エレオノーラ
閲覧感謝です。
前回、お気に入り登録いただいた方、評価下さった方にお礼申し上げます。
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お気に入り登録もうれしいです。
参加表明はメッセでも順次対応いたします。
今回も可愛い子借りてきりました。
とにかく楽しんでいただけたら幸いです。まだ可愛い子募集中です。
前回はもふもふ可愛い子で幸せでしたが、とてもシンプル故に恐ろしいほど小さい事にバランスに左右される事に気付きました。でも楽しかったので、ペットの参加者様もこのまま募集です。
読み込みに時間はかかりますが、今の参加表明者様が終わった頃には閑古鳥が鳴きそうなので、小説可愛い子も募集かけっぱなしです。
では今回切らせていただくのは、凪様が小説家になろうで掲載されておられました、『今宵、真紅の口づけを』より、主人公のエレオノーラ……です。(拍手)
敬称はいらないと言われたので省きますが、よそ様の子を呼び捨てにするのは、とても何だか偉そうな気がします。
で、なんだか落ち着かないのですが、とにかくエレオノーラ……の容姿です。
吸血族の娘。お話中盤までは金髪碧眼の人間にしか見えない女の子です。
吸血族は成人すると赤い瞳になるとの設定だったので、それに伴い瞳が変化しました。
との事。
金髪碧眼、憧れですね。また赤い瞳も神秘的です。
では、切り絵に入る前に彼女の出てくる作品、『今宵、真紅の口づけを』の紹介を、私から少し。
この話は完結設定済になります。
魔族、吸血族のエレオノーラは偶然に人間の少年エルネスティと知り合います。
忘れ得ぬ少年の過去、相容れない種族間の壁、遅いながらも刻々とエレオノーラは成人の体に近付いていきます。そして成人となると現れる「魔族の性」を知る事になり、それに悩み苦しみながらも、次第に少女と少年は深い恋をしていきます。
この話を切る事になった際、エレオノーラの絵が最後にあると聞き、見せていただいたのですが、ついラストを先に読んでしまった私。
それでも最初から最後まで、どうしてあんな事になるのかを考えつつ、とってもとっても考えながら読み、涙しました。
彼女に行く末を暗示するように、回りの少女達が大人になっていく事で、初めにあった大人になれない少女エレオノーラの焦燥が、徐々に恐れや忌避に変わっていく様が手抜きなく描かれています。
また2人の愛の深まりと葛藤が、綺麗な森や空、空気にまで伝染した様な風景描写、吸血族の赤瞳にある細かな違いも描かれ方がとても素敵でした。
彼女が出て来るお話『今宵、真紅の口づけを』に興味を抱かれた方は、最後にURLを載せてますのでそちらからご覧ください。
エレオノーラのイラストはねこたま様の書かれたイラストをお借りできました。
素敵すぎです。
き、綺麗。ふ……美しい。色っぽいです。
そ、それでは切り絵、行きまーす。
でもイラストみてからだと、余りにも絵柄が違います。
私なりの解釈だという事でよろしくお願いいたします。
では一枚目は森の中で幼馴染とラズベリーを摘むエレオノーラ。
2人はジャムを作りに家に帰ろうとした時、人間の少年と出会うのです。
あの日、持って来ていた籠がもう少し小さくて早くいっぱいになっていたり、もっと大きくて時間が掛かっていたら、彼には出会わなかったでしょう。
そんな事を思いながら切った一枚。
色違い。
ラズベリーの穴などですが、穴あけポンチと言われるモノを使っています。
皮などにも穴を開けられるので、ベルトの穴を開けるのに使った事のある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ラズベリーの穴は1ミリ。
今まで2ミリしか持っていませんでしたが、1ミリ見つけて即買いました。
他のは8ミリ以外は二本組で100円均一に売っていました。5本で315円也。1ミリ1本で250くらいでしたから、5本がお得に感じてしまいました。
でも多用するの1ミリです。今までも花弁などに使用しています。これナシにこの大きさを丸く切るのは難しいのです。でも本当はもっと小さいのがあれば欲しいくらいです。
次は空を仰ぎ鬱陶しそうにするエレオノーラです。
吸血族はやはり日が苦手。それでも薬を使って対応できるのです。子供は日差しにも強く、弱い薬で十分だそうですが、成人に近付いている彼女には少し強く感じられる日差し。それを仰ぐ様を切ってみました。
