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YouTubeドラマ意味怖シリーズ~婚約指輪

作者: 夢野カケラ

初めまして、夢野カケラです。


ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。


また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。


どうぞよろしくお願い致します。


少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。


サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


【アメーバブログ】

https://blog.ameba.jp/ucs/top.do


【男山教会ホームページ】

https://otokoyamakyoukai.jimdofree.com/


【YouTube】

https://www.youtube.com/@user-vh3fk4nl7i/videos


【YouTubeドラマにつきまして】

無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、

お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。

基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。

創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪

出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬

でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、

どうぞよろしくお願いします(^^♪

【意味怖】:タイトル:(仮)婚約指輪


▼登場人物

上木静子うわき しずこ:女性。翔の妻。30歳。家事とパートの兼業。

●上木 うわきしょう:男性。35歳。静子の夫。浮気性。

横矢よこやリコ:女性。25歳。カケルの浮気相手。台詞なし。イメージだけでOKです。


▼場所設定

●上木宅:都営マンション。

●街中:一般的なイメージでお願いします。


NAは前半:上木静子、後半:上木 翔でよろしくお願いいたします。

(イントロ+メインシナリオ+解説=3659字)



イントロ〜


皆さんこんにちは。

皆さんはこれまでの恋愛で、浮気をした事・された事があるでしょうか?

どちらにしても嫌な気分が残りますよね。

今回は、そんな浮気性の男にまつわる意味怖のエピソードです。



メインシナリオ〜


NA:静子)


私の名前は上木静子(30歳)。

今は夫と結婚し、都内のマンションで暮らしている。

夫の名前は上木 翔(35歳)。

子供はおらず、夫婦共働きで将来の生活設計を立てているところ。


静子「はぁ。今日も遅いなぁ。今日は結婚記念日だから早く帰って来てって言っといたのに…」


最近、私には大きな悩みがあった。

それは、

「夫がもしかすると浮気しているかも知れない」

という事への大きな不安。

結婚当初は毎日早く帰ってきてくれて、夫婦水入らずの時間をきちんと設け、2人の甘い生活を守ってくれていたのに、それが最近めっきり少なくなった。


静子「もう22時か。せっかく作ったローストチキン、あっため直さなきゃ…」


今日は必ず早く帰ると約束をして家を出たのに、やはり遅かった。


ト書き〈翔が帰宅〉


翔「ただいまー」


夫が帰ってきたのは深夜0時を回った頃だ。


静子「今日も遅かったのね。残業だったの?」


翔「そうだよ。全くまいるよ最近、上司は俺にばかり残業押し付けて来てさ」


夫の背広から、ほんのり女の匂いがしてきた。

大抵の男は、外でして来る浮気を簡単に誤魔化せると思っているのかも知れないが、こんな時、女の直感は男の想像以上に敏感になる。

私は「夫は確実に浮気してる…」と直感した。


静子「あなた、今日はずっと1人だったの?帰りに誰かと一緒だったとか?」


翔「ああ?何でそんなこと訊くんだよ。ずっと1人だったに決まってんだろ。誰かとどっかに飲みに行って、こんな早くに帰って来るかよ馬鹿野郎」


静子「は、早くって…もう0時回ってんのよ!これの何処が早いのよ!あなた、今日は何の日だったか覚えてる!?」


翔「ああ!?何だようるせーなぁ!それが外で一生懸命働いてきた夫に言う言葉かお前!」


静子「今日、私達の結婚記念日だったのよ!私ずっとご馳走を作って待ってたのに!あなたと又ゆっくり2人きりで過ごせるって思ってたのに…!」


翔「あん?結婚記念日だぁ?…そっか、今日で3年目か…」


記念日と聞いて夫は少し静まった。


翔「…まぁ悪かったな。これからはもっと早く帰るようにするよ。明日、記念日のやり直ししようぜ、な?はぁー、とりあえず今日はもう疲れたからよ、寝るわ」


静子「…」


そう言って夫は風呂も入らず、寝室に行って寝た。


静子「どうしてこんな事になっちゃったのかしら…。前はあんなに楽しかったのに。夫も優しかったのに…。私達、もう終わりなのかなぁ…」


ト書き〈数週間後〉


そして数週間後。

私は夫の子を身籠っていた。


ト書き〈産婦人科の帰り〉


静子「どうしよう…。こんなメチャクチャな環境で子供なんて産んだら、子供を不幸にしてしまわないかしら…?こんな状態の私達なのに、生まれて来る子供、ちゃんと育てられるのかしら…?」


