第45話 メンテタイムのじかんだぜ!
ナールの工房に招き入れられたシジメとマイタと扇風機。白を基調とした広いスペースに、機械らしい設備、殺風景にならないよう月と女性の絵画が3点ほど飾られている。置かれてあるカーゴもキノックよりおしゃれな色合いと形だ。
「うわ広いっすねそれになんか綺麗ですね、シジメさん!」
「うるせえよ扇風機。たしかにこいつはすげぇなさすが王都ルナティッカ1のカーゴ屋だぜ」
「いやーそんなに褒めないでくださいよ師匠、扇風機くん」
サリサリと艶のある銀髪セミロングの頭をかき、口を開けニヤけるナール。
さっそく小型のカーゴでキノックから持ってきた荷を運び入れナールの工房で2分ほどの準備をし扇風機のメンテに取り掛かったシジメ。
「こりゃまた派手にやったな」
「すみませんシジメさん」
「いいってことよスクラップ並みにぶっ壊れなきゃ上出来だぜ」
「スクラップ……」
「とりあえずおまえさん本体を直すのが最優先だな。属性陣カバーは新作をキノックから運んで来たからしばらくはマイタに調整してもらってそれを使え」
「新作ですか!? シジメさん仕事が早いですね、おっさんなのに」
「仕事の遅いおっさんと言われたくねぇからな、雷属性の属性陣カバーだぜ扇風機」
「雷!? それはまた強そうですね! まあ俺も元は雷属性みたいなところありますし最高ですシジメさん!」
「ハハ、おまえさんの属性にも興味はあるが、こんな世界だ。パワーアップとメンテが優先だな、ハハハハ」
「これが属性陣カバーですか……シジメ師匠。天才ですか!?」
「ハハハ、どうやら俺は最近は天才のようだな、ハッハーーーー」
「シジメさんその笑い方はあほっぽいですよ」
「意外と細かいな扇風機! ハッハーーーー」




