第54話 ルナティックドリーマー! 人族解放戦線タイムのじかん!
主戦力を二手に分けた月のお嬢様同盟。サブレとセシリアは海の幸の国とよばれる、ショクシュク国で魔神との侵攻タイムのじかんを迎えた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「ドリーマーシルド! くっ! ドリーマーソード!」
触手が四方八方からサブレを打ち付ける。その動きの予測しづらい連打に盾使いのサブレは苦戦していた。的を絞らせないよう移動しながら大まかな攻撃は盾で防ぎつつ迫り来る触手を剣で斬りつけチマチマ反撃することで対応をしているサブレ。
「オンナぱぱぱ、きょうはクール系お姉さんの反応が見たいのォ〜、ぱぱぱ」
サブレとセシリアたちの前に立ち塞がったのは毒々しい緑色の蛸のような、植物のような姿かたちの直立二足歩行をしている生物。植物が蛸を模しているのか頭頂部に鮮やかなピンク色の華がグラデーションを成し並び咲き、顔面はまさにあの宇宙人のような蛸だ。両腕は太く、左右それぞれ6本の指から太いイバラと蛸の融合したような触手が伸縮自在に伸びこの蛸の植物の魔神のメインウェポンになっている。
「エインシェントルナティックブレイド!! ハァッ!! サブレ、盾はこのうねうねと相性が悪い。私の剣も使え!」
セシリアはサブレの元へ駆け寄りサブレを襲う触手を斬りつけ援護しつつ、自分の剣をサブレに預けた。
「ドリーマーソードダブル!! セシリア様助かります! よろしいのですか?」
サブレを狙った触手はドリーマー属性の双剣で斬り刻まれ無力化されていく。
「あぁ、なぜかサブレが標的にされているみたいだからな。それに、私のは盾というよりも! はぁっ!!」
セシリアの盾は伸縮しながら変形し鋭利なブーメランへとその姿を変える。そしてセシリアはそのブーメランをびゅんと蛸の魔神に向かい投げつけた。ブーメランは生命を得たかのように舞いイバラの触手を次々と斬りつけながら彼女の左腕へとガチャンと装着されるかのよう舞い戻る。
「月だからな!!」
ショクシュク国の地で蛸の植物の魔神との戦闘になったサブレとセシリアの新コンビ。魔神に狙われたサブレが触手に対応しつつ、その隙をつきセシリアが新しいチカラ、三日月の武器の威力を魅せつけた。人族解放戦線、人族と魔神のたたかいはまだまだ静かに熱く燃え続ける。




