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⭕ 天狗山樹海 1


──*──*──*── 3週間後


──*──*──*── 天狗山樹海・入口


 づるさんの案内で3週間後には天狗ざん樹海に到着した。


マオ

「 ──が天狗ざん樹海?

  なんか……踏み込んだら駄目な雰囲気が()漏れてる気がするんだけど…… 」


厳蒔弓弦

「 私も足を踏み入れるのは今回が初めてだ。

  現物の妖怪が姿もをしているのかも知らない 」


マオ

「 マジ?? 」


厳蒔弓弦

「 頼りになるのは現地村の村人がいた絵ぐらいだ。

  ようと妖怪がえがかれているが、生憎と私の手元には無いんだ… 」


マオ

「 駄目じゃん…… 」


セロフィート

「 必要ないです。

  入れば分かります。

  づるさんを中心に半径5メートルを安全地帯にします。

  実体のある妖怪に効果はあっても、実体の無い妖魔には意味ないですから注意してください 」


マオ

「 安全地帯があるなら、多少は安心出来るな 」


 セロが古代エンシェント魔法マジックを発動すると、安全地帯を教えてくれる魔法マジカルサークルが足下に出現した。


セロフィート

「 マオ、危険を感じたら安全地帯に戻ってください。

  くれ(ぐれ)も1人で進まないように 」


マオ

「 しないよ! 」


 妖魔や妖怪に不意を付かれて戦闘になるかも知れない。

 でも刀を振れるように、オレはあいとうを構える。

 づるさんはほうりきを込めた綺麗な玉をぐに取り出せるように布袋の紐を腰に結んでいる。


 づるさんがほうりきを込めた玉は、今回の為にセロがづるさんの為に用意した物だ。

 まえもって玉にほうりきを込めておく事で、じりほうりきを込める時間をなくせる道具アイテムみたいだ。

 使い方は玉をじりに付けてるだけだ。


 じりに付けるのも手間だと思うけど、ほうりきを込める必要がないから、早くる事が出来るんだとか。

 玉は使い捨てになっちゃうけど、セロがいくつでも出せるから無くなる事はない。


 いよいよ、未知の領域、天狗ざん樹海へ足を踏み入れた。


──*──*──*── 天狗山樹海


 天狗ざん樹海の中へ入ると、そとの温度より上がったのを感じた。

 熱気の所為なのか、“ もあもあっ ” としていて、妙に蒸し暑い。


マオ

「 …………なんか……熱帯雨林の中へ入ったような感じがするな~~ 」


セロフィート

「 適度な水分補給をしがら進みましょう。

  づるさんは大丈夫です? 」


厳蒔弓弦

「 あぁ……。

  なんとかな…。

  セロとマオは大丈夫なのか? 」


セロフィート

「 ワタシは平気です。

  マオは暫くすれば身体からだが環境に慣れます。

  心配りません。

  先へ進みましょう 」


厳蒔弓弦

「 そうだな。

  ながは無用だ。

  出来るだけ早く樹海を越えてしまおう 」






 妖魔はまったく出ないって訳じゃないけど、遭遇してもたいした事のない強さで、づるさんもほうりきを使う事なくらく(らく)と倒せてしまえるからチョロい。

 厄介なのは実体のある妖怪の方だった。

 妖怪の姿はゴブリンに似ている。

 背丈は1メートル無いぐらいと小柄だ。

 小柄だから小回りが利くし、動きも速くて防御力も高い。

 しかも一撃が重たい。


 倒せない訳ではないけど、妖怪は複数体で出現するから、まともに相手をすると体力の消耗が激しくなる。 

 セロがしいを歌って、素早さと防御力を下げてくれているからなんとか倒せている感じだ。

 安全地帯があって助かっている。


 妖怪は武装していないし、武器を持っていない。

 自身の鋭い牙や鋭い爪を武器にして容赦なく襲い掛かってるんだ。

 妖怪の中にはようりょくっていうちからを持っている奴がて、ようじゅつを使って攻撃してるから面倒だ。

 づるさんいわく、ようりょくほうりきと同じで、ようじゅつほうじゅつと同じらしい。


 ほうりきようりょくの違いは、使うのが人間か妖怪かってだけの事で、区別をする為に敢えて呼び方を変えているだけらしい。

 別に呼び方を変える必要なんて無いようにも思うんだけど、人間のプライドが呼び方を変えさせたのかな??