私はあらぬ事を考えながら、ただ生まれて来る子供の心配ばかりしていた。

でも…


静子「な、何言ってんのよ私!こんなこと考えるなんてどうかしてる。私たち夫婦じゃない!夫婦なんだから子供が出来て喜ぶのは当たり前よ!」


静子「…大丈夫!あの人もきっと喜んでくれる!私がしっかりしなくてどうするの」


そう思い直し、子供が出来た事を心から喜んだ。


ト書き〈相変わらずの翔〉


静子「え?今なんて言ったの…」


翔「だから、今の俺達の生活環境じゃ子供は育てられないって言ってんだよ。俺とお前で掛け持ちしてやっとの生活なのに、これ以上食い扶持増えてどうすんだよ!」


静子「あなた何言ってるの!私達の子供なのよ!今までずっと出来なくてやっと出来た赤ちゃんじゃない!それをそんなふうに言うなんて、あなた一体…!」


翔「あーもううるせーなお前は!わかったよわかった!育てりゃいいんだろ育てりゃ!」


そう言って夫は出て行った。

きっと、鬱憤を晴らしに飲みに行ったんだろう。

ショックだった。

夫が私達の赤ちゃんをあんな風に思ってたなんて。


静子「…でも、一緒に育ててくれるって言ったわよね…きっと大丈夫よね…」(泣きながら)


ト書き〈数ヵ月後〉


それから数ヶ月、私はガムシャラに働いた。

働ける内に働いておかないと、臨月間近になれば夫の稼ぎだけに頼る事になる。

そうなるのも嫌だったから、出来るだけ貯金しようと躍起になった。


ト書き〈パートから帰宅〉


静子「はぁはぁ、やっぱり身重になると大変ね。階段上がるのだけでもしんどいわ」


帰宅したのは20時頃。

夫はとっくに帰っていたようで、ベッドで高いびき。


静子「もう、ちょっとぐらい後片付けしてくれてもいいじゃない」


夫はさっさと晩ご飯を食べたようで、食器は台所にそのままだった。

背広もキッチンの椅子に脱ぎっぱなし。

私は食器洗いと後片付けをし、やる事をやって寝ようとした。


静子「あ、そういえば背広…」


夫の背広を衣紋掛けに掛けようとした時だった。


(携帯に着信)


静子「え…?だ、誰なのリコって…。まさか本当に浮気を…?」


夫が浮気していた事がはっきりした。


ト書き〈翌日〉


NA:ここから翔)


