表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
男たちの宴  作者: ゆかた
1/7

男による男のための男達の宴

カクヨムにも投稿しています。

センターテストーーーーそれを受けた学生たちの人生を大きく左右するとても重要なテストである。そんなテストの日に彼=佐々木幸助は眠たい目をこすっていた。

周りを見回してみると、同じような受験生がたくさんいる。皆、緊張した様子でボロボロの参考書を読んでいる。どうせ点数には関係ねえだろと思いながらも参考書を必死にみて覚えようとするあたり、自分が小心者であると思う。

別にそんなに勉強ができるわけでもないが、いい大学に入れたら得だろうという考えで勉強してきた。満員の電車に乗る。緊張で心音はどんどん大きくなっていく。身震いをすると、大きく息を吸・・えない。んんんんんん?・????あれれ。息が苦しい。そして、いつの間にか白いガスが列車の中に蔓延している。・・・それっきり、彼の意識は途切れたままだった。

「んーああ。あれ、」

起きたら原っぱだった。いやまじで。目の前にはアフリカのような広大な台地が広がっていた。しばらくの間見とれていると、何か大切なことを忘れているようなきがしてきた。

「うーん。あ、センター!」

確か、電車に乗って・・・息ができなくなったような。

今から会場に行っても多分間に合わないよな。どうしよう。浪人はマジで嫌やけど、私立大に入る金はないしな。

そして、ここマジでどこだよ。周りに人も動物もいないしで寂しすぎるんだが。

「だれかあーいますか。」

大声で叫んでみても返事はない。周りには本当に何もない。台地が広がっているだけだ。電車の中で意識がなくなって、・・・なんでこんなとこに。死んでもおかしくはない感じだったが、実際死んではないしな。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