 どうでもいか。


 ようりょくを使える妖怪は倒すのに一苦労する。

 それでも安全地帯があるからなんとかなってるし、“ いざ ” って時にはセロが妖魔も妖怪も〈 (原質)(みなもと) 〉に変換してくれるから大丈夫だろう。

 セロがてくれるから、きっと大丈夫だし、無事に天狗ざん樹海を抜ける事が出来る!!






マオ

「 ──はぁっ!!

  ──やぁっ!!

  ──たぁっ!! 」


 オレはあいとうを振って振って振って振って振って振って振って振って振って振って振りまくる。

 襲い掛かってる妖怪を斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬りまくる。

 邪魔な妖怪を倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒しまくって、先へ進む。


 鋭い牙と鋭い爪を唯一の武器にして襲い掛かってるゴブリン似の妖怪達。

 頭にはつのやしていて、左右の耳はとんがっている。

 涎をらしながら襲い掛かってやがるからきたない!!

 ゴブリンみたいに体臭や息が臭くないのが、せめてもの救いかな。


 妖怪の体型や色は固体別に違うみたいだ。

 デブってる妖怪の動きも見た目に依らず素早い。

 オレはあいとうで妖魔を斬り捨てるけど、づるさんは矢をって倒す。

 獲物を前にして安全地帯に入ってれなずにウロウロしている妖怪はオレが斬り殺して、離れた場所でようじゅつを使って攻撃してる妖怪をづるさんがってくれるんだ。


 づるさんが狙う場所は妖怪の心臓とも言われるたねだ。

 妖怪はようじゅみのようから産まれる。

 成熟したようは地面に落ちて、ようように姿を変える。

 3日 ~ 5日で成長して妖怪になるらしい。

 だから、たねが妖怪の心臓になるって訳だ。


 成熟する前のようは桃に似た形をしていて、枝から食べる事が出来るらしいけど、果実の部分が “ ようになる ” って聞いたら、食べるのに覚悟がいる。

 ようの色は先端が淡い桃色,なかが淡い黄色,上の方が淡い山吹色をしていて、上の方になるにつれてじょ(じょ)に濃い色に染まっている。


 味も桃に似ているのかな??

 とてもじゃないけど、オレは食べれそうにない。

 セロは「 卵の黄身と同じです 」って言うし、づるさんは、「 地面に落ちる前だから大丈夫だ 」って言う。

 「 もいでしまえば成熟はしない 」って言いながら、セロと一緒にようを枝からは非常食用に袋に入れている。

 セロもづるさんもようを食べる気まん(まん)じゃないかよ!


 の材料に使われるたねは、ようたねらしいけど、成熟してないようたねの材料としては使えないみたいだ。

 成熟して今にも落ちそうなようたねじゃないと駄目らしい。

 枝からしまえば、成熟したようように変わる事はないらしい。


 を作る為にようたねを手に入れる作業は “ 命懸け ” なんだって事が分かった。

 ちなみにようじゅの枝は若木じゃ駄目らしい。

 ようは比較的に取り易い場所にあるんだけど、枝は更に奥へ入らないと取れないみたいだ。

 に使える枝の色は決まっていて、奥まで入って探さないといけないらしい。

 枝探しが1番大変な作業みたいだ。


 しかも枝を切り取るには専用の道具が必要で、その道具は職人にしか扱えない特殊な道具らしい。

 だから職人は自身で材料を取りに出ないといけないわけだ。

 大抵の職人は陰陽師や退魔師に護衛を依頼して、材料を調達にるらしい。


 しかも材料を取る時期は決まっていて、成熟して今にも落ちそうな状態のようが大量に取れる1月上旬 ~ 2月の下旬の短い期間にしか調達が出来ない。

 雪が苦手な妖怪は冬に入ると春になる迄は大人しくなるらしくて、そのあいだに枝も探して調達するみたいだ。

 妖怪は出なくても妖魔は出るから、陰陽師や退魔師に護衛を依頼する必要がある訳だ。


 今の時期に奥へ入って枝を探しても、使える枝は入手は出来ないし、成熟しているようの入手も出来ない訳だ。

◎ 訂正しました。

  ようじょ ─→ ようじゅ

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