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老化した脳に日本のゲームは辛い。特に作成者感覚の難易度設定の差に愕然とするよ。だからお願いがあるの。

 『フォールアウト3』という、何年前かの洋ゲーがありまして、核戦争後の退廃したアメリカの都市を、一人の若者が探索するゲームなんですが、メインシナリオそっちのけで、この都市探索が楽しい。


 ガチムチマッチョなミュータント、核をもろに浴びて変異した人間(=グールという名のゾンビ)、核の影響で巨大化したG(カサカサという音が最高にキモい)、無人化した会社のセキュリティを今なお護っている機械たち、色んな物を食べることで生き延びたけど、代わりに頭をやっちゃった人間(=レイダーというマッドマックスな悪役さん)、ハイテクアーマーに身を包んだ、その辺の住人とは生活圏が違う上から目線の軍人たち、まんまエイリアンみたいなよくわかんない生物(=デスクロー先生)……なんか出現する外敵をざっとあげただけでも、鉛玉をブチ込むのに遠慮する必要のない人たちばっかり出てくるので、ウチの愛用のポンコツミニガンが今回も輝いています。

 ストレス発散にも申し分なく、とてもステキング!


 残念ながら、日本のゲーム好きというのは、オメメの輝いた美少女美少年を操作するのが大好き(なんちゃってオープンワールドの『ドラゴンズドグマ』やオリジナルキャラクターを作るのがメインな『PSO2』とかが典型例かな?)で、どうしようもなく洋風な濃ゆーい見た目の人たちを動かす気には到底ならないでしょうから、このワクワク感が伝わらないのが何とももったいないです。


 こんなこったから、『ディアブロ3』もプレステ3or4で日本語版が出てくる兆しが見られないんでしょうね。PC版買って、日本語化パッチ云々と言われそうですが、親切に教えてくれた人が凶悪なウィルスを仕込んだサイトへと誘導してくれまして、以来、PC版の洋ゲーはやる気がゼロです。



 また、このゲーム、ただ出てくる敵をブッチするだけじゃなく、パソコンのロックを外した時に読める内部資料、その辺にオブジェクト感覚で放置されている録音テープ等の情報を探し出して、当時の核戦争後の動乱の様子を想像する楽しみも用意されていまして、探索するたびに、ただただため息がこぼれます。



 ……日本のゲームにこういう奥行きを求めるのは無駄でしょうね。


 例えば『バイオ6』ですが、そういった資料を読むにはゲームのあちこちにある青色のボタンを銃で壊すことで、通常ゲームプレイとは別のメニュー先で読んでください……という、バイオ3までのスタイルを潔いばかりにどこかにブン投げてしまいました。


 思い出してほしいんですが、初代のかゆうま日記。読んだ後のドッキリ感がいまだに語り継がれるように、演出方法を誤るのはいただけないと思います。


 まぁ、ある種究極のヘタレプレイヤーであるわたくしが、あんまりドヤ顔で言うことでもないですね。口の大きな、わたくしよりもずっと発言力のある人にこのゲームの欠点を悪辣に責める権利は譲ります。


 ただ、敢えてこのゲームに関して言えることは『ゲームとしてはダメ』でした。

 カプゥ~~ンコとかバカにされるのがよくわかる気がします。



 『逆転裁判』も、はや5作目と時代の移り変わりとゲームの進化性にただただ驚くばかりですが、もぅ、このゲーム、わたくしはやる気が起きません。

 発売前にこんなこと言うのもなんですけど、このゲーム、『異議あり!』『待った!』のタイミングに理路整然とした順序があるじゃないですか。

 ぶっちゃげ、この通りにしなきゃダメ! みたいな決められた解決方法。

 矛盾を明らかにするゲームですから、敷かれたレールの通りにプレイするのが筋なので、おかしくはないんですが、まぁ、なんちゅーか、堅苦しいゲームですよねぇ。

 5作目ですから、そりゃあいやらしい引っかけとかが当然のようにちりばめられていて、その辺に高い評価をされるレビュアーさんも出てくるでしょうねぇ。


 話を戻します。

 『フォールアウト3』ですが、わたくし、前2作を全く知りませんでしたが、

 普通に楽しめました。

 難易度の変更がプレイ中にもできて、大変驚きました。


 さて、『逆転裁判5』にこんなこと求めることできますか?

 無理ですよね。クリアが簡単になったら、中古売却が早くなりますし、

 みんな、新品買わずに中古に手を出すでしょうから、売上あがったりですもんね。

 そもそもこの2つのゲーム、

 方向性がまるで違うので同じ目線でモノを語るのがおかしい。


 だけんどねぇ。

 日本のゲームは、もはや『難しい』もしくは『小難しい』のが、

 当たり前(ノーマル)になってしまったきらいがあります。

 それはそのまま我々ヘビーゲーマーにも責任があるとも言えるでしょう。

 ユーザーアンケートに『ヌルイ』を連発した誰かがいて、

 カッとなった開発側がユーザーの望むままに作ってみた、とか、

 ゲームによっては、見たこともない開発者の暑苦しい顔が浮かんできます。


『ドヤッ、このゲームの難易度はっ! 文句ないだろっ、ドヤッドヤッ!!』


 祭りじゃないんだから、ヘンな自己主張は慎んでほしいものです。



 ゲームは好きですが、わたくしも脳の老化が気になる年頃になりました。

 面白そうなゲームはあるんですが、シリーズものですと、良く言えば『洗練されたシステム』悪く言えば『ファンにしかわからない要素』に付き合わなきゃならんわけで、その辺を触りでプレイして挫折してしまうことがホントに増えました。


 どうせ一人でちまちまプレイするわけですから、

 バランスプレイカーなシロモノを要求したらいかんですかね?

 日本のゲームの難易度設定のヘタクソさは辟易してますんで、こういったヌルゲープレイヤーにも優しいバランスブレイカーなブツ、お願いします。


 あ、『逆転裁判5』なんですけれど、DLC限定で『体力バー減らない』みたいなメーカー公認チートコンテンツを用意していただけたら、わたくし、買いますことよ?

 ぜひぜひ、ご融通いただけないでしょうか?


 ほかのメーカーさんにもご一考お願いします。

 今日(6月1日)、久しぶりに「真・女神転生4」のサイトにいったら、マッカやアプリポイントに優遇の効いたDLCのミッションの紹介があった。さすが、ATLUS。分かっていらっしゃる。

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