ペルソナ5 ダンシング☆スターナイト
更新作品ロストという悲劇をきっかけに『習作』という言葉を知りました。
今回はテーマに沿った形で、いつもの彼らが問答します。
① クリアしたった!
「イージーでもクレイジーキング獲れたからひょっとして……と思っていたが、クリアできたな」
「難易度:イージーだけどな」
「難易度:イージーでも、クリアできたってことが大事なんじゃないですかぁ?」
「イージーイージー連呼されると、何か腹の底からクルものがあるが、悔しいからといって難易度:ノーマルにも挑めないんだよな。一分も持たずにゲームオーバーだ。だが、言いたいことはそれじゃない」
「例の双子だろ」
「ますたー、お気に入りですものねぇ」
「左様。あの双子が尻を突き出してハモった踊りをする部分なんか、毎回、ボタン押すのを忘れてミスるぐらいにな!」
「お前、それは流石に自重しろよ」
「ますたー、目つきが怪しいおじさんそのものですよぉ?」
「世間一般では、あの双子のことをこう呼ぶものもいる。幼女大正義!」
ガッツポーズを決め、高笑いするベルフェゴール。
その脇を固める少女たちは、ため息をつきながら、互いの銃器にサプレッサーを装備し、安全装置の状態を確かめるのだった。
② クレイジーキング
「忘れもしない。モナの振り付けで始まった『酒と肉と』を」
「晩酌か!」
「ん?」
「ますたー、エンディングの主題歌名を間違ってますよぅ」
「ああ、あまりの感動で記憶が欠落したのだろう。『塩と肉と』だったな」
「それじゃ、ハムだろ!」
「じゃあ、『塩と水と』」
「海水か!」
「肝とニラと?」
「レバニラか!」
「肉と肉と」
「おばちゃん、肉丼、テラ盛りね! って、里中か!」
「息ピッタリですぅ。さすがはクレイジーキングにクレイジークイーンですぅ」
「うう……、コイツのバカさ加減にマジメに突っ込んでただけなのに、ベレッタに軽蔑された。理不尽だ!」
「こういう時、世間ではこう表現する。『ナカーマ、ナカーマ』とな」
「オレをお前と同列に語るんじゃねぇ!」
シグの怒りのメガトンキックにより、ベルフェゴールは空の向こうへと飛ばされた。
ちなみに、主題歌の正しい名称は『星と僕らと』である。
③ 奥村 春
「メインウェポンが斧に、サブがショットガンという確殺の入った彼女な」
「お前の頭の中身がどういう思考回路になっているのか、そっちの方が怖いんだが」
「それで? ハルちゃんがどうしたのですかぁ」
「コミュランクが6になると、本作初めての、各キャラクターのお部屋訪問ができるようになるわけだが、あったんだよ、斧が。庭に」
「別に、金持ちの家なら斧ぐらいあってもおかしくないだろ」
「庭だったら違和感ないですよぅ。ますたーみたいに部屋の中に銃がゴロゴロしてれば別ですけどぉ」
「銃といえば、フェゴール、お前のベッドの中にあったスパス、新しい彼女か?」
「な!」
「イサカという正妻を差し置いて、また新しいショットガンを手に入れたんですかぁ。物好きですねぇ」
「う!」
「そういえば、数日前にアーマーソンからガンケース来てたよな」
「受肉する予定のあるなしはともかく、ベッドにむき出し放置は良くないからな」
「で?」
「予定があるのですかぁ?」
「イサカに黙って、また彼女作る気かよ」
「どうなの?」
その後、ベルフェゴールは返答一つで、頭をかち割られそうなスリリングな問答を繰り返させられたとか。南無三である。
「それはさておき、春ちゃんといえば、コミュランク8のイベントだな」
「何か見どころあったか?」
「春ちゃんが、主人公の雨宮くんに想いを伝えるシーンがある。その際、彼女は『スキ』とは明言しないものの、あごを引いて、顔を半分隠しつつもそう思わせぶるいじらしさを発揮する。彼女、ヤバいと思ったね」
「ヤバい?」
「あまたに散らばる雨宮くんの浮ついた心だったら、コロリと落ちるんじゃないかな」
「ますたーは?」
