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☀「 セロ 」もしも、マオとセロフィートが退魔師になったら……。  作者: 雪*苺
      【 初めての退魔仲介所 】
37/169

✒ 退魔仲介所を下見 2


厳蒔弓弦

「 名簿の記入が済めば、依頼書を見せてもらえるぞ 」


受付人

「 退魔師にもくらいがあってね、くらいに合った依頼書しか見られないし、受けられないんだよ 」


マオ:厳蒔磨絽

くらいって……ランクみたいなもん? 」


受付人

「 らんく??

  退魔師になると10段から始まるよ。

  身の丈に合った依頼を受けて、解決させて、達成すると──、依頼人が退魔師の働きに方に対して評価を付けるんだ。

  勿論、退魔仲介所も評価を付けるよ。

  総合評価が成績になって、こう評価が10件に達するとくらいが1つ上がって9段になれるんだよ 」


マオ:厳蒔磨絽

「 そうなんだ。

  こう評価を10件か。

  なか(なか)むずかしそうだね 」


受付人

「 人当たりのい依頼人ばかりじゃないからね。

  こんな御時世だから、意地の悪い依頼人や厄介な依頼も多いんだ。

  依頼人のはなしだけじゃなくて、周囲の人のはなしにも耳を傾けて真摯に聞いたり、誠実に接したりしないといけないんだ。

  慣れる迄は人間関係で四苦八苦する事にはなるかな。

  依頼のかずをこなして、色んな人と接して行く中で、色んな気付きや学びがあるよ。

  体験や経験,失敗を次にかせていけるように自分なりに工夫や試行錯誤しながら、自分磨きをして成長していけるよ。

  苦労はするけど、げんじの様と一緒に活動するなら大丈夫だよ!

  自信を持って依頼を受けたらいし、依頼人と接する事だね。

  ポイントは依頼人に自分は対等な人間だと思わせる事かな。

  足元を見られたり、軽視されない為に、億劫にならず胸を張ってどう(どう)と接する事が大事だよ。

  まお君なら大丈夫そうかな? 」


マオ:厳蒔磨絽

「 1人だったらむずかしいかも知れないけど、セロと兄さんがてくれるから大丈夫そうかな 」


受付人

「 心強いね!

  げんじの様は退魔師の4段だから、4段用の依頼書を読めるんだよ。

  今回は特別に10段の依頼書も見せようね。

  まお君が退魔師になれたら受けれる依頼内容だよ 」


マオ:厳蒔磨絽

がとう、お兄さん(////)」


 受付人(お兄さん)が棚に入っている依頼書を出してくれる。


受付人

「 奥に机と椅子があるから座って依頼書を見るといよ 」


マオ:厳蒔磨絽

「 うん 」


厳蒔弓弦

「 マオ、此方こっちだ 」


 づるさんが奥の机と椅子がある場所に案内してくれる。

 奥に入るにはれんくぐらないと入れないみたいだ。


──*──*──*── 暖簾の間


厳蒔弓弦

は “ れん ” と呼ばれている。

  れんの先にある室内だからだ。

  座ろうか 」


 づるさんにうながされて机の上に依頼書を置いたら、椅子に腰を下ろして座る。

 依頼書── というより、どう見ても依頼帳だよな ──をひらいて中身を見てみる。


マオ

「 へぇ──、これが依頼内容か。

  クエストと変わらない内容だな。

  山菜の採取,きのこの採取,野草の採取,動物を狩る依頼もあるじゃん。

  なんで自分達でしないのかな? 」 


セロフィート

「 採取場所や狩り場所の問題でしょう。

  妖魔退治の依頼が無くとも、森や山へ入れば否応無しに妖魔と遭遇します。

  を持たない者は妖魔と戦えません。

  退魔師や陰陽師に依頼するしか方法がないのでしょう。

  採取に同行する護衛の依頼もあります 」


マオ

ほんだな。

  本格的な妖魔退治の依頼を受けれるのはなんだんからだろう? 」


厳蒔弓弦

「 8段からだな。

  10段の依頼内容は≪ 集落 ≫≪ 村落 ≫周辺の依頼が集められているんだ。

  9段の依頼内容は、遠距離の護衛依頼が集められている。

  ≪ 集落 ≫ ←→ ≪ 集落 ≫,≪ 集落 ≫ ←→ ≪ 村落 ≫,≪ 村落 ≫ ←→ ≪ 村落 ≫,≪ 集落 ≫ ←→ ≪ 平安京 ≫,≪ 村落 ≫ ←→ ≪ 村落 ≫と具合だ。

  道中には妖魔が出るし、野盗も出る。

  道に依ってけんの群れやおおかみの群れ,獰猛なけものに襲われる事もある。

  護衛の依頼は大変だが、報酬はそれなりに高くなっている 」


マオ

「 そうなんだ。

  依頼書を見る限りは出来そうかも 」


厳蒔弓弦

「 10段の依頼は個人で受けるのが可能な内容が殆んどだが、9段の護衛依頼を受ける場合は個人では無理だ。

  最低でも5人組で受ける必要があるんだ。

  セロとマオなら2人で受けても問題ないだろう 」


マオ

「 10段,9段の依頼で、妖魔退治の経験をして腕を磨くわけだね。

  妖魔退治に慣れて自信が付いてたら、8段目から本格的な妖魔退治の依頼が受けられるんだ?

