カレンちゃん
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参加表明はメッセでも順次対応いたします。
今回も可愛い子借りてきりました。
とにかく楽しんでいただけたら幸いです。まだ可愛い子募集中です。
前回も楽しく切らせていただきました。
そろそろ同じ様な流れになって来ますが。
毎回借りてくるお子様も違い、新作切り絵となりますので、お楽しみいただければと思います。
ただ残念な事にデッサン力がなく、発想はあっても、まず下絵に描けず断念する事も。本当に涙が出ます。誰かデッサン力を下さいと言いたいです。
恥ずかしながら5年はデッサン学んでいたはずの身の上。しかし冗談抜きで最下位でしたから。爆。
そう言う事で今更特訓してもデッサン力は付きませんので、「練習あるのみ」と言うコメントはいただいてもスルーします。笑。
こんな私でも切れる切り絵ってお手軽!
コツコツ切るお仕事はとても楽しいです。それもかわいい子なら尚更!
しかし疲れと混乱に、元々持ち合わせているアホな所がミックスされ、今回は作者様にお送りする草稿内で、今回お借りしたお子様の題名を完全に打ち間違えるという失態を。それも混乱したかのようにいろいろと。(メッセ中、こないだもやったし。本当に申し訳ないです)
人の名前や題名はコピペをするようにしているのに何故こうなった! などと叫び、1人「は、恥ずかしい」を連呼しながら打ち直して、御詫び状と切り絵を追加した後、送信しました。
そうしましたら、お忙しいのに優しい返信をいただき、もう泣きながらパソコンしてるので、家人からはあやしまれてしまいました。
こんなドジな私ですが、頑張りますのでよろしくお願いいたします。
では気をとりなおして……今回切らせていただくのは、瀬理 秀明様が小説家になろうで掲載されておられます、『ホルンの契約者』より、主人公をやさしく見守る幼馴染の女子カレンちゃんです。(拍手)
彼女は……淡い青色のワンピースに身を包み、ヘーゼル色の瞳はまっすぐ父親を見つめている。すらっと肩まで伸びた茶色の髪に、革製の細身のカチューシャ(作中より)を付けた女の子だそうです。
非常に活発で元気な16歳の女の子。
父親に対して、その年頃の女の子特有と言いましょうか、世の中のお父さんが『娘なんて』と呟きそうなやり取りをするシーンも。
ですが、くるりと表情を変え、幼馴染の主人公リチャードに相対する時の鮮やかな感じは、本当に彼女がソコにいるのではないだろうかと思えるほど、はっきりとした描写で描かれています。その時のお父さんの反応がこれまたありそうな感じで日常の風景が見えてきそうです。
しかし、非常に繊細な心の持ち主でもあり、主人公のことを大切に思っているとの事です。
切り絵に行く前に彼女の出てくる作品、『ホルンの契約者』の紹介を、私から少し。
『ホルンの契約者』は長編ファンタジー小説で、まだ序盤の為、深く語るには難しい段階です。
しかし、緩急のつけ方の妙が素晴らしく、今の所ファンタジーにありがちな序盤設定詰め込みすぎがないです。
非常に読みやすく、自然と入っていける所が素晴らしいです。
今、お話は五話目。謎の人物が現れている状態でハラハラ……ここからの展開に期待大です。
私が瀬理様の作品で一番初めに目にさせていただいたのは『幻想書庫』になります。
これはショートショート集で、感想もかなり付いている秀逸文集です。
感想には一つずつに丁寧な返信がされております。
私の拙い感想にも丁寧にお答え下さった事が、大変心に残っております。
内容的には非常にドキッとするお話です。
『幻想書庫』もおすすめです。
こちらのきっちりした計算のされた書き方が、『ホルンの契約者』にも出ていて、二作品を並べ読むとまた違った面白さが感じられると思います。
現在お忙しそうですが、どちらも更新を楽しみにしている状態です。
