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ペルソナ5感想  ③ 男性キャラクター編

「にゃふー」

「何だよ、突然」

「にゃふーにゃふふぅ」

「あー、ますたー、とうとう頭に来たかもですぅ」

「…………これか! ラム(ニャ)ステアー(わふー)のギロチン合体! なるほどなるほど。どうしてこれを思い付かなかったのか……ブツブツ」

「おい、ベルフェゴール!」

「何だ?」

「ますたー、まさかラムちゃんとステアーちゃんをクビにする気ですか?」

「まさか。キャラクターとしてのモナは好きだが、あいつオスだからな」

「だから俺は猫じゃねー!」

「!」

「!」

「……空耳だろう。ペルソナでそういう催し物もあるし。それじゃ、恒例のヤツのスタートを切ろう!」


 ■□■□


「だいぶ、間が空いてしまったが今から男性キャラクターのランキングを発表する!」

「本当に今更だよな。もうペルソナのことなんて普通の人なら記憶の彼方じゃね?」

「そうですよぉ。あ、ひょっとして理由があるんですよね。ますたーのことだから」

「その通りだ、ベレッタ。理由は簡単。来年の春にペルソナ3&5のダンスゲームが発売予定だ。あと、ペルソナ5のアニメ版も出る。他の作品の更新に夢中になって、毒蛇の更新を疎かにしていたことを反省して、今こそ初志貫徹を、いやそれを言うならほぼネタ更新と化している本編の更新も重要だな。だが、自分は真面目に物事と向き合う決意が……

「って、長いわっ!」

「まぁ、良いだろう。それと今回は趣向を変えて、究極のランキングから順に圏外まで紹介しよう」

「お、どういう風の吹き回しだよ」

「簡単なこと。個人的なお気に入りが多すぎて絞りきれず、わっふわっふなキャラクターから紹介していった方がモチベーションも途切れないだろうという判断だ。では、幾三。よし、いくぞう」

「……」

「……」

「……反応してくれても良いんだよ?」

「寒すぎるんだよ(からのキック)」

「痛すぎるんですぅ(からのパンチ)」

「耐氷耐雷でも防げない、オーバーキルをありがと~~ウッ!」


>ベルフェゴールのヒットポイントがゼロになりました。復活まであと59秒。


(小休止)


究極  モナ(本名?:モルガナ)


「あー、これ、オレでも予想できたわ」

「私もですぅ」

「フッ、まぁ、冒頭で特大ヒントを漏らしていたしな」

「お前の枕元にも置いてあるからな。ヒーホーくん、クマ、モナ」

「いい歳したおっさんの癖にキモすぎるですぅ」

「いつ俺の部屋に侵入したのかはさておき、キモいはないだろう。愛だよ、愛」

「愛と言えば、アイギスが意外と置いてないのな」

「……人形ひとがたのを置くと、イサカがいい顔しなくてなぁ」

「ええっ、ねんどろいどにまで嫉妬するとか、なくね?」

「そう思うなら、シグちゃん、君にイサカへの説得を任せようか」

「わりーけど、説得できる自信なんてないわー」

「そんなことよりも、ますたーはモナにはどんな思い入れがあるのですかぁ」

「第一に、猫である」

「え、それだけ?」

「第二に、デフォルメされた、あのまるっこい形も大好きだ」

「ふむふむ」

「第三に、俺たちのモナ(モシン・ナガン)、大好きだー!!」

「オイ、ここでは自重しろよ、このロリコン」

「ロリコン? いいえ、私はひたむきに幼女を愛でる者なり」

「余計、タチが悪いですぅ」

「そうだぜ、このケダモノ」

「そう言えば、世間ではケダモノなんちゃらというアニメが流行っていて……」

「一文字違いだけどイロイロと危ないから、お前は寝とけ!」

「ですぅ!」


 シグとベレッタは互いのハンドガンを弾き、ベルフェゴールの額を撃ったぞ。

 初っぱなから選評者が血にまみれる波乱の幕開け。

 さぁ、気になる第一位はいったい何なんだ!