そして喪服のエレオノーラ。
魔族としてもう赤く変わっていた瞳を他人の目から遮るようにレースの付いた帽子を目深に被る件から。
この時の陰鬱な彼女の気持ちが切れていたらと思います。
それから大人となって瞳の色が変わり、その狂気に抵抗するも、本能に駆られてしまう、そんなエレオノーラを切ってみました。
背景色替えで雰囲気が変わります。
彼女が降らすのは涙か、血か。
笑っているのか泣いているのか、切っていながら謎のまま落ち着かなかったので。ワザとに口は切っていません。
本当は栽培していた青いバラとエレオノーラ、幼馴染と……など、切りたいモノは数々ありました。でも切った物を振り返った所、これ以上切っても思いつく構図が上半身だけのモノばかりで変化が乏しいので、一番切りたかった次の切り絵を最後にいたしたいと思います。
エレオノーラが少年エルネスティとの、いつもの待合場所に向かった寒いある日。上質な白いコートに黒の手袋とマフラーを着けて彼女はそこへ赴きます。
寒そうだったので、そのマフラーを身長の高いエルネスティにかけようとします。その一瞬を切ってみました。本当は手袋を付けていたと思いますが、切り絵では不恰好になるため素手で描きました。
雪を降らせて一枚。
運命の時は刻々と近付き、エレオノーラの瞳は青から赤に変わっていましたが、きっと二人には関係なかったでしょう。愛しい人を見上げる瞳が描けていればいいですが、どうでしょうか?
そしてここでゲスト、少年エルネスティのイメージ。
借りたマフラーを巻いて恥ずかしそうに、でも嬉しそうな少年の姿に見えればいいのですが。
そして、下の組み合わせが最後の一枚となります。
仲良く二人、並んでいただいた所で今回は終了となります。
どうしても二人には笑って並んで欲しかったので、エルネスティまでワガママ言って切らせていただき申し訳ありません。
これについてはいろいろ書くとネタバレになりそうなので、省略いたします。きっとお話を読めば、この2人をこうやって並べたかった私の気持ちをわかって下さると思います。
今回も本当に大変楽しく切りました。
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ここで最後に今回ご協力いただいた、凪様のページを紹介をさせていただきます。
『今宵、真紅の口づけを』
お話一覧
http://ncode.syosetu.com/n8190bg/
イラストは最終話に掲載されています。
また、凪様には『今宵、真紅の口づけを』のあらすじの使用許可を得ましたので添付させていただきます。
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魔族と人間の共存する国で、吸血族の娘エレオノーラは、自分の成長が人より遅いことを悩みながら、森で出会った人間の少年、エルネスティのことが気になってしまう。種族間の違いと、成長することで自分の中に現れる本能にどう向き合うかを考える少女とその周りの人間模様、そして恋のお話。
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ネタバレしすぎないように切り絵を切り、紹介しましたがいかがだったでしょうか?
そう言えば他の話も少し読みましたが、本当に美しいお話を書かれます。濁りがなく曇りがない。色の表現がとても豊かで、空気感が透明です。
現在執筆をお休みされているとの事ですが、お話を読んだり、またじきに書かれたりするとの聞き、安堵いたしました。休養も必要な時なのでしょう、戻って来られる時を楽しみにしております。
では、凪様、色々ご協力を感謝いたします。
この場を借りてお礼申し上げます。
ここまでお付き合い下さいました読者様にも感謝を!
次回は妖怪や能力者が集まってしまう不思議な町から、可愛い子に沢山来てもらおうと準備中。
頑張ってますので、アップまで暫くお持ちください。
次のアップ時も閲覧いただけると嬉しいです。
参加者様も募集中です。
では、ありがとうございました。
注意……他絵師様の描いた絵は、絶対に持ち出し禁止です。尚、当方は転記掲載許可取得済です。
他、私が各作家様の為に切った物は、その話の該当作家様のお持ち帰りはご自由にどうぞ、と言うか持って帰って下さい!
閲覧の方はお持ち帰りはお控え下さいますよう、またどうしてもと言う方は、お声掛け下さい。(って、居ないでしょうが……)