彼女が出て来るお話『ホルンの契約者』に興味を抱かれた方は、最後にURLを載せてますのでそちらからご覧ください。
ではカレンちゃんの切り絵に行ってみます。
ただ。
今回、再度、イラストなしのお子様です。
と、言う事で、最初はイメージをまず瀬理様と共に決めていきます。
一回目提出ラフはこちら。A~Dまで居ましたが、これはラフAB。
A~Dを見て、Aだけど、それにもう少し纏わせると言うお言葉と、イメージするアニメキャラをお聞きして、何だかイメージが沸いて早々に切ったのがこちら。
Aより風を含ませたイメージもあってフンワリ髪です。カレンちゃんは切り絵の方が本当に表現しやすかったので、色入れは今回無しです。
彼女の頭上の木はヘーゼルナッツの木の実と枝をモチーフにしました。
単純かと思いましたが、彼女の瞳がヘーゼル色と伺ったので。
このヘーゼル色について調べてみると、琥珀色と言われるアンバーより、茶色、茶色より淡い感じ、ライトブラウンとダークグリーンの中間の色だそうです。たぶんこの系の色の一番中間にある瞳、不思議な色です。
色名はやはりヘーゼルナッツの色から名付けられたそうです。
背景を女の子向けに変えたのはこちら。ピンクに金の散った和紙にフィルムを敷いてみました。
これだと感じが変わりますね。
では次、趣向を変えて家を一軒切ります。
このお話の中で、家はポーチがあるログ系のが多いようでしたが、このお家はポーチはあれど、壁は漆喰、板葺、煙突、鎧戸、平屋、農具に薪。
出来るだけ本文にある言葉だけで、主人公のお宅を模したモノです。
置いていると言う農具は表現上下向きに出来ず、ポーチはもっと高めにしたかったですが、サイズ上それも無理で、こんな感じになりました。
それに、カレンちゃんを切って。
重ねると……
これで主人公宅に遊びに行くカレンちゃんの出来上がりです。服はセーラー系の襟になってます。
家の色が違うのはカラーフィルムをかけました。
そしてここで、そのカレンちゃんを、アヤシイ人影に変えます。
お話冒頭に出て来る男性イメージして切ったものです。
ただ切った後、瀬理様に確認して見ると、彼の得物は斧でも片刃の戦斧系だそうです。イメージという事で、まあ、お許しを得たので、これを家と重ねると。
題名は「忍び寄る影」と、付けていただきました。
色違い。
黒っぽく加工。
重い雰囲気が気に入ったので、色違い沢山撮影、加工もしました。
でも余り載せても飽きそうなので、この辺で。
切り絵的には奥行きのある作品になったと思います。
居る人物や背景色を変えるとイメージが本当に違いますね。
次はこれ。
また不穏な……刃物持っている人にカレンちゃんがっ! ってシーンではありません。
ここの会話はきっとこんな感じ。
「早くしてよね、お客さん待たせてるじゃない」
「いや、ちょっと切れ味が……」
「大きな獲物をリチャードが運んで来たのを見てたみたいで、お客様いっぱいよ。早くしてお父さん」
……カレンちゃんの自宅は肉屋です。包丁握ってるのはお父さんです。
そんなイメージで切りました。左手見て描いたので、反転撮影。
本当は瀬理様に台詞付けていただきたかったけど、色々、恥ずかしい間違いをしてしまった手前、何か申し訳なくてできませんでした。
次はカレンちゃんに、少し大人な感じのワンピを着ていただきました。私はアリス系ワンピが好きなのですが、Vラインも女の子は似合います。それを長丸加工。
そして二枚重ねで切った切り絵を二枚ズラし重ねたのがこちら。
非常に繊細な心の持ち主、そう聞いて、どうしても切りたくなった一枚。
カチューシャを身に付けるカレンちゃんです。
女の子には変身する瞬間ってありますよね。
大人になれば口紅を引く瞬間などになるのでしょうが、まだ彼女は16ですから、その年齢の身繕いの一瞬、その心の持ちようを切り取ってみました。
