に寄りなよ。

  ≪ 村落 ≫の中で野宿や野営は出来ないからね! 」


マオ:厳蒔磨絽

「 えっ──、そうなんだ。

  教えてくれてがとう!

  セロ──、先ずは宿屋だってさ 」


セロ:式神

「 行きましょう 」


 親切な受付人に御礼を言って退魔仲介所を出たら、≪ 村落 ≫の中に唯一の宿屋へ向かった。






──*──*──*── 情報収集中


 宿屋で宿泊する手続きを終えたら、村人達に廃寺院や廃寺院に住み着いている妖魔について情報収集を始めた。

 村人達は世間話が好きなのか、此方こっちが欲しがる情報をなか(なか)教えてはくれない。

 くだらな──いや、どぅでもえぇような世間話に相槌を打ちながら聞いたり、村人の困り事を代わりに解決してあげたり、頼み事を聞いて代わりにしてあげたりして、なんとか欲しい情報を集めた。


 村人達から情報収集するのって、意外と大変な作業なんだな…。 

 もっとと教えてもらえて簡単なものだと勝手に思っていたのに大間違いだった。


マオ:厳蒔磨絽

「 えぇと……集まった情報を纏めてみようか。

  ──寺院は約10年前から廃寺院になってる。

  ──廃寺院になってから妖魔が住み着き始めた。

  ──妖魔が住み着き始めてから約8年は経っている。

  ──妖魔が住み着ついてから神隠しが頻繁に起きていた。

  ──神隠しは妖魔の仕業なんじゃないかと誰かが言い始めた。

  ──妖魔の正体は天狗なんじゃないか?

  ──約10年のあいだに退魔師や陰陽師がなんにんも廃寺院に行っては妖魔退治を出来ずに戻ってていた。

  …………重要そうな情報はだい、集まってるよな。

  妖魔退治をする為に、退魔師や陰陽師がてるのに退治が出来ずに戻っててるんだよな?

  廃寺院に住み着いてる妖魔は、それだけごわい妖魔なのかな? 」


セロ:式神

「 さて、どうでしょう。

  だ日が高いですし、廃寺院へ行ってみます? 」


マオ:厳蒔磨絽

「 そだな。

  “ 依頼解決は早いもん順 ” って言ってたもんな。

  どんな廃寺院かも見ときたいし、行ってみよう! 」


セロ:式神

「 ≪ 村落 ≫を出たら廃寺院へ転移します 」


マオ:厳蒔磨絽

「 うん。

  頼むよ、セロ 」


 ≪ 村落 ≫には村人に話し掛けて情報収集をしている退魔師が結構て、苦戦してるみたいだ。

 そんな退魔師達をしりにして、オレはセロと一緒に≪ 村落 ≫を出た。

 ≪ 村落 ≫から少し離れてからセロが転移魔法を発動してくれた。


──*──*──*── 廃寺院


 廃寺院の前に転移してくれたと思ったら、目の前には長い石階段があった。


マオ:厳蒔磨絽

「 ──どゆこと??

  なんで階段が目の前にあるんだ?? 」


セロ:式神

「 階段を上がった先が廃寺院です 」


マオ:厳蒔磨絽

「 ……………………うん?

  だったら、階段の上に転移したらいんじゃないのか? 」


セロ:式神

「 折角ですし、階段を上がって廃寺院へ行きましょう 」


マオ:厳蒔磨絽

なんでだよぉ!!

  すっ飛ばせよぉ!!

  この階段──、結構な長さじゃないのか?

  階段を上がったらヘトヘトで妖魔と戦えないよ… 」


セロ:式神

「 いざとなれば、ワタシが妖魔を〈 (原質)(みなもと) 〉へ変換します。

  大丈夫です 」


マオ:厳蒔磨絽

「 マジかよぉ~~~~。

  こんなの明らかにいやがらせじゃないかよぉ!! 」


セロ:式神

「 階段を上がりながら、足の筋力を付けましょう 」


マオ:厳蒔磨絽

「 …………両足に足枷になる重りは付けないからな! 」


セロ:式神

「 折角、用意しようと思ったのに… 」


マオ:厳蒔磨絽

「 余計な事、すんなぁ~~~~!! 」


 ワザと階段の下に転移をしたセロに文句を言いながら、オレは長い石階段を上がる事になった。

 セロの “ こうゆう悪戯心 ” は好きになれないんだよな!!

 もうっ!!!!( *`Д´ )ノ彡

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