『ワセトチの速記』
昔、石神井川だか神田川だかを、神様が、石の舟に乗って下ってきた。途中、ワセトチというところがお気に召して、そこで石の舟を下りられて、近くの石窟に入られたという。そこに停めたままになっている石の舟に腰をかけると、てきめんに悪いことが起きるのだという。石の舟から石神井という地名が生まれたとか、ワセトチとは早稲田の土地のことだとか、石窟というのは穴八幡のことであるだとかいう言い伝えが残っており、早稲田の地で速記が盛んなのは、この神様の御利益であるという。
教訓:神様の御利益でなくても、速記は盛んになりそうであるが、神様の御利益があれば、鬼に赤プレスマンである。




