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(検査)入院したら思っていた以上にヒマだった件

◆ きっかけ


 様々な器具を取り付けたりするため、個室だった訳だが、僥倖なことにWi-Fiが付いていた。なので、日中はアニメを観ることにした。

 アマプラの最初のおすすめに『転生したらスライムだった件』が出てきたので、脳死状態でチョイス。

 以降、退院するまで様々な作品を観たので感想をつらつらと述べる。

 ちなみに何でアマプラなのかと云うと字幕があったから。

 作者の聴力は今年の2月の病気をきっかけにかなり悪化。補聴器購入に至る。しかし、補聴器を付けたからと云って聴力が元に戻るわけではなく、聴こえない声は聴こえない。故に字幕が付いているアマプラには感謝しかなかった。

 願わくば、dアニメにも字幕があれば盤石。



① 転スラ(転生したらスライムだった件)


 文句なしに面白かった。

 特にストレスを感じることなくトントン拍子に物事が進むので、オープニング曲とエンディング曲をスキップして中身だけ視聴。シーズン2は総集編をざっくりスキップ。ヴァンパイアのおっちゃんがピエロに殺されるところぐらいから字幕が付かなくなって内容の理解に大ブレーキがかかるも、全視聴後にコミックスを購入して理解を深めた。

 お気に入りは、縁の下の力持ち的な存在感がハンパないゲルド(オーク)、お調子者なところが他人とは思えないガビル(リザードマン)、何かしらの神を見出した盲目さに共感を覚える示指のアダルマン(リッチ)。なお、アダルマンは後に混沌竜と合体してイケメンに若返るのだががソッチは除外。

 次点はゴブゾウ、ドワーフ三兄弟の頷くだけの末弟、黒兵衛。

 面白かったので、原作まで読んで心ゆくまで楽しんだ。

 もし、あの世界を訪れることが出来てギフトが貰えるのなら、ゴブタが貰った『タメ口を叩いても許される権利』かなぁ。

 その気はなくても『ヒトを不愉快にさせる天才』らしいんで。

 そもそも聴き取り能力不足から極力会話をしようとしない態度が原因の一端かなぁ、と。だから、ドワーフ三兄弟の末弟が『ウンウンウン』でコミニケーション取れるのが羨ましかったり。

 とまぁ、こういう細かいところまで楽しめたので、文句なしに面白かったです。



② ワートリ(ワールドトリガー)


 前々から視聴したかったが、シーズン1の全73話に及び腰だった。

 数える程しか字幕なしの回がなかったので、登場人物が非常に多い故に誰が誰だかの混乱を避けられたのは良かった。あと玄界と書いてミデンとルビが付いていたのも助かった。

 ミデンのミの部分が聴こえないで終始○デンだったので字幕のありがたみにむせび泣く思い。

 肝心の中身だが、なろうアニメの俺つえー万能感に慣れてしまうと、主人公の三雲修の絶対的な弱さに終始イライラするであろうこと請け合い。

 この作品の楽しみ方は、ほぼほぼ一般人に近い弱っちい主人公が話数を重ねる事に上層部すらも無視できない程の存在感を増していくことにカタルシスを感じて、オカンの気持ちになって『成長したわね、修ちゃん』などと草葉の陰で温かく見守るのが正しそう。

 元AランクのBランクとか主人公と比較して恵まれ過ぎた能力相手のばかり注目して、アッサリと退場してしまうオッサムに不満を爆発させるのではなく、比較的序盤に超高等スナイプを使用してまで真っ先に排除にかかる高ランクのオッサムに対する認識(=脅威度)に想像を巡らせると、日常生活パートにて彼等が殻を打ち破ろうともがくオッサムに(分かる人には分かるレベルで)協力的なのには心温まる思いにホッコリ。とはいえ、この行間の隙間を埋める様なもどかしさがダメな人は受け付けない、人を選ぶ作品なのかなぁ、とも。

 オッサムもシーズン3の終盤にはこれまでの集大成ともいうべき強かさが実を結ぶんですけどね。

 個人的には腹の探り合いの様なテクニカル重視の作品も好物なので、オッサムには悪いけれど、彼にはあんまり強くなって欲しくない。むしろ、敵を欺く《してやった感!》がオッサムの醍醐味なのでブレずに頑張ってほしいですね。

 迅さん曰く《揺れるな》ってヤツですな。

 もし、あの世界を訪れてボーダーになれるとしたら迷わずガンナー。ライトマシンガンとショットガン、大盾構えての50口径ブッパが戦闘スタイルなのでトリオン量は多めでオナシャス。

 どの隊に加入出来るかを選べるのなら、トリガーハッピー&ワンマンアーミーの完全ソロ仕様が活きる漆間隊かなぁ。隊長さんが独特のセンスをお持ちだし、無理してコミニケーション取らなくて良さげなところが入隊ポイント。

 ↓(ここからは、いつもの蛇足ばなし)

 私事であるが、現在の聴力事情から戦闘スタイルの元ネタとなったゲーム内にてスナイパーに転向すべきか悩んだ。しかし索敵下手なのと近接攻撃の敵の足音が聴こえない&スナイパーの打たれ弱さを考慮して、結局は何時ものように(アーマー値最大ガン盛りで)大盾構えて背中を晒さないように敵陣の懐に入った方が比較的安全なことに気付いてしまった。

 えっ? ライトマシンガン&ショットガンの組み合わせが非効率?