第一位  佐倉さくら 惣治郎そうじろう


「えっ?」

「ええっ?」

「ニヤリ」

「お前、ショタホモはどこ行ったんだよ!」

「えっ、驚くの、そこ?」

「そうですよぅ。プレイ中の『ウヘヘッ、織田ちゅわぁ~ん』の台詞はフェイクだったんですね」

「お前ら、いつ俺の部屋で盗聴を」

「まぁ、言い訳はともかく、この爺さんの魅力はどこだよ」

「素直じゃないよな。まったく猫が人化したら、ああなるのかね」

「ああ?」

「大切なところは口にしない。また、ますたーの悪い癖が出たですぅ」

「すまんすまん。面倒事は嫌だとか口では嫌みを言いつつも徐々に気を許していく過程。昭和の考えを押し付けつつもコーヒーの作り方をつきっきりで教えたり……さ、気持ちを口にするだけの愛とは違う、一見フランクのようでいて、肝心なところでは主人公をしっかりガードするだろ。ラストなんか『さっさと行け』という素振りをしつつも主人公いなくなってから鼻をすすっただろ。そういう細かいところが突き刺さったな」

「お前……」

「なになに、惚れた?」

「何で、それを女性キャラクター編で言わないんだよ!(からの金的)」


 完全に油断していたところからの金的に悶えるベルフェゴール。

 身から出た錆だと思うぞ、ベルフェゴール!


「あと蛇足だが、惣治郎の声の人、ペルソナ2~罰~で登場したパオフゥと同じ声の人なんだよね。まぁ、ペルソナかじってたら誰でも知っているネタだけどさ」

「何が言いたいのですか、ますたー」

「一説にはパオフゥの2~30年後の姿という陰毛説があってだな」

「陰謀説な。あと、さみーから」

「いたーいですぅ」

「それを念頭に置きながら、イベント毎の惣治郎の台詞を聴くといろいろと妄想がはかどるぞ」

「お前、それを形に現すなら別のサイトでやれよ」

「了解であります」

「面白くないからな」

「わかったクマ、了解クマ」

「しつこい人は、嫌われますよぉ」

「了解ホー」


 無情の銃撃がほとばしった。

 復活まであと以下略。



第2位  吉田よしだ 寅之助とらのすけ


「え?」

「ええっ?」

「ニヤリ」

「まさかの連続でおっさんかよ」

「何処がお気に入りなんですかぁ?」

「ああ、それとお前の『ニヤリ』だけど、スルーされていることにいい加減気付けよな」

「クッ。まぁ、いい。そうだな、まず見た目の優しさ。暖かさ。そして諦めの悪そうな大きな目ってところだな。次はコープランク最大で吉田が演説するときの最後の台詞『さよならは言いません。また会えるのだから』だな。グッと心に沁みた。これは声を充てることで深みが増すな。アニメ化が待ち遠しいぐらいだな」

「信じられないほどにベタ誉めだよ」

「ますたー、それなら惣治郎さんと寅之助さんの差は何処なのですかぁ?」

「んー、甲乙つけ難いな。惣治郎が素直じゃない猫なら、寅之助は陽だまりで目を細める犬みたいなイメージがあるからな。だが、あえてその差を分けたのはイベントだろうな。惣治郎、イベントでイロイロと噛みまくりなキーパーソンだし、台詞の深読みの楽しみもある。つまり、一口で二度美味しい」

「オレ、お前がそのうち各方面から怒られないかな、と思うときがあるんだ」

「シグちゃん、ますたーのあのパクパクは生活の一部ですぅ。難しいと思いますよぉ」

「だよな、碇パパみたいな無愛想とかよりは、ずっとマシだもんな」



第3位  獅童しどう 正義まさよし


「マジかよ。嫌われ者リストランキングじゃないんだぜ、これ」

「ますたー、本気ですかぁ?」

「本気も本気。何処がお気に入りか。それは声だ。池田秀一さんだ。『真・女神転生Ⅳ~ファイナル~』にて魔神ダグザの役を。海外ドラマの『ホワイトカラー』にてクッソ真面目な刑事の役をやってた人だ。ハゲでグラサンという見た目も素敵だが、あの声の前には魅力も霞む」

