まさか!? 私の娘が場面緘黙と診断されました。
つい最近、うちの10歳になる娘が場面緘黙と診断されました。
家では至って普通の子で、何でも私や姉、父親にも話してくれます。
だから何にも心配していませんでした。
・・・でも? この子が通う学校の先生にこんな事を言われました。
『・・・ユリちゃん? 家ではどうですか?』
『えぇ!? 先生、うちの子が何か学校でしたんですか?』
『・・・い、いえ、それが何も、』
『えぇ!? どういう事なんですか?』
この子の担任の先生が言うには、全く学校では誰とも話さないと言いました。
誰とも目も合わせず、ただジッとしているとのことです。
初めは担任の先生も、“大人しい子”なんだと思っていたらしいです。
そのうち、他の子達とも仲良くなるのだろうと......。
でも? 1年経った今も誰とも話さないと聞きました。
うちではよく話すし、よく笑うんです。
それなのに、学校では誰とも話さないなんて私は信じられませんでした。
私は学校から帰って来た娘に直接聞く事にしたんです。
『ねえねえユリ?』
『うん? 何?』
『アンタの学校の担任の先生から電話があって! 学校ではアンタ一言も
話さないって言ってたわよ。』
『・・・・・・』
『本当なの?』
『・・・ううん、』
『なんで! もうクラス替えして1年以上も経つじゃない!』
『ワタシにもよく分からないの。』
『・・・よ、よく分からないって、』
『学校に行くと、急に体が固まって声が出なくなっちゃうから。』
『えぇ!? 前からそうなの?』
『ううん、』
私は娘から、“真実”を聞かされて、この子を病院に連れて行く事にしました。
そしてこの子の“病名がはっきりと分かったのです。”
『先生! この子はどうなってしまったんですか?』
『お母さん! 少し落ち着いてください!』
『・・・す、すみません、』
『ユリちゃんの病名が判明しました。』
『えぇ!?』
『・・・・・・』
『ユリちゃんの病名は? “場面緘黙です。”』
『えぇ!? ば、場面緘黙?』
『ユリちゃんは、家族以外の人とまともに話す事ができないんです。』
『“人見知りではなくてですか?”』
『はい! 現に家では普通に他の子達のように話が出来ているはずです、
でも学校では誰とも話せない。』
『・・・あぁ、はい、』
『症状としては? 体が固まり声が出ず、相手の目も見れないはずです。』
『・・・そ、そんな、うちの子が、』
『今もわたしとは目も合わせられないでしょう!』
『・・・・・・』
『ユリ、本当に先生と話す事もできないの?』
『・・・・・・』
『先ずはゆっくり人に慣れていくところからはじめていきましょう。』
『それで、先生! 娘は治るんですか?』
『“本人次第としか今は言えません。”』
『・・・そ、そうですか、』
『はい。』
・・・まさか!? うちの子が場面緘黙症とは思ってもみませんでした。
それに聞きなれない言葉に、私は戸惑ってばかりで。
この子は治るんでしょうか?
緊張して話せない! 話したくないのではなく“話せない!”
家では本当に普通の同年代の子供と一緒でむじゃきに家ではしゃぐ事も
あるし冗談も言う子なんです。
それなのに、一歩家を出れば人と話す事もできないなって!
娘はこの先、どうやって生きていくのでしょう?
どうか、娘を治してください!
今は、娘を治せるお医者さんを探すしかないと考えています。
最後までお読みいただきありがとうございます。