俺とナロウ
書くのが楽しい……。
そのように考える方も多いと思います。
私の場合は「作品の中で自分が楽しむ」というものです。
ですから、今までどれだけ自分の作品で笑い、そして泣いたか分かりません。もちろん、物語を楽しむわけですから自分の作品も大好きです。しかし、ナルシストなわけでもありません。
私は病気で9年前から歩くことができません。「頚椎症性脊髄症」という病気です。8時間に及ぶ手術をうけ、悪化することはなくなりましたが、身体は元には戻りませんでした。5ヵ月間入院し、リハビリも頑張りましたが…………結局はダメでした。
麻痺の状態としては、辛うじて立てはしますが足を引き上げる神経が麻痺しており、どうにも動かないのです。室内ですと4足の椅子があれば移動は可能です。外も歩行器でも行くことは可能ですが、移動が遅い上に段差が3㎝でもあればアウトです。左手にも少し障害が出ております。お陰で文章打ちの大変なことよ。打ち間違えがかなりの頻度で発生します。
電動車椅子、普通に買うと30万~40万しますが、ジャンクに近い電動車椅子ユニットをヤフオクで落とし、自分の車椅子に組み込んで僅かな時間ならお散歩も可能になりました。しかし歩道の段差など通常何でもないことが障害になり、何度も危ない目に……。皆さんが考えている以上に障がい者にはまだまだ厳しい社会なのです。
遠くに行くにしても地下鉄は駅までが遠いですし、バスは1回乗りましたがもうコリゴリです。車椅子を乗せる為には運転手さんがバスから下り、タラップを出し乗り込む補助をし、タラップを納めバスに戻り…………10分以上はかかりました。それが乗る時も降りる時もです。これでは気軽になど利用できませんよ。暑い時もあれば寒い時だってあるのです。10分もドアが開いていたらどうなりますか? それにラッシュ時は完全にムリポ。
バスについてる障がい者マークは車椅子がモチーフなんですけどね……。
その頃からでしょうか、「小説家になろう」にてラノベなるものを読み始めました。歩けない一人暮らしの私が出来ることといえば、テレビを見るか「なろう」で小説を読むことぐらいです。登録しないもぐりの読専を7~8年は続けていました。
それが、何をとち狂ったのか小説を書き始めたのです。今まで本などあまり読まなかった私がです。知らないことも沢山ありました。句読点や三点リーダー他、? や! の後の一マス空けなどなど。過ちに気づいては書き直し、100話を超えてからの全ページチェックもありましました。
でも、楽しかったのです。他に「打ち込むもの」もありませんでしたしね。そのお陰か今でも多くの方が読んでくださっているのですから、あの苦労も無駄ではなかったようです。
――そして旅するのが楽しかった。
シロが異世界へ連れて行ってくれたのです。シロと一緒に旅をし野営も自分でいろいろ考えて対応しました。昔やっていたキャンプやツーリングなどの経験を生かすことができて、これもすごく楽しかった。
――2作目では初めて行った京都旅行。
伏見の稲荷山でシロと楽しく冒険して参りました。
そして、”小説家になろう”はとても楽しい所でございます。まずなんといっても読者様のありがたいことか。読んで頂けるだけでもありがたいのに、誤字を直してくれたりおかしい箇所を指摘してくれたりと本当にありがとうございました。
そして、お仲間がまた最高です! そっと助けてくれたり、がんばれよと励ましてくれたり、愚痴をうんうん聞いてくれたりしてくれるのです。ここで名前を上げたいぐらいなのですが……。
ほんとにもう、
――――おまいら、さいこーかよ ばかやろう!―――― (闘魂風で!)
てなわけで、1年間ありがとうございました。
2年目も頑張っていく所存でございます。そこで、みなさんの元気をすこーし分けてくださいませ。さすれば、その元気玉をお空にいただき「異世界の旅」をシロと一緒に続けていけることでしょう。
お読みいただき、ありがとうございます。
こんな私が書いてる作品はありきたりでちぐはぐで、でも愛情だけは目一杯注入しております。
機会がありましたら目を通して頂けると嬉しい限りです。




