第3話 お食事タイムの提案タイムのじかんです。
魔神の侵攻タイムのじかんに割り込みニワ村を救ったお嬢様一行は物資の補給を済ませカーゴで村から近場のダンジョンの前まで来ていた。
「ホワイト様はお食べにならないのですか?」
「あ、あぁ。前にも言ったように俺って扇風機だから、口がなくて食えないんだ。まあ食わなくても腹は減らないみたいだし大丈夫!」
「さすがホワイト様です。でも、私の特製チーズハムアスパラエッグオニオンホワイトソースグラタン風サンドイッチをホワイト様に食べさせてあげられないのは本当に残念です……」
「うまそうだなあ。俺も食えなくてほんと残念だよ」
ナニそのくそうめぇのフルアーマーサンドイッチは……! 拷問かこれ? なんで食えないんだよほんと扇風機! 電力は食うくせに! ……あんまうまくないな今の……。
ダンジョンの前。カーゴの上でサブレが作った特製サンドイッチを頬張るお嬢様とサブレ自身。村で補給した食材で作ったものだ。親切な村人たちは村を救った英雄の為に食材を分けてくれたようだ。
「ふふ、うちの子には私のお嬢様パワーを与え続けているから大丈夫よサブレ」
「さすがお嬢様です。私もお嬢様パワーを一度味わってみたいものです」
「ふふ、このままどんどん侵攻タイムのじかんしていたらその内サブレも味わえるようになるわよ!」
なんだこのふわっとしたやりとりは……。
「はむふむもぐ……さて、お食事を済ませたらさっそくダンジョンへ侵攻タイムのじかんですわー」
「そのことなんですけどお嬢様、オレに提案があるんですけど。このカーゴって乗り物でダンジョンに突っ込めないんですか?」
「カーゴはダンジョンだと魔力消費が激しくて使いものにならないのですわ、うちの子」
「なるほど……。あ! ……お嬢様! 提案です! 俺を使いましょう!」
「うちの子を?」
「俺をカーゴに合体させるんです! 俺の強風でカーゴに乗せたお嬢様とサブレさんを爆走して運んでみせます!!」
「……そのアイディア、びしばしキましたわーー、すごいですわーーーー!!」
「ホワイト様さすがです。その素晴らしい案ならレアドロップもカーゴに載せてたくさん持ち帰れそうです」
「はは、ありがとうございます。お嬢様、サブレさん」
手先の器用なサブレが持ち備えていた工具でカーゴの後部と扇風機を合体させる。爆走エンジンを積んだ最強のカーゴの出来上がりだ。
「では行きますわよー、いざ、ダンジョンの中へ、爆走で侵攻タイムのじかんですわーーーーーー!!」




