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☀「 セロ 」もしも、マオとセロフィートが退魔師になったら……。  作者: 雪*苺
一一八日目 【 Goto 退魔師試験 】
63/169

✒ 退魔師試験を受けよう 1


──*──*──*── 2週間後


──*──*──*── 北地区


 づるさんに案内してもらって、《 北地区 》にある退魔仲介所へ案内してもらう。

 なんで、1週間も延びたのかと言うと、式神セロとオレの〈 うつわ()にん(ニン)ぎょう() 〉が陰陽院から帰宅したのが昨日だったからだ。


 陰陽院へ出向いて、陰陽師試験に合格した者にだけ与えられる “ 陰陽師のあかし ” を貰ってるだけの予定だったのに、どうやらでは済まなかったらしい。

 あっちはあっちでなんいろ(いろ)と厄介な問題が起きたり、陰陽師の先輩達から厄介事や面倒事を押し付けられたりしていたらしいから、セロの言うとおりにして〈 うつわ()にん(ニン)ぎょう() 〉に行かせて正解だった。

 なにせ2週間も陰陽院から出してもらえない事態になるなんて、当時は想像も付かなかったもんな!


 身代わり〈 うつわ()にん(ニン)ぎょう() 〉のお蔭で、無事に “ 陰陽師のあかし ” を手に入れる事が出来たから、本来の目的を達成させる為に《 北地区 》にある退魔仲介所本部へ向かう事にしたんだ!


 づるさんに案内してもらうんだから当然の事──、らいの弓をしろにしているげんさんも付いてる。

 てんにょのミカトさんはと言えば、しゅてんどうじに見付かるのがいやなのか、屋敷の中でダラダラと過ごしている。

 2週間もっちゃ生活をしてるのに、まったく太る気配がない。

 てんにょが太らないのはほんらしい。


──*──*──*── 退魔仲介所・本部


厳蒔弓弦

「 ──着いたぞ。

  が退魔仲介所の本部だ 」


マオ

が……意外と小さい建物だね。

  “ 本部 ” って言うぐらいだから、もっと大きくて立派なのかと思ったよ 」


厳蒔弓弦

「 あまり立派な外観をしていると、陰陽師から抗議がるらしくてな、支部のようにしているんだ 」


マオ

「 へ…へぇ……。

  陰陽師って意外と口煩いんだ? 」


厳蒔弓弦

「 中は割りと広いぞ 」


 づるさんのあとを付いて仲介所本部の中へ入ると、たしかに中は意外にも広かった。

 づるさんは受け付けにる人に話し掛けてくれる。

 退魔師試験を受けれるように手続きのはなしをしてくれているみたいだ。


厳蒔弓弦

「 ──マオ、退魔師試験の手続きをしてくれ 」


マオ

「 うん 」


 受け付けの前に立ったオレは、づるさんに教えてもらいながら退魔師試験の手続きを終えた。

 手続きが終わると、受付人から試験となる依頼が3つ出された。

 どうやら3つの依頼の中から1つ選んで受けるらしい。


 どの依頼も妖魔を退治しないといけない依頼内容みたいだ。

 たしかにセロがてくれないと、妖魔を倒せないオレ1人では合格する事なんて出来やしない。


マオ:厳蒔磨絽

「 う~~ん……どの依頼がいかな…。

  セロ──、どの依頼を受けたらいと思う? 」


セロ:式神

の依頼を受けても大丈夫です。

  妖魔は式神のワタシが倒しますし 」


マオ:厳蒔磨絽

「 うん…まぁ、そうなんだけど…… 」


セロ:式神

いて言うなら──、この廃寺院に住み着いた妖魔退治の依頼でしょうか 」


マオ:厳蒔磨絽

「 廃寺院…。

  なんか……にも──って感じだよな。

  妖魔じゃなくて盗賊や山賊だったりして? 」


セロ:式神

「 有り得る話です。

  受けます? 」


マオ:厳蒔磨絽

「 そうだな。

  じゃあ、この──廃寺院に住み着いた妖魔退治の依頼を受けます 」


受付人

「 はいよ。

  なら、試験開始だ。

  試験期限は1週間だ。

  廃寺院の近くに≪ 村落 ≫があるから、先ずは退魔仲介所に顔を出して、依頼を見せるように!

  依頼解決も≪ 村落 ≫の退魔仲介所に依頼書を見せて、依頼を解決させた事を伝えてから戻ってるようにな 」


マオ:厳蒔磨絽

「 はい。

  ──セロ、初めての退魔師としての依頼だな!

  どんな妖魔とくわすのか、ワクワクするよ! 」


セロ:式神

「 妖魔ならいですね 」


マオ:厳蒔磨絽

なんだよ、セロ…。

  セロは妖魔じゃない可能性の方が高いと思ってるのか? 」


セロ:式神

「 そんな事ないです 」


マオ:厳蒔磨絽

ほんかぁ~~ 」


厳蒔弓弦

「 マオ,セロ──、私が同行出来るのは迄だ。

  こう評価で合格出来るよう応援している。

  しっかりな。

  失敗してもぐ次の依頼を受ける事は出来るから、安心するとい 」


マオ:厳蒔磨絽

「 1年後とか待たなくていんだ!

  よぉ~~し!

  セロ、気合入れて試験に挑もうな! 」


セロ:式神

「 はいはい。

  マオは指示を出すだけですけどね 」


マオ:厳蒔磨絽

「 セぇロぉ~~~ 」


セロ:式神

「 ふふふ(////)

  行きましょうか。

  廃寺院の近くにある≪ 村落 ≫を目指して── 」


マオ:厳蒔磨絽

「 だな!

  ≪ 村落 ≫に着いたら、村人達に事情聴取をしないとな!

  調査のかなめだ! 」


セロ:式神

「 事情聴取ではなく、情報収集です 」


マオ:厳蒔磨絽

「 ………………こ、言葉が違うだけで、する事はてるだろ!(////)」


セロ:式神

「 違います。

  事情聴取にているのは尋問です。

  事情聴取と尋問は紙一重ですし 」


マオ:厳蒔磨絽

「 そうだっけ?

  セロのする尋問は拷問寄りだけどな! 」


セロ:式神

「 酷いです。

  尋問と拷問を一緒にしないでください。

  拷問器具を使わない拷問を “ 拷問 ” とは言いません 」


マオ:厳蒔磨絽

く言うよ…… 」


 迄も仲介所で立ち話をしている訳にも行かないから、づるさんとげんさんに「 行ってます! 」って言って、セロと一緒に退魔仲介所本部を出た。


 づるさんも簡単な依頼を受けて、げんさんに妖魔との戦闘に慣れてもらう予定みたいだ。

 げんさんが使えるほうじゅつなに属性なんだろう??

 聞くの忘れちゃったな~~。

◎ 訂正しました。

  以外と ─→ 意外と

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