 俺の命中率は(ある意味)脅威の8%!

 ポリシーは『弾数バラ撒きゃいつかは当たる!』

 

 お気に入り登場人物はゾエさん(オカン)、オッサム(頑張れ)、陽太郎(喋り方)。



③ ダンまち(ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているのだろうか)


 字幕は付かなかったが……

 ロリ巨乳→聴こえる

 主人公 →聴こえる

 受付のエルフ→聴こえる

 主人公の初恋の人→聴き取りにくい

 ヘパイストス→聴こえる

 タケミカヅチ→聴こえる

 温泉マニア →聴こえる

 狐のメイド →聴き取りにくい

 発情ガマガエル→聴こえる

 ……と、主要人物の声がほとんど聴こえていたので問題なかった。


 シーズン3まであるが、2まで観て視聴意欲がロスト。

 シーズン1はあまり気にしなかったが、シーズン2は寄り道ばかりしている印象が強すぎて、特に最終話は最後に持ってくる内容なのか首をかしげた瞬間、サッサと次のアニメに移ってしまった。



④ ありふれ(ありふれた職業で世界最強)


 『兎獣人』がどうにも受け付けなかった。

 原作を読んでいた頃の自分のイメージではピーターラビットみたいなキャラクターだったのだが、まさかのバニーガールコスプレをした痴女である。しかもアニメではこれみよがしに尻と乳が何度も強調されるシーンがあり、コレジャナイ感の払拭には至らなかった。

 では何で視聴したかだが、なろうファンタジーではほとんど存在しない銃を扱う主人公だったから。どんな戦闘シーンを披露してくれるかと期待してみたが、雑魚瞬殺と強敵牽制に(まんまデビルメイクライのダンテを)意識したかのようなスタイリッシュポーズで二丁ハンドガンをパンパン撃つものの、強敵への止めがパイルバンカーだとか特大エネルギー波をぶちかます対物ライフルだったりと、銃の存在意義が薄い。

 ショットガンとかサブマシンガンとかアサルトライフルとかマークスマンライフルとかライトマシンガンとか様々な銃種がある中で、ハンドガン、対物ライフル、ミニガン、手榴弾ぐらいしか出てこない。しかも世界最強を謳っておきながら少ない手数のそれらが致命攻撃力にならず、相棒の魔法だとか痴女のハンマーによる打撃が止めになったり、シーズン2のファンネルに至っては『もう銃要らねえだろ、あ?』としか思えず、つくづくファンタジー世界における銃の活躍の難しさに歯噛みした。

 あと、細かい部分で気になったのは、序盤に力をつけるために色んな生き物を食べていたのが、ヒトの形をした強敵を退けても血肉にしないのが、何とも。

 なろうファンタジー特有の(またはイケメン&美人限定の)どんな欠損でも瞬間快癒する都合のいい回復魔法が有るのだから、腕一本ぐらい食べたあとに元通りに治しておけばオールオッケーな気がするのだが。あのハーレム要員なら遠慮なく食べられそう…………

 あー、そうか。解っちゃったわ。ハーレム要員を食べるとしたら処女だったね。となると主人公は、銃は銃でも一番扱いが得意なのは裸の銃で、世界最強はベッドの上なのかー。

 そりゃあ、本当に強い敵が出てきたら苦戦するわなぁ。ハハッ。


 原作は面白かったけど、アニメがガッカリでした。

 (今のところ)シーズン2までありますが、特に見どころはありませんでした。むしろ、このレベルでシーズン2まで行ったのがスゴイですね。

 原作者さんて、ナニモノなんでしょうね。

 少なくともぽっと出の新人小説家とかじゃないでしょ、この待遇。



 以上が入院中に視聴したアニメとなります。

 転スラとワートリは視聴後にコミックス(電子書籍の方)まで購入して、こちらも面白かったですね。

 面白いモノはどの媒体でも面白いですね。一方で、ダメなものは何処でボタンの掛け違いが起こるのでしょうね。

 何とも云えない不思議体験をしましたね。(๑•̀ㅂ•́)و✧


 それではまた、次話でお会いしましょう。

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