第51話 静かに熱く
王都ルナティッカでそれぞれの休息を経て、お嬢様パーティは再び王城、謁見の間へと呼び出された。
ルナティッカ王、ギリエンをはじめ、スラミー、オレン、タマリーノなどの各街の長。ルナティッカの宰相や大臣、月光騎士団員、錚々たる面子が集まっていた。
「さてまずは英雄たちよ、このルナティッカでしかと休まれたか?」
「バッチリですわ王様」
「はい素晴らしいおもてなしでした」
「俺の方もあらかた直る見込みが立ったみたいです」
「それは誠に良かった! では、話はさっそくだが、人族解放戦線、これにぜひ英雄たちに参加してもらいたい」
「人族解放戦線? ……おおかた予想はつきましてよ」
「うむ、人族解放戦線。ギリエンと話し合い諸君ら英雄たちを中心に我が国のセシリア率いる月光騎士団、キノック、スラッツ、シトラシ、フカリケの自警団これらが同盟を結び周辺諸国、および街を魔神の侵攻タイムのじかんの脅威から解放する! ルナティックでエレガントな特別作戦だ!」
「なるほど、断る理由はありませんわ!」
「俺ももちろんです! ルナティッカや街の長たちのバックアップがあれば心強いですよ」
「私も覚悟はできています」
「お嬢様方、ホワイトと共に戦える。こんなにうれしいことはない! 先の戦いでは力になれなかったが、今はこの新しいチカラを早く試したいぞ!」
「うむ、みなやる気は満々のようだな。まさにその精神、ルナティックエレガント!! ではこれより特別作戦、人族解放戦線を発令する!! 月のように静かに熱く!!」
「「「月のように静かに熱く」」」
セシリア及び月光騎士団員、ルナティッカ王都民は王の言い放ったその合言葉を知っていたようだ。
「月のように静かに熱く、ですわ」
「月のように静かに熱く!! なのか?」




