表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

いつだってワタシは。

作者: Nemuri

長い髪がきれいだ とほめられることが増えた。


今のわたしの自慢は、この長い髪だけだろう。


細くてダメージに弱くて、とても扱いにくい髪だけれど沢山手入れをすればきれいに輝いてくれる。


少し前までは男の子のように短く軽い、自分の髪が大好きだった。


男の子のようになりたい と思い込み、無理やり自分を納得させていた。



わたしを周りの人は、わたしが自分の髪を手入れするように接してくれる。


周りは優しい人ばかりで、いつだってわたしを大切に思ってくれて


わたしが自分の髪を優しく、根気強く手入れをするようにそばにいてくれるのだ。


そのたびにわたしは自分のこころの汗や涙に気づき、少し休むことができる。



それでもワタシが辛いと叫ぶとき、わたしはこうしてパソコンに自分の思いを綴るのだ。


ワタシが他人を傷つけたと感じたときは、ほんとうにそうか と画面の文字に問いかけるのだ。





いつだってワタシは、暗くて、

          

          考えすぎで、


          不安で、

 

          寂しがりやで、


          愛に飢えていて、


          自分が大切だ。



今のわたしに満足できるはずがない。


助けるよりも助けられるほうが圧倒的だ。


わたしに対するすべてが不安で、信じることができない。


だからこそ、ワタシを愛し、知らなければならない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