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アルス・マグナ

ニグレドを習得した僕はラオスさんがいる部屋へと向かった。


「やはり、お主が来たか。待っておったぞ。さっそくじゃがアルス・マグナに昇華しようかの。」


ラオスさんが僕に近づき呪文を唱えると目の前に三体の精霊が現れた。


「私は癒やしを司る水の精霊王アクア。」


「我は破壊と再生を司る火の精霊王フェニックス。」


「儂は大地を司る精霊王タイタンじゃ。」


「そして最後に私が風を司る精霊王シルフィードよ。」


ラオスさんは髭を生やした学者のような老人の姿から20代前半と思われる髪の長い女性へと変化した。

そしてラオス改めシルフィードが淡々と説明を始めた。


「ニグレド、アルベド、ルベドは精霊王である私達の力のほんの一部しか力を発揮できなかったけどアルス・マグナは宿主が精霊の魂を取り込むことで精霊の本来の力を最大限まで引き出せるの。その分宿主の負担は大きくなるけどね。あと魂を分離した精霊は普段は宿主の中にいるけれど宿主の呼びかけに応じて実体化して召喚もできるわ。ただし本来は高い次元にいて物理攻撃や魔法攻撃が一切無効の精霊でも同じ次元に存在するとダメージがあるの。でも死ぬことはなくて一時的に宿主に戻るだけで時間が経てば再び召喚できるわ。あとあなたなら下位魔法の疑似魂魄は問題なく発動できるはずよ。いずれ上位魔法も使えるようになると思うわ。説明は以上よ。じゃ始めるわね。」


4人の精霊が僕を囲み呪文を唱え始めると僕の真下に魔方陣が現れ体の中へと吸い込まれていった。

こうしてアルス・マグナを習得した僕は急いで地上へと戻った。



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