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暗躍するもの
俺は地下牢にいるアウレシアにスライディング土下座をかました。
一国の王子としてあるまじき行為だが、前世を思い出した俺にはなんて事ない行為だ。
お願い。アウレシアたん。俺を殺そうって思わないで。
俺はアウレシアを牢から出して、家に帰してやろうと奮闘したが、物語の強制力が働くのか、結局は国を放逐という事態を替えられなかった。
力不足を感じる、本当にすまない。
アウレシアにかけられた冤罪を調べてみたが、ある有力商人の影がちらつく。
それは単に俺の寵を争った女の所業というよりは、もはや政変クラスの陰謀だ。
国家転覆までは考えていないようだが、貴族勢力図を塗り替えるべく綿密に張り巡らされた罠だった。
アウレシアは憐れなスケープゴードにされたに過ぎない。
宰相や国王がアウレシアに対してとった態度に、俺は国そのものを見限りはじめていたが国の内情は酷いの一言につきた。




