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始めも終わりも決めるのは僕。
歩く。
歩いていた。
灰色しかない、この道に終わりなんてあるのかな?
誰か教えてくれこの道の終わりを。
どこまで行けばいいんだろう。
わからない。
分かれ道にはどちらに行けばいいの?
見下している陽。
さっさと決めないと飲み込まれてしまいそうだね。
もう一人の僕が左にいるから
僕は右。
そうしたらもう一人の僕もぴったりついてきた。
長い、
長い上り坂。
たどり着くと
たくさんの立花が僕を歓迎した。
きらきら光る立花。
いつしか僕が見下す側になった。
後ろを振り返れば、終わりがあった。
ああ、戻ろうか。
僕の家が始まりであり、終わり。
気ままに。




