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2 初めての村人

あ、あー、あーー、あーーーー。


 私は焦っていた…

 そう、非常に焦っていた。

 まさか、585年経つとは思わずこの世界の地図を2年程で完成させてしまい、そしてその地図は583年前のもので今はもう地形が変わってしまい、魔物との死闘を繰り広げてなお、努力して作った地図が…ほぼ約立たずになっていたので路頭に迷っていたのである。


 しばらくして(2日)この路頭に迷っていた旅に光が見えてきた。そう、それは村を見つけたのだ。そして遠目だが人が居ることを確認出来た。

「うーん、言葉とか通じるのかなー?」

そう思っていたルナだがまあ、あの女神の事だし、そのへんは考えてるとのことだろうと思い至りあまり不安は無かった。


 そして村へと訪れてRPGでよくある村人Aに話しかけようとした。


 だが、出来なかった…。そう、彼女は600年ほど人と話していないのだ。どう話を切り出していいか、どういう風に会話をすればいいか分からなかったのである。


 そして色々と考えてるところで、1人の村人に声をかけられた。


「お嬢ちゃんここらじゃ見かけねーけどもしかして迷子かい?」

そう50代ぐらいのおじさんに話しかけられどう返事をすればいいか分からなかったのでとりあえず頷いた。


 そして私は村長の家に連れられて事情を聞かれた。

そこで私は小さいうちに捨てられてずっと森で暮らして、そして今日この村を見かけたからきたと伝えた。

誰に、とか言うと後々めんどくさそうなのでとりあえず簡単にあまり嘘を付かないように説明した。

 すると村長からは

「なんて不憫な…良かったらお主もこの村に居てくれても構わんぞ」

と言われたので遠慮せずに「ありがとうございます」

といい、住むところはとりあえずテントを貸してもらえることになった。


 そして村人への紹介も終わり私はテントの中で今後の方針を決めることにした。

(とりあえず、しばらくはこの村に厄介になるとして、やはり王都へ向かった方が良いのだろうか…。王都に行く前にこの村からさりげなく王都のことについて聞いた方がいいだろう。

…まあ、とりあえず飯にするか。)

やはり適当であった。。。





 数日後。


 私もすっかり村人たちと仲良くなり村の子供たちとよく遊んでいた。

(やはり私は子供に見えるのだろうか…)

知ってはいたがやはり前世と同じよに身長は低く、不老不死になったあの日から身長は一切伸びなくなっていた。そして、胸も……………。


 遊んでいるうちに辺りが暗くなり始めて子供たちが帰った頃、どこかから慌ただしそうな声がしたので近くにいき話を聞くことにした。


「ねぇ、メフィアちゃん知らない?今日ルナって娘のところに遊びに言ったと思うんだけど…ガイル君はもう帰ってる?」

「ああ、ガイルはもう帰ってきてうちの嫁さんと一緒に飯食ってるぞ。でもメフィアは知らねーな。まだ帰ってないとなると、ルナのところにいるのかもしれねー。そのに行って聞いてみたらいいんじゃないか?」

「そうね、ありがとう。行ってくるわ。」

「おう、気をつけてけよ。」


 という会話を聞いたルナはやはり何かあったのだと確信し、そのメフィアを探している女性に声をかけることにした。

「すみませーん。何かあったんですかー?」

と、声をかけると女性が少しビクッとして振り返り、私の顔を見たら少しほっとした表情をして話し始めた。

「ええ、ココ最近あなたと遊んでいた子達の中にメフィアって子が居たと思うけどその子がまだ家に帰ってないのよ…。今日もあなたと遊びに出かけていくって言ったきり…」


 話を整理するとメフィアが家を出てってそして私と遊び日が暮れる前に帰ったんだけどまだ帰ってこないから村中の人達に聞いてみたけど皆知らないと答えていたので焦っていたらしかった。

(うーん、これは困ったなー。私もこの村に厄介になってるから子供探しには協力したいんだけど…情報が少ないんだよな…あの女性には私も探しますって言っちゃったし…まあ、虱潰しに探してまわるしかないかな。)