  ちゃんと考えられてるんだな~~ 」


厳蒔弓弦

「 4段の依頼書も見てみるとい。

  なか(なか)見られる物ではないからな 」


マオ

がとう、づるさん 」


 オレは4段の退魔師しか見られない依頼書の中身を見せてもらう。


マオ

「 ………………結構ハードな依頼が多いように感じるんだけど……、づるさんは1人で受けてたの? 」


厳蒔弓弦

「 そうだが?

  ほうりきが使えるお蔭で依頼を達成する事が出来るんだ。

  ほうりきが使えないただの弓使いだったら、どんなに頑張っても7段まりだっただろうな 」


マオ

「 えっ、そんなに?!

  ほうりきが使えるのと使えないとでは、そんなに差が出るの?! 」


厳蒔弓弦

「 そうだな。

  6段には陰陽師もれば、私のようにほうりきを使える退魔師もるんだ。

  生き仙人と呼ばれている退魔師のりゅうどうは唯一の1段だ。

  げんまん(しゅう)かいは2段だな 」


マオ

あとの1人は? 」


厳蒔弓弦

「 3段のりんさいだな。

  りんさいは退魔師に珍しい女性だ 」


マオ

「 5人目がづるさんなんだ。

  づるさんのほうじゅつって強力なんだね 」


厳蒔弓弦

「 そうみたいだな…。

  成長するに従ってほうじゅつしつも上がっているみたいだしな… 」


マオ

ほうじゅつしつとか有るの? 」


厳蒔弓弦

「 どうやら有るみたいだ。

  ほうじゅつしつが上がるとほうりきの消費が軽減されるみたいだし、疲労も軽くなるみたいで助かっている 」


マオ

「 じゃあ、疲れにくくなって沢山使えるようになるんだ?

  い事だよね 」


厳蒔弓弦

「 そう…だな。

  喜ばしい事……だとは思ってはいるんだがな… 」


マオ

づるさん? 」


厳蒔弓弦

「 私の事より、依頼書を見ないとな 」


マオ

「 あっ、そうだよね!

  滅多に見れない依頼書だもんね! 」


 オレとセロはづるさんの説明を受けながら4段の依頼書を見せてもらった。






──*──*──*── 受付


厳蒔弓弦

「 ──読み終わった依頼書は受付人に渡すんだ。

  受けたい依頼がある時は、机の上に置かれていたしおりを挟んだまま渡せばい 」


マオ:厳蒔磨絽

「 あぁ~~、その為のしおりだったんだね 」


受付人

「 依頼書の返却を確認しました。

  そうそう、4段のげんじの様の場合、3段以上の依頼書は見られないけど、4段の依頼書 ~ 10段迄の依頼書を見れるし、受ける事が出来るんだよ 」


マオ:厳蒔磨絽

「 そうなんだ 」


受付人

「 指名制度もあってね、依頼人が退魔師や陰陽師を指名を出来るんだ。

  指名料が掛かるから報酬額も上がるんだよ。

  名前が売れて有名になると指名で依頼が入るようになるよ 」


マオ:厳蒔磨絽

「 指名依頼か。

  有名になると忙しくなるね 」


受付人

「 指名依頼は断る事も出来るんだよ。

  げんじの様は指名依頼を受けないように退魔仲介所に申請しているよ。

  指名依頼しか受けない退魔師もてね、自分で決められるようになっているんだよ。

  指名依頼の内容を聞いて自分では力不足だと感じれば、断る事も出来るし、依頼人に別の退魔師を紹介したり、依頼を別の退魔師へ引き継ぎをしたり、権利を譲る事も出来るんだ 」


マオ:厳蒔磨絽

「 へぇ……。

  ちゃんと選択肢が用意されてるんだね 」


厳蒔弓弦

「 退魔仲介所の下見をしてみてどうだ?

  少しは役に立てたか? 」


マオ:厳蒔磨絽

「 うん!

  早く退魔師試験を受けて合格したい!

  オレ、兄さんみたいな売れっ子の退魔師しなって、1段になるんだ!! 」


受付人

「 はははっ、お兄さんを越えるとは大きな目標だね!

  若さがあるっていね 」


厳蒔弓弦

ぐに追い越されてしまうな。

  そろそろ遊廓亭へ向かった方がい頃合いかな? 」


セロフィート

「 予約時間にはじゅうぶんに合います。

  慌てず急がず向かいましょう 」


マオ:厳蒔磨絽

「 お兄さん、仲介所の事をいろ(いろ)教えてくれてがとう!

  籍を置くのは本部になると思うけど、陰陽師試験に合格したら顔出しにるね! 」


受付人

「 そうかい。

  会えるか分からないけど、報告を楽しみにしてるよ 」


厳蒔弓弦

「 息災でな 」


受付人

がとう御座います(////)」


 親切な受付人(お兄さん)に御礼を言って、手を振りながら退魔仲介所を出たら、遊廓亭を目指して歩き出した。

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