✒ 陰陽師試験 2
鳥女の羽根の雨攻撃は、容赦なくセロに降り注ぐけど、セロには何処吹く風だ。
羽根攻撃が効かないと分かると、鳥女は高く舞い上がると急降下して、セロに近付いて来た!!
鳥女はセロへ向けて左右の翼を力強く何度も羽ばたかせる。
風起こしかな?
凄い強さの強風がセロを襲うけど、肝心のセロは涼しいそうなのか微笑んでいる。
セロの全身を覆っている〈 テフ 〉の膜が、強力な風を無効化しているんだ!
セロに強風も効かないと分かった鳥女
次は浮遊している事を活
2段蹴りとか連続キックとか、法
だけど、セロは一向に動じないし、平然と立っている。
鳥女
陰陽師は印
それが陰陽師達の戦い方であって、決
陰陽師が唯一使う武器と言えば、専用の札
──で、どうやら審査官補佐は予
その間
オレは未
仮に持っていたとしても法
オレも印
いや、駄目だ。
止
試験者はコート外
法
試験者は許可されてないだけで、審査官補佐だけが札
余計な事はしない方が良
マオ:厳蒔磨絽
「 セロ──、審査官補佐が何
気を付けるんだ! 」
セロ:式神
「 問題ないです 」
セロは「 ふふっ 」と笑うと右手を前に出して、野球ボールサイズの雷
セロが右手を振り下げると雷
3つの雷
セロ:式神
「 蠅みたいですね 」
なんて呟いたセロは、右手を上に上げると、下へ振り下げた。
その瞬間、鳥女
物凄い音がした。
鳥女
ジタバタとも
動けない鳥女
セロ:式神
「 審判さん、判定をしてください 」
審判:陰陽師
「 あっ──、しょ…勝負、あり!
勝者は試験者の厳
マオ:厳蒔磨絽
「 やったぁ!
2勝目ぇ!! 」
審判:陰陽師
「 審査官補佐は速やかに交代してください! 」
審判に言われて審査官補佐が3人目と入れ代わった。
2人目の審査官補佐は悔しそうな顔をしてバトルコートから離れて行く。
審判:陰陽師
「 審査官補佐は式神を呼び出してください 」
審判が言うと、審査官補佐は指
バトルコート内に式神が姿を現
審査官補佐に呼び出された式神の姿は、金色の尻尾を4本も生やしている。
左右に生えた金色の獣
人型なんだけど、顔は人間じゃなくて狐っぽい。
身体
まるでタンポポのフワフワな綿毛みたいだ。
マオ:厳蒔磨絽
「 …………綺麗だ…。
お日
セロ:式神
「 2体の式神より手強そうですね。
ワタシの相手ではないですけど 」
マオ:厳蒔磨絽
「 セロ、最後の1人だ!
この式神から3本取れたら、陰陽師試験は合格したも当然だ!
頼むぞ!! 」
セロ:式神
「 はいはい。
仰
審判:陰陽師
「 先程の式神バトルは、審査官補佐がフライングをして始まった為、無効となりました! 」
マオ:厳蒔磨絽
「 は──?
2回戦目の式神バトルが無効??
えっ──、じゃあ、3本取れたのに無しって事?? 」
審判:陰陽師
「 そうなります。
審査官補佐が札
マオ:厳蒔磨絽
「 酷っ!!
此方
相手のフライングと反則技の所為で、折角取れた3本が無しになるなんて……酷っ!!
最低過ぎるぅ~~~~!! 」
審判:陰陽師
「 3回戦目の式神バトルを開始します!
式神ぃ~~~~ファイト!! 」
マオ:厳蒔磨絽
「 なんて理不尽なんだよ、陰陽師試験ってのはぁ!! 」