そう思った私は今日子供たちと遊んでいたところに戻り、近くを探索した。


 少し歩いていると沢山の足跡を見つけ、近くによってみるとその足跡はゴブリンのものだということに気づいた。よく見てみるとそこには人の足のあとがあり、多分逃げようとして足に力が入った時についたものだと私は思った。

(手がかりは見つかった…急がないと不味いかも知れないな。)

そう思った私は全速力でゴブリンの足跡を辿って走りはじめた。


 ほんの数分で足跡がむかう洞窟を見つけた。

 そこには洞窟を警備しているであろうゴブリンの兵士2体が入口を守っていた。

(敵に気づかれないようにしないといけないな…)

そう思った私はどうやって警備たちに気づかれずに中に入れるかを考えた。



 そして思いついたのが…


 作戦その1

(警備の近くの草むらに小さな石を投げる。そこに気を取られている隙にそれとは反対側にも投げて2体が別々に確認しに行こうとしたところ、私は全速力で中に入る。)

 しかし、この作戦だと姿は見えないかもしれないが足音で何者かが侵入したとバレるだろう…。


 作戦その2

(私の10の必殺技の1つ。聖破の太刀(グランディアソード)を使えば警備の2人を一瞬で倒すことができる。)

 しかし、その作戦だと凄まじい音で中の者に気づかれてしまう。


 作戦その3

(ゴブリンの真似をし、仲間のように振る舞い普通に中に入る。)

 ………

完璧だ!…これしかない。これは素晴らしい作戦だ…。


 そして私は作戦3『仲間の振り作戦』を決行する事にした。

(ふふふ、これなら正面から出てもバレることはないな…)

 昔狩ったゴブリンの死体をアイテムボックスから取り出して頭を落としてその中身をくり抜いて皮だけにした。

そしてそれを水で少し洗い被ることにした。


 私は堂々と中に入ろうとしたら右のゴブリンが私に話しかけてきた。

「オイオマエ、ショゾクハドコダ?」

私はゴブリンの言葉が分かることに少し動揺した。

(まさか、あの女神がここまでサービスを…い、いらねぇ…今まで魔物の声なんて聞く間もなく倒してたからなぁ…まさか魔物の声がきこえるとは…)

「オイ、ナニヲダマッテル。ショゾクヲコタエヨ。」

(くっ…ここは一か八か。)

「ワレハ、トナリノトコノゴブリンマスターダ。」

(適当なこと行ったけど大丈夫かな?)

「コレハコレハ、シツレイシタ。シカシ、コチラヘハナニヨウデ?」

(よし、上手くいった。…でもどういう用事にしようか………)

「コチラノヨウスヲウカガイニキタ。ワレノトコデハニンゲンノ、トウバツタイトヤラガキテオル、中に入れてもらえないだろうか?」

「分かった、上の者に確認して貰えるか?」

右ゴブリンは左ゴブリンをみて言った

「了解した。確認して参ります。」

(おっ、上手くいった…。しかし最後の方少しクリアに聞こえたような…まあ、いいか。)



「お待たせしてすまない。」

と先程より少し大きいゴブリンが洞窟の中から顔お出して話しかけてきた。

「いえいえ、急にきたこちらが悪いのです。お気になさらず。」

「ん?…お前は…ゴブリンではないな。」

そしてバレてしまった…。

(まずいまずい、この作戦は上手くいったと思ったら最初のヤツらが馬鹿なだけだったのか…普通に考えれば頭だけゴブリンでそれ以外は人間なんだからバレて当然だわ、ほんと、左右ゴブリンは馬鹿だな〜。)


 それを成功すると思っていたルナもかなりの馬鹿であった。


「バレたからにはしょうがねぇ、突入するまでよ。」

被っていたゴブリン覆面を脱ぎ捨てて腰に差してた木の剣を取り出してゴブリンを睨んだ。

あ、あー、マイクテスト、マイクテスト、………ん?マイクって名前のキャラが次の話かその次に出てくるよー?みんな見つけられるかなー?

見つけた人は天才♪

では次の後書きで会いましょう!

売買金ー!

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