✒ 遊廓亭で合格祝い 1
──*──*──*── 南地区
──*──*──*── 遊廓亭
遊廓使用人
「 ようこそ、御越しくださいました!
厳蒔弓弦様で御座いますね。
御到着を心待ちにしておりました。
御用意させて頂いております、御座敷へ御案内させて頂きます。
此方で御座います! 」
厳蒔弓弦
「 ──セロ、私の名前で事前予約をしたのか? 」
セロフィート
「 弓弦様は磨絽様の兄上様ですから 」
厳蒔弓弦
「 変な噂が流れなければ良いのだが…… 」
マオ:厳蒔磨絽
「 兄さん……セロが勝手な事して御免なさい… 」
厳蒔弓弦
「 一言欲しかったぞ? 」
セロフィート
「 断られると困りますし、敢えてしませんでした♪ 」
厳蒔弓弦
「 セロ…… 」
マオ:厳蒔磨絽
「 ……本当に御免なさい…。
セロって、こういう所があるんだ… 」
セロの弓弦さんに対する“ 氏名無断利用罪 ” については後で問い詰めるとして、遊廓亭で働く人に案内されるまま移動する。
“ 遊廓亭 ” って名前が付いてるから、どんなに如何わしい店なのかと思っていたけど、至って普通の立派な料亭旅館みたいだ。
紛らわしい名前だから、一寸だけ期待しちゃったじゃんかぁ!!(////)
マオ:厳蒔磨絽
「 花魁さんって呼ばれてる舞妓さんは居ないんだな~ 」
厳蒔弓弦
「 マオ……。
花魁は舞妓ではないからな。
役割が違うんだ。
間違っても舞妓に対して “ 花魁 ” とは言わないように注意するんだ 」
マオ:厳蒔磨絽
「 えっ……、違うの?
だって派手な着物を着て綺麗に着飾ってるし、舞いも踊れるんだよね?
芸達者なんだから舞妓さんの先輩なんじゃないの? 」
厳蒔弓弦
「 舞妓は春を売らないんだ 」
マオ:厳蒔磨絽
「 春ぅ??
兄さん、今の時期は秋だよね? 」
厳蒔弓弦
「 ……無知とは恐ろしいな… 」
マオ:厳蒔磨絽
「 どゆこと?? 」
セロフィート
「 ふふふ。
マオ──、春と言うのは季節の春ではなくて── 」
厳蒔弓弦
「 セロ!
その話は宿に戻ってからだ!(////)
此処でするような話ではないだろう(////)」
マオ:厳蒔磨絽
「 兄さん、顔が赤いけど暑いの?
結構歩いたもんね。
座敷に着いたら水を持って来てもらおうよ 」
厳蒔弓弦
「 …………そ、そうだな…(////)」
セロフィート
「 ふふふ…。
弓弦様が健全な男性のようで安心しました♪ 」
厳蒔弓弦
「 け…健全…………(////)
この話は此処で終わりだ!(////)」
セロフィート
「 は~~~~い♪ 」
セロ……弓弦さんをからかって楽しんでるな!
後で弓弦さんに謝らないとだ!
遊廓亭使用人
「 此方が御用意させて頂きました、玄武の間で御座います 」
マオ:厳蒔磨絽
「 玄武の間??
玄武って確か、≪ 平安京 ≫を守護ってる結界の名前だったよね? 」
厳蒔弓弦
「 そうだ、良く覚えていたな。
四幻獣や四聖獣,四神獣とも呼ばれていている1体の名前だ 」
遊廓亭使用人
「 申し訳御座いません!!
本来でしたら事前予約をして頂きました厳蒔弓弦様に朱雀の間を御用意させて頂かなければならなかったのですが──。
御来店されました御方が……どうしても朱雀の間が良いと駄々を捏ねられまして…… 」
厳蒔弓弦
「 それは大変だったな…。
座敷の変更をしなければいけない相手となると、相応の身分なのだろうな。
私は構わないのだが……、今夜の主役は弟だからな… 」
マオ:厳蒔磨絽
「 オレは玄武の間で良いよ。
派手で豪華できらびやか過ぎる座敷は落ち着かないと思うし、苦手かな~~。
この座敷の落ち着いた感じは好きだよ 」
セロフィート
「 折角の御祝いなのに、出鼻を挫かれましたね。
後で御礼参りに行きます? 」
マオ:厳蒔磨絽
「 行かないよ!
遊廓亭さんに迷惑は掛けれないよ。
相手が誰かなんて良いじゃん。
美味しい御馳走が食べれるんだろ? 」
セロフィート
「 マオが言うなら何もしません 」
マオ:厳蒔磨絽
「 本当だろうな?
絶対だからな?
約束だからな?
『 約束は破る為にあるんです~~ 』は却下だからな! 」
セロフィート
「 くどいです…。
式神のワタシを信じてください 」
遊廓亭
「 し…式神なんですか?!
人間かと思いました… 」
セロ:式神
「 厳蒔磨絽様の唯一無二の式神、セロです 」
マオ:厳蒔磨絽
「 オレ、陰陽師試験を受けて、実技試験を受かったんだ!
今夜はその御祝いをしてもらえるって聞いて来たんだよ 」
遊廓亭
「 勿論、存じ上げております。
御待ちの方から御聞き致しております。
直ぐに御食事を御運びさせて頂きます 」
厳蒔弓弦
「 あぁ、頼む 」
マオ:厳蒔磨絽
「 どんな御馳走が食べれるんだろう?
楽しみだよ♪ 」
セロフィート
「 マオの為に料理に使う食材を無料で提供しました。
期待してください 」
マオ:厳蒔磨絽
「 セロ、有り難う!
嬉しいよ! 」
厳蒔弓弦
「 玄武の間に入ろう 」
──*──*──*── 玄武の間
玄武の間に入ると、高級で良質な衣装を身に纏った見慣れない人物が座って待っていた。
魔法力や〈 テフ 〉を原動力にして動く〈 器
〈 器
畳の上に額を擦り付けているように見える。
セロフィート
「 頭を上げなさい。
お前の所為ではないでしょうに。
ワタシのマオは玄武の間
マオ
「 そうだよ!
悪いのは駄
全
器人形
「 帝
15男の “ 勇
マオ様と同様、陰陽師試験を受けられ、実技試験を合格されています 」
マオ
「 そうなの?
何
帝
強い御灸を据えて懲
躾だよ、し・つ・けぇ~~!! 」
セロフィート
「 帝
マオ
「 当然だろ!
権力の使い方を間違えてる馬鹿野郎を野放しには出来ないだろ!
長
厳蒔弓弦
「 問題発言だな。
誰にも聞かれてなければ良
マオ
「 弓
厳蒔弓弦
「 権力には屈
流石は渡
セロフィート
「 犯人は分かってますし、相手の出方を見ましょう 」
マオ
「 そだな!
先ずは御馳走を食べて腹拵えをしてからな 」
セロが遊廓亭に提供してくれた食材を使って作られた料理、待ち遠