でもこれ、何か考え事をしてる瞬間にも見えますし、他の人に撫でられてる様にも見えますね。色がないだけに、つける文言で印象の代わる切り絵かもしれません。
それから、切るつもりではいたのですが、お詫びも込めて気合入れた一枚。ただしカレンちゃんではなく、主人公の戦闘シーン。
もっと腕を真上に振り上げさせたかったのですが、そうすると仕留める獲物が小さくなるので、彼の動きの躍動感と撥ねる水も意識しながら、限界まで画面を使いました。彼の得物は真っ直ぐなイメージでしたが、シミターを短くした感じの湾曲系ナイフ。動きが早くてそう見えてるのか、本当に沿っている刃なのかは想像にお任せします。
この作品は三枚重ねで切りました。
ですが、細かいので、一番下で切った紙は直観賞用にはかなり手を入れないと耐えない出来ですが、加工すると、いい感じでした。
では今回最後です。
カッコイイのも良いのですが、このシリーズは「これよし可愛い」ですから、やはりカレンちゃんで〆なければ。ですね。
瀬理様からは『物語内のイメージと大幅に齟齬がない限り、どんな服装でも構いません。かわいらしいのお願いします』といただきましたので、私的に可愛い服装で。
振り返るカレンちゃんです。
彼女の文章中の衣装は水色でしたが、色イメージで出していただいた、可愛らしさの表現できるピンク。襟はレース付で可愛く切り込みを。W型の後ろ襟で翼にも見える仕様にしました。背景も淡くしていましたが、余りに薄すぎたので修正加工して一枚。
それに背景にヘーゼル色、さらに斜め加工しました。
非常に活発で元気な16歳の女の子に見えますでしょうか?
可愛らしい服装を彼女に着ていただいた所で、今回は終了となります。
またまた、大変楽しく切りました。
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ここで最後になりましたが、今回ご協力いただいた、瀬理様のページを紹介をさせていただきます。
『ホルンの契約者』
お話一覧
http://ncode.syosetu.com/n4727bj/
また、瀬理様には『ホルンの契約者』の宣伝を頂いて参りました。
――
自作小説のキャラクターが桜月りま様の手によってこんな可愛らしい切り絵として表現されて大変感動しております。桜月りま様、本当にありがとうございます!
彼女の名前はカレンといいます。長編冒険ファンタジー小説『ホルンの契約者』の主人公リチャードの幼馴染みで、物語に度々登場します。
「また流行の幼馴染みかよ!」と思ったあなた! そんなに話は単純ではありません!
『ホルンの契約者』は海外ファンタジーをバイブルとして執筆した作品ですので、ライトノベルのような甘い甘いお話は出てきません。彼女も主人公同様、様々な苦難に直面して徐々に成長していきます。
ホルンと呼ばれる独自の魔法具が存在する空想異世界を舞台に、ホルンの契約者たちが織り成す長編冒険ファンタジー。ぜひ試しに読みに来てみてください!
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瀬理様、素敵な宣伝をありがとうございました。何だか私も出来る子っぽく褒めていただいて……すみません、いつも不備だらけで。本当にありがとうございます。
その他にも色々ご協力を感謝いたします。
この場を借りてお礼申し上げます。
また、ここまでお付き合い下さいました読者様にも感謝を!
次回はアルビノの女の子を切ってみます。
またまた楽しみです。
注意……他絵師様の描いた絵は絶対に持ち出し禁止です。尚、当方は転記掲載許可取得済です。
他、私が各作家様の為に切った物は、その話の該当作家様のお持ち帰りはご自由にどうぞ、と言うか持って帰って下さい!
閲覧の方はお持ち帰りはお控え下さいますよう、またどうしてもと言う方は、お声掛け下さい。(って、居ないでしょうが……)