第17話 魔力伝導コーティング
「お、きたか! さっそくだがこいつだ」
「これは、前の俺のカバーと同じじゃないのか?」
「模様はな! まあつけてみてくれ! いいか?」
「あぁ、たのむ。シジメさん」
工具で扇風機の前面カバーを手早く丁寧に外すシジメ。
そして新たなるシジメ特製のカバーが被される。
「おおっ! てなんか、あんま変わらないな」
「はは、まあまずは魔力いや、お嬢様パワーを流し込んでみてくれ銀天使様」
「いきますわよ、うちの子!」
ケーブルを伝いミラクルとアオが扇風機とお嬢様に流れる。
「こ、これは、うおおおおお、きもちいい!」
「すごいですわーー、なめらかで美しく流れるキレイな妖精の小川のようですわーー」
「ハッハハハ、そうだよそれだよ銀天使様! こいつには無駄なチカラは流れない、今までのようにチカラ任せだけじゃないぜ! まさに流れなんだ!」
「シジメさん繊細で天才ですよこれ!! おっさんなのに」
「おっさんは余計だぜ扇風機!! 実際に上手くいって俺も驚いてるさ! 天才ダァ!」
「ホワイト様、お嬢様、シジメ様、素晴らしいです。心地よいチカラを感じます」
「ハッハハハ、この正しいチカラの流れならチカラを解放しても早々ぶっ壊れたりしないだろうよ。よーし次は全体にコーティングと行きたいとこだが、まだしばらくかかるだろうよ」
「そうだ、アンタ、ドリーマーなんだってな珍しいな。アンタにも用があるんだよ。こっちについて来てくれ」
「はい、シジメ様。これから私もホワイト様の役に立てるとなるとうれしくて仕方ありません!」
魔力伝導コーティングカバーのチカラと流れを何度か試した俺たちは、その後、シジメの工房の奥へと案内された。