翌日、俺は二日酔いで目が覚めた。


翔「う〜、やっぱ昨日飲み過ぎちまったかなぁ」


俺は昨日、会社帰りに同僚の横矢リコ(25歳)という女とスナックに行った。

そこでしこたま飲み、リコと愛の語らいをしていた。

それでも静子に疑問を持たれまいと、なるべく早く帰った。


翔「でも思い出すとたまんねぇなぁ❤くぅ〜リコたん!やっぱ若い女の方がいいよなぁ、使い古した女房よりもよう。おっと、自宅であいつの事はご法度だったな」


俺は静子の読み通り、浮気をしていた。

相手は10歳も若いピチピチのギャル。

男なら誰だって若い女に飛び付くものだ。

でも静子に子供が出来、少し身動きが取り辛くなる。


翔「ガキかー。別に俺はガキなんて欲しくねぇんだけどなぁ。もっと遊びてーし。まぁ、いよいよになりゃ適当な理由付けて、あいつと別れたっていいんだけどな」


俺は密かに静子と別れ、浮気相手のリコと再婚する計画を立てていた。

既にリコには、婚約指輪まで渡してある。

とりあえずその気にさせといて、どっちとも繋いで置こうと言う算段だ。

リコと暫く付き合ってみて、今後も楽しそうならリコと結婚する事に決めていた。


ト書き〈その日の夜〉


リコは今日、会社を休んでいた。

だから俺も早く帰った。


翔「っかしいなぁ、あいつから1日連絡無いなんて、今まで無かったもんなぁ…。なーにやってんだろあいつ」


翔「ん?静子もまだ帰ってないのか」


いつもなら帰ってる筈の静子も家にいない。

まぁどっちでもいいやと腹を決め、俺は1人で寛ぐ事にした。

するとそのうち静子が帰って来た。


静子「ごめんねー、今日はちょっとパートの仕事長引いちゃってさ!あなた、お腹すいたでしょ?今すぐご飯にするからね」


静子はいつになく上機嫌だった。

少し不思議に思いつつ、まぁリコもいないしと、俺もそれなりに気持ちがほぐれた。


ト書き〈夕食〉


静子「あなたー出来たわよー」


リビングでテレビを見ながら寛いでいた俺に、静子が声を掛けた。


翔「お、今日は鍋かー♪」


鍋は俺の大好物だ。


静子「あなた好きでしょ?今日ね、帰りに鍋用のお魚とかお肉とか一杯買ってきたのよ♪ほら、前に結婚記念日のお祝い出来なかったじゃない。だから今日したいと思って❤」


翔「そっか、いや、ありがとな静子」


この時、今日1日連絡をくれなかったリコが少し恨めしく思い、代わりに静子がよく見えた。

改めて静子の優しさに包まれ、静子をもう一度愛した感じだ。


静子「さ、あったかい内に食べよ♪」


翔「ああ♪」


久しぶりの夫婦の団欒だった。

しかしこの直後…


ト書き〈鍋から指輪が出て来る〉


翔「ん?あ痛てッ!痛ツツゥ〜!な、何だこれ…!?」


鍋から魚を取ってスープごと飲んだ時、ガリッと石のような、硬いものを奥歯で噛んだ。


翔「え…こ、これって、もしかして」


見覚えのある婚約指輪。

静子は変わらず優しく微笑み、俺の顔をじっと見つめていた。



解説〜


はい、ここまでのお話でしたが、皆さん意味怖の内容が分かりましたか?

それでは簡単に解説します。


今回はラストの場面に注目しましょう。

それまでに静子の夫である翔は、会社の同僚・横矢リコと浮気していました。

その浮気に静子は薄々気づいていましたが、或る夜、翔の上着から出てきた携帯にリコから着信があったのを目撃し、その浮気への疑惑を確信に変えます。


ラストの場面で翔が会社から帰宅した時、静子はまだ帰っていませんでした。

とっくに帰っている筈の時間帯に帰っていない。


その理由はズバリ、

「静子がリコを殺しに行ったから時間が掛かった」

というものでした。

リコがこの日、会社を欠勤していた理由にも結び付きます。


そして、鍋から出てきた指輪。

この指輪は翔が婚約指輪としてリコに渡していたものでした。

その指輪が鍋から出て来たと言う事は…

「鍋の中の具材は一体何の肉だったのか?」

「リコは今どこにいるのか?」

考えただけでも怖いものです。


少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。


サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


【アメーバブログ】

https://blog.ameba.jp/ucs/top.do


【男山教会ホームページ】

https://otokoyamakyoukai.jimdofree.com/


【YouTube】

https://www.youtube.com/@user-vh3fk4nl7i/videos


【YouTubeドラマにつきまして】

無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、

お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。

基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。

創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪

出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬

でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、

どうぞよろしくお願いします(^^♪

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