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✒ 遊廓亭で合格祝い 3


 足付きの碁盤を挟んでづるさんに囲碁を教わる。

 埃は被ってないけど、黒ずんだシミが染み付いているぎたない碁盤を使えるづるさんの神経の図太さには感服する。

 囲碁をたしなむ人達ってみんなこんな感じで神経が図太いのかな??


厳蒔弓弦

「 ──マオはなか(なか)筋がいな 」


マオ

「 そうかな?

  に置いたら良いのか分からないから適当に置いてるだけなんだけど…… 」


厳蒔弓弦

「 使う範囲が狭い事もあるだろうが、マオは直感力が冴えていて優れているのだろうな。

  碁石の持ち方は慣れだが、打ち場所はじょう(じょう)だ 」


マオ

「 ルールとかサッパリ分からないけど、相手の碁石を挟んで沢山取った方の勝ちなんだよね?

  オセロよりむずかしいな~~ 」


厳蒔弓弦

「 おせろ??

  さっきも言っていたな。

  マオの故郷にある遊びか? 」


マオ

「 ん~~、オレの故郷には無い遊びだよ。

  この≪ しまぐに ≫にる前にもほかの≪ しまぐに ≫にも立ち寄って滞在していた事があるんだ 」


厳蒔弓弦

「 ほう?

  ほかの≪ しまぐに ≫が在るのか? 」


マオ

「 うん!

  ≪ しまぐに ≫も沢山あるけど、≪ 大陸 ≫も沢山あるんだよ。

  オセロは≪ にっぽんこく ≫── ほんこくだったかな?? ──に滞在していた時に知った卓上ゲームなんだ。

  プロを決める大会もあるぐらい有名なゲームだったよ。

  囲碁みたいに黒と白の石を使うんだ。

  “ 石 ” って呼ばれているけど──、コインみたいな形をしていて、裏が黒で表が白になってて、裏返して使うんだよ。

  いろ(いろ)とルールはあるみたいだけど、見よう見真似でセロと打ってたよ。

  1度も勝てた事が無いけどな…… 」


厳蒔弓弦

「 碁石でも出来そうか? 」


マオ

「 う~~ん……出来ない事はないと思うよ。

  ただ……碁盤のマスは小さいし、碁石だと引っくり返せないから──、黒を白い碁石に変えたり、白を黒い碁石に変えたりする手間が増えるから面倒かも……。

  セロに頼めばオセロを出してくれると思うよ 」


厳蒔弓弦

「 そうか。

  異国の遊びを体験してみたいものだ。

  マオ、セロに頼んでくれるか?

  私に “ おせろ ” とやらを教えてくれないか? 」


マオ

「 うん、勿論だよ!

  詳しいルールはく知らないけど、遊び方は知ってるから教えられるよ。

  囲碁の教え方がじょうづるさんなら、ぐに覚えられると思うし、セロの相手になるかも!

  オレは瞬殺されちゃって勝負にすらならないからさ…… 」


厳蒔弓弦

「 セロはそんなに強いのか? 」


マオ

「 めちゃんこ強いよ。

  勝負に関してはなんでも強いかな~~。

  セロなら囲碁もぐに覚えちゃえるだろうから、ぐ出来ると思うし。

  そうだ!

  づるさん、セロに囲碁を教えてよ!

  そんでさ、セロと勝負してみてよ!

  い勝負が出来ると思うんだ! 」


厳蒔弓弦

「 セロと対局か…。

  面白いかも知れないな。

  碁も打たなければ腕はなまる…。

  師匠と1局打つ時に腕が落ちていたらなにを言われるやら……。

  囲碁友がてくれると私もがたいな 」


マオ

「 決まりだね!

  囲碁を打つセロかぁ~~。

  づるさん、セロをコテンパンにかしてよね! 」


厳蒔弓弦

「 …………約束は出来ないが、勝てるよう努力はする 」






──*──*──*── 1時間後


 碁盤の上でパチパチと碁石を打っていると、座敷のふすまが開いた。

 誰かたのかな?


