夢に泣く
願いすぎる
夜の終わり
悩むだけで
意識は朝の光に変わっていく
窓の外では
行き帰りの人達が
交差する
たくさんの声が一つになる
君は何者だ?
時間は傍から離れていく
共に進むか
振り落とされるか
泣き出したくなる
もう泣いてる
夢を叶えるのが先か
生きるのが先か
命は
永遠じゃないから
すぐ泣くし
すぐ怯える
その
もみくちゃな
人生の中で自分を
見つけなきゃならない
自分の手
眺めながら
今までの事を思い出す
ああなりたい
こうなりたい
両手で形を作りながら
夢を語った
今は懸命に働き
泣き言も言わない
このまま
逆らわずに生きるのもいい
でも
なぜか不安も感じる
それも事実
埃の落ちた
卒業文集
自分の所で
飛ばしたいけど
手が止まる
見るまでもない
あの頃と
今の夢
変わらない
無垢なあの頃
大人になると
叶ってると思ってた
今
夢に泣くなんて
思ってなかった
諦めていない
自分に会って
良かった
この立っている
場所から始めよう
暗くても 寒くても
生きている自分は
進める
前にどんどん出て
心が撃たれるようなら
死んだふりでもして
休めばいい
味方も敵もいない
そこに神もいない
頑張れ
いつか
人生を振り返る時
泣いたり
笑ったりしたい
そのために
頑張れ
見たことも無い
自分になれるように
会いたい自分になれるように