「あー、これって、審判のあのお姉さんみたいな状態ですねぇ」

「あー、声がお気に入りだから周回プレイしてもその人の声のところだけスキップしない、というアレか」

「心を盗まれる前の自尊心にまみれた声も好きだが、刺さったのは心を盗まれた直後のメソメソした姿をよく表現した台詞の数々だろう。何かこれまでの態度が態度だったから急にキューンと来てな。だけど、自分はそこまでライオンは好きじゃない。だから、猫と犬の牙城を崩せずの第三位」

「納得した。ホントに何で女性キャラクターのときに本気出さないんだよ、こいつは」

「異世界行ったら……

「じゃ、行ってこい」


 本日、三度目の発砲。以下略。


「まぁ、ただいま。真面目なコメントはさておき、今度は願望を漏らしていいだろうか?」

「願望? 何のだよ」

「来年の春に発売予定のダンスゲームに決まっているじゃないか」

「わかったですぅ。このおじさんたちを登場させてほしい、ということですねぇ」

「ご明察だ、ベレッタ。まぁ、一般公開したってことはほとんどマスターまで行っているだろうから無理だろうが、ダウンロードコンテンツとして使えたりしても良いんだで。それが無理ならおじさん集めてのダンサーズを結成させて、どっかの若い歌って踊れる男たちの真似をさせてみるとか」

「需要、あると思うか?」

「ないな。世間はイケメンと美少女だけを望むだろう。ジュスティーヌ&カロリーヌは規定路線だろう。だが、それで良いのか、アトラス。個人的には『ペルソナ音頭』の曲におっさんも若者もいっしょくたに踊ってくれる姿とか自分はスゲー見たいぞ。どうでもいいが、『ペルソナ音頭』の歌、子安さんの声も合間っていい感じの内容だよ。再収録ないのかなぁ」

「お前のその意見って、さりげなく『ペルソナ4』のディスりなのか?」

「否定はしないな。確かに彼らは魅力的だった。だが、今回はコープの連中までもが揃いも揃って味わいがあるのだよ。あの魅力を封印して、メインキャラクターと双子だけってのは勿体ないよな、と思う次第だ」

「でも、現実を見ろ。その思いはアニメの方にとっておけよ」

「むむむ……あっ!」

「何だよ、突然」

「親父ダンサーズが無理なら、吉田だけ、ラジオ体操させるとか」

「なんでラジオ体操なんだよ。なんで、吉田限定なんだよ」

「シグ、ラジオ体操は奥が深いぞ。特に第二なんか、普段から運動していないヤツがやれるレベルじゃない。比較的踊りやすい第一の方でも『体操のあるべき理想の形』として評価したら大抵のやつはともかく、あのずんぐりむっくりな吉田の体型では意外と難しい。それに躍りの楽しさなんて、何だかんだ言ってもやはり見た目由来であることがハッキリとわかるしな」

「お前なー」

「まぁ、言うこと言ってスッキリしたよ。売れるといいな。ダンスゲーム」

「んん? その言い方ですと、ますたー、今回は買わないのですか?」

「うむ。買わん。作者と自分はもう見た目がきれいどころのキャラを操作するのに秋田からな」

「プレステ4で出るんだぞ!」

「プレステ4で出すならもっとやれることもあるだろう。でも、規定路線以上の殻を破るような面白味を感じない。精々、キャラクター毎の様々なコスチュームがいっぱい増えて、この手の操作ゲームの上手い奴等がネットで対戦して、勝手に盛り上がるだけ。それだけだよ」


 第4位からの続きはまたの機会に。

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