器人形

「 マオ様──、セロフィート様がお戻りになりました 」


マオ

「 セロが?

  もう1時も経ったんだ?

  時間が過ぎるのって早いな~~ 」


厳蒔弓弦

「 囲碁は中断だな 」


 づるさんが碁石を片付けると碁盤を元の場所に戻してくれた。


セロフィート

「 御待たせしましたね、マオ,づるさん。

  厨房を占拠──いえ、御借りして御馳走を作ってました 」


マオ

「 今、言いなおしただろ~~!

  厨房ジャックでもしてたんだな? 」


セロフィート

「 誤解です。

  親切なみなさんが、こころよく厨房を使わせてくれました♪ 」


マオ

「 怪しい……。

  でも、いや!

  やっと御馳走が食べれるんだもんな~~♥️ 」


セロフィート

「 お前達、マオとづるさんに料理をお出しなさい。

  舞妓と芸者も連れてました。

  マオの合格祝いです。

  宴を楽しみましょう 」


マオ

「 舞妓さんと芸者さん?!

  やったぁ!!

 { セロ──、花魁さんはないの? }」


セロフィート

「 マオには早いです。

  ワタシがるのにりません 」


マオ

「 はい…… 」


 いたふすから、セロが用意してくれた御馳走料理が運ばれてる。

 舞妓さんと芸者さんも玄武のに入ってて、見事な舞いや芸を見せて楽しませてくれる。

 これだよ、これぇ!!


 時代劇でく見たよ、このシーン!

 あくだいかんと悪い越後屋が御座敷で悪巧みするシーン!!

 着物の帯を引っ張っぱられて「 あ~~れぇ~~~お代官様ぁ~~~~~ 」ってのは、やってくれるのかな?

 ワクワクしちゃうなぁ~~♪♪♪


 オレ、お代官役やりたい!

 着物の帯を引っ張って、綺麗な舞妓さん達をクルクルさせたぁ~~~い♪♪♪






厳蒔弓弦

「 ──一時はどうなる事かと思ったが、無事にマオの合格祝いが出来て安心した。

  マオ──、実技試験、合格おめでとう 」


マオ

づるさん(////)

  がとう~~♪♪

  セロ──、オレを合格させる為に頑張ってくれてがとな!

  セロが協力してくれたからだよ!

  セロ──、愛してるよっ!! 」


セロフィート

「 はいはい。

  がとう、マオ。

  マオの役に立ててワタシも楽しかったです♪

  式神を使った実験をもっとしたいです。

  陰陽師の必要性を再認識出来ました♪ 」


マオ

「 セロ……、オレの祝いの席で物騒な事を言うのめてくれよ… 」


セロフィート

「 はて?

  物騒な事です? 」


マオ

とぼけんな~~。

  それにしても、舞妓さんと芸者さんって凄いよな。

  “ 芸は身を助ける ” って言うけど、ほんだよな。

  オヒネリ(チップ)を渡したいぐらいだよ! 」


セロフィート

「 ちゃんと用意してます。

  安心してください 」


マオ

「 セロ、用意がいな。

  流石、オレだけのセロだよ! 」


セロフィート

「 ふふふ。

  もっと褒めてください♪ 」


厳蒔弓弦

「 こういう宴もたまにはいものだな(////)」


マオ

「 祝いの宴、最高ぉ~~~~♥️♥️♥️ 」


 オレはセロが用意してくれた陰陽師の実技試験合格祝いを堪能した。

 よ~~し、この勢いに乗って、筆記試験も頑張るぞぉ~~~~!!


 結局、綺麗な舞妓さんの帯を引っ張って「 あ~~れぇ~~~~ 」が出来なかったのは残念だった。

 舞妓さんよりも派手で綺麗な花魁さん相手なら出来るかな??

 に行けば、綺麗な花魁さんに会えるのかな??

 セロには聞けないから、あとでコッソリとづるさんに聞いてみようかな?

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