「このゲームにおいては、揺るぎなき心をあの双子に」
「このゲームにおいては……ね」
「信じてもいいですかぁ?」
「もちろんだとも。この話が終わった後にイサカのところに行って、スパスの説明をしてくるよ」
「信じるからな」
「そう期待されると、胃が痛いなぁ」
「自業自得だからな」
④ オッサンに飢えている
「そういえば、この作者、実を言うとこのダンシングゲーム、初プレイだったりする」
「前作の、P4D、結局、プレイしなかったんだな」
「プレイステーションvitaの購入、諦めたからな」
「それなら始めからソフトの購入とかやらない方が、良くないですかぁ」
「作者、重度のアトラス信者だからな。♯FE(ニンテンドーWii?のソフト)も、ハードを買う予定がないのに律儀に購入しているし、つい最近では真・女神転生Ⅴもその仲間になる予定だろう」
「Nintendo Switchは、いろんな良作が出てるじゃん」
「作者はマリオシリーズにはほぼ拒絶に近い拒否反応が出ているからな。もっとなんか魅力的なソフトがswitchで出てこない限りは購入しようとはしないだろう」
「例えば?」
「オッサンが主人公の……」
「マリオでいいじゃん」
「マリオはなぁ、何か『育ちのいい少年少女の優良ソフト』って感じが好きになれないんだよ。それに、自由度が少ない。ゼルダもそうだけど、遊び方を制限してくるよね。強制力を執行してまでして」
「じゃあ、グラセフ(グランドゼフトオート、GTAとも)?」
「あのレベルを日本のゲーム会社に求めるもの酷だろう。だが、オッサン主人公、いい味してるよね」
「オッサンといえば、なろうの小説もオッサンもの多くなったよな」
「書籍化した途端、オッサンじゃない見た目になるがな。アニメののぶも。大将を第一話で視て、視るのをやめたわ。コミックスの続刊待ちだわ」
「どんだけ、オッサン押しなのよ、お前」
「スネーク、帰ってきてぇ。たまごヘルメットでまたプレイしたいよ~」
「たまごヘルメットをありがたく被りながらプレイしてた人って、ますたーぐらいですからね」
≪説明しよう!≫
たまごヘルメット(正式名称不明)とは、『メタルギアソリッドⅤ~ファントムペイン~』にて、5回ゲームオーバーになったプレイヤーに贈られる、開発側からの救済措置である。
たまごの形をした白いヘルメットを被っているあいだは、敵兵が主人公のスネークを一切、無視するようになるので、堂々とチェックポイントにたどり着き、イベントを進めることが可能になるぞ。
ステルスアクションなのに、一切のステルスをしない主人公というのもどうかとは思うが、購入したソフトの元を取りたいという心境に優しい姿勢は好感度マックス!
小島監督に惚れるファンがいるというのも、納得の親切心ではないだろうか。
⑤ 操作性
「龍が如くのカラオケをプレイした経験があるなら、押すボタンが増えただけでクリア自体はなんとかなるな」
「この辺を『簡単!』といえない点が作者の下手っぷりを表すよな」
「でしたら、ますたーは真島のお兄さんに感謝しないといけないですねぇ」
「そうだなぁ。あの真島エグザイルを視たくて、必死にボタン操作を覚えたからな。押すボタンが増えても、リズム感覚がどうにかフォローしてくれた。今度、『龍が如く極』をプレイした際に、イヤでも出会うらしい粘着真島兄さんとしっかり遊ぶか」
「それで、お礼になってんのかよ」
「対象ゲームをキッチリ遊んでやるのが、プレイヤーの務めやと思うがな」
⑥ 手厚いサポート
「このゲーム、難易度のほかに『サポート』という部分が制作者の設定した難易度よりも下手なプレイヤーを手厚く保護するシステムがある」
「例えば?」
