いきなり現れた神
あれからどれぐらいたっただろうか
「っ……!?」
俺は聞き覚えのない声に呼び覚まされた
「わゎ!だ、だいじょうぶですか!?」
そこにはまるでアニメから飛び出してきたかのような美少女が俺を心配そうに見つめていた
「あ、あぁ」
訳が分からないまま返事をした
「よかったです〜」
その美少女は安心したのかホッとかたを下ろした
「あ、あのあなたはだれですか?」
「私ですか?神です」
「は?」
「だ、か、ら、私は神なんですって」
「はぁああああ!?」
なんだそれ、ラノベか?この展開はラノベ小説か?
「じゃ、じゃあここはどこですか?」
「異空間ですねっ!」
「………………」
なんだよこれやっぱりラノベ小説の展開じゃねぇかよ!?
というかなんだよ当たり前のように「異空間ですねっ!」って
なんなの?ねぇなんなの!?
「どうかしましたか?」
「い、いや何でもないです。ところでなんで俺みたいなクソニートがここに呼ばれたんですか ?」
「異世界を守るためです!」
「へ?」
待て嫌な予感がするぞ?
「あなたが勇者になって異世界を救う救世主になるんですよー」
やっぱりな!何となく分かってたよこの展開わかってたよ!
「あなたは特別な能力があるんです」
「と、特別な能力?」
「はい、あなたは生まれつき授かったユラナスという特殊な属性を持っていてそのユラナスが持っている特別な能力が使えるんです」
「ユラナスって確か天王星のだよなってことは……」
「はい!異世界にはあなたの他にもマーズ、ジュピター、マーキュリー、ヴィーナスの四つの属性を持っている人がいるです!」
え、それってあの美少女戦士の……(((
「それで?」
「あなたが残りの4人を集めていま異世界に恐怖をもたらそうとしている冥王星プルートゥの力を持っているサターンの暴走を止めて欲しいのです!」
「無理です」
「え?」
「そんな急に異世界とか無理に決まってるじゃないですか」
「えぇええ!」
そんなの当たり前だいきなり異世界だの神だの
意味わかんねぇよ!
「お、おねがいしますうぅう!この通り!!」
「無理ったら無理!」
「だったらこうしましょう!もし異世界を救ってくれたら一つでもなんでもあなたの願いを叶えましょう!」
「なんでもですか?」
「はいっ!」
「…………わかりました」
「ありがとうございます!!!!」
「で、どうやって異世界に行けばいいんですか?」
「あ、あそこの空間から飛び降りてください」
「え?」
そこには見たことのないようたかさのあなが俺の目の前にあらわれていた
「たっっっか!!」
「それじゃあ行きますよー?3.2.1でいますよ!」
「えっちょっ、」
無理無理無理無理だって!!死ぬってマジで!!
「3.2.1!」
「まっ……!」
「0!!!」
「うわぁぁぁああ!!!!」
こうして俺の異世界冒険は始まったのだった……
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