こんな設定のラノベはどうでしょう。
1945-03-10、プチ・愛国者だった僕は焼夷弾の炎にまかれ死んだ。万世一系の天皇の食す国の行末が気がかりだった。
気が付くと北畠親房に転生している。大塔宮も顕家も楠正成も死なせず、足利尊氏と手打ちして、主権者としての帝の地位を盤石のものとしてみせようぞ。それはいいけれど、『神皇正統記』を著す自信はない。どこぞに適当なゴーストライターはおらぬものか。
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三流大学を出てブラック企業に就職し社畜生活をおくっていた俺は転生した。ここから逆転人生だぜ、と目論んでいたら、仲間の一人 A は、高校では生徒会長でテニス部のキャプテン、東大を出て大蔵省に入省、若手の出世頭だったと、B から聞かされる。B の前世はというと、その父親は**病院の外科部長で…… 勝てる気がせん。
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16 歳で冒険者になって、1 年以内に死亡するものが 25%、廃業するものが 40%。その平均寿命は 20 年。可愛い弟にそんなハイ・リスク、ほぼ 0 リターンな人生を選ばせません。
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わたくしはこの家に嫁してきたのであって、あなたに嫁してきたのではありません。わたくしを嫁と呼んでよいのはこの家の当主であるお義父さまだけです。場末の寄席芸人のような話し振りはおよしあそばせ。
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海軍兵学校で一年留年した王太子をしごいたのがバンゼー公爵家の長女だった。
「ユリアーネ、俺は貴様との婚約をここに破毀し……」との王太子の声明に、「そういえば、あの二人は同期の桜だったね」と皆が頷いた。