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第48話 おもいはルナティック・ファンタズム

「魔力伝導基礎カバーか、いいのか私が使っても?」


「良いんじゃないか。こういうのはノリが大事だぜ姉ちゃん! 王都ルナティッカなら素材もキノックより格段に手に入りやすいだろうさ」


「ウチにもありますよ魔力伝導率の高いヤツ! じゃんじゃん使っちゃってください師匠! やばくなったら王様に請求します!」


「ハッハほんとうか、そいつはありがたくいただくぜぇ!」



「シジメ! ナール! 恩に着る!」





「では、マイタ」


「……ふふ……なでるだけ……いいよ……きて……」



「あぁ、行かせてもらう!」


 セシリアはゆったりと基礎カバーに手をかざす。



「ルナティックシンフォニー」



 月の光が扇風機の基礎カバーを照らし撫で上げる



「……ふふ……なかなか……」



「そうかでは、ルナティックメンテ!」


「……それ……だめ……」



「な! たしかに今のはダメだな……。ルナティックスター!」


「…………」



「ぬぅ! ルナティックレイ!」


「……ふふ……」



「イマイチか……! こうなれば、ルナティック・ファンタズム!」



「…………」



「なにぃ!? マイタ!! ウソだろ! ウソと言うんだ!!」


「…………」




 俺は何を見せられているんだ……。




「マイタ! くそぉ、もはや私にはアレしかない……行くぞマイタ!」






「ルナティックホワイト!」



 俺!? ……じゃないよな。うん。



「ふふふ……きてる」



「ルナティックホワイト!!」



「ふふふふ……なでなで」



「ルナティックホワイトホーリー!!!!」




「ふふ……るなてぃっくかこさいこう……きてる……ふふ」



 月の明かりが基礎カバーをやさしく撫で上げ宙に浮かす。そして眩く激しいホーリー色の月光が爆発し月が生まれた。



「ハァハァハァハァ…………ハハハハハ」



「これはまたとんでもねぇな」


「シジメさんなんかデジャブな気が……」






「ふふ……るなてぃっくほーりーなでなで……ふふ」

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