「この作者が用いたサポートは『ミスしても終了しない』『グッド判定でもコンボが途切れない』『オートスクラッチ』だな。あ、オートスクラッチは、ミスしてもボーナス得点が入らないだけのスクラッチという入力タイミングを自動でやってくれるシステムだ。これがあるのとないのとではステージクリアに必要な点数が稼げるかどうかが怪しくなる。とりあえずクリアは出来るけど、点数が取れない、先に進めない……というへたれプレイヤーには有難いサポートだったよ」
⑦ ダウンロードコンテンツ
「主な購入としてはストーリーに全く絡まない部外者をダウンロードすることにより、そのソフトで遊ぶことが出来るようになる」
「専用のコミュランクとか、あるのか?」
「さぁ? 購入しないとわからないな、このへん」
「それで、ますたーは購入するのですかぁ?」
「スターナイトのラインナップは、ほぅ。青年と少女か。一考の余地があるな」
「お前の言い方って、いちいち犯罪者くさいんだけど」
「今さらじゃないかな。怪盗団も似たり寄ったりだろ?」
「大きく間違ってますから。ますたーとは大違いですからぁ」
「えー」
⑧ 振り付け
「そういえば、このゲーム、ダンスに興味を持った人たちの入門用に振り付けモードがある」
「ゲーム性を取り払って、最初から終わりまでダンスのモノマネをするんだよな」
「ダンスって、ひとくちに言っても実際にどんな振り付けがあるのか、案外、知りませんからねぇ」
「で? お前、ひょっとして参考にしたのか?」
「まさか、せいぜい、ラジオ体操ぐらいしかせんぞ」
「ジジイかよ」
「ジジイなんだよ」
「それじゃあ、どうしてここで取り上げたのですかぁ?」
「作者の兄弟たちの子供たちがこのゲームに夢中になってな。意外と需要があるんだ。振り付け」
「子供たちはどのキャラクターが好きなんですかぁ?」
「男の子だと竜司。女の子だと杏と双葉」
「どうしてだか、わかりますかぁ?」
「竜司の動きは、まんまガキっぽい。ピースしたり、ちょっと粋がったり。あの辺が男の子的にはカッコよく映るんじゃね? 杏はイージーの『Beneath the Mask』でキングクレイジー獲ったときに視てたチビッコどもが杏の振り付けを真似していたな。カッコよかったそうな。双葉は親しみが持てる踊りが良いんだろう。まぁ、これも子供っぽいところがツボなんだろう」
「モナちゃんは?」
「モナはカワイイカワイイが目立ったな。『Tokyo Daylight』は真似してたな。アレには男の子も女の子も一緒になって踊っていた。一緒になってで思い出したが、双子のお尻シンクロも真似してたな」
「難易度:イージーとはいえ、よく見ているヒマがありましたねぇ」
「いや、パーフェクト鑑賞モードもあるから」
「抜かりないな、アトラス!」
「作者は、幼少期の体験で何かの才能が目覚めたら良いな、と願ったそうだ」
「お前ら、たまには良いことするんだな」
「伊達にナナチャン親衛隊をやってないからな」
「ああ、ワリぃ。そういう情報はパスな……」
「えー」
⑨ トラウマ姐さん
「誰だよ、これ」
「エリザベス。作者的にはキャサリンの次にトラウマ」
「えー、ちょっと変わってる人ですけどぉ、どのへんがですかぁ?」
「軽い気持ちでルシファーとサタンの合体技を使ったら、ダメージ9999のメギドラオン。ダメージ計算間違えたら、ミリ単位の体力ゲージからのディアラハンで体力全開! を普通にしてくるからね」
「メギドラオンは自業自得にしても、ディアラハンは……やり過ぎくね?」
「だろぉ! シグちゃんもそう思うだろ。その反省からか、続編のマーガレット戦ではそんなことなかったし、ホッとしたような、物足りないような……からの、ペルソナQで『エリザベス&マーガレット&テオドア』という悪夢の、悪夢のああああアアアア!」
「おーい、ベルフェゴール?」
「ううう、ムーンナイトでイヤでもエリザベス出てくるからなぁ。お手柔らかにお手柔らかにぃ、ナンマンダブナンマンダブ……」
「シグちゃん、アレではもう帰ってこないと思いますよぉ?」
「じゃ、本日はここまでだな」
「次回もよろしくお願いしますぅ」




