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日本の昔話 「一分法師」

作者: ア煌

昔話ですが・・・・。

昔々のお話です(一応!)。


一寸法師が追い払った鬼が打ち出の小づちを落としていきました。


姫様は打ち出の小づちを拾い上げ良ぉ~く見るとづちの部分に説明書が張ってありました、「打ち出の小づちの使用限度回数は1人生涯4回まで、能力は何でも7倍増し」、と書かれていました。


早速一寸法師は。


一寸

「姫様、私を大きくしてくれませんか?」


姫様

「解りましたわ、でも大きくするのに4回も使うと大きくなりすぎますがどうしましょう?」


一寸

「では3回目まで背を大きくするのに使い、残り1回は姫様のお好きなように」


姫様

「解りましたわ、では早速」


姫様は「背でろ背でろ背でろ・・・精でろ」と言ってしまいましたっ!。


一寸法師は3センチ→21センチ→147センチになりました、当時の日本人としては平均的な身長です。


そして、精力も通常の人間の7倍増し、なので人並み以上、いやっ下手すりゃ種馬以上です。


ちなみに一寸法師の嫁となった姫様の御名前はお伽。


新婚の一寸とお伽は毎晩毎晩子作りに励みました、しかも一晩に7回も。


ナレーター

「ああっ、羨ましいぃわぁ~」


それから数か月後の事です。


突如一寸にピキーーーンッ(ガ*ダムのニュータイプの察知時のような感じで)。


一寸

「あっ!、なんだこの感覚は?」


一寸とお伽が結婚してから半年後辺りから異変を感じる一寸(一寸だけ)でしたが、周りを見渡しても何事もなかったので気のせいにしました。


それから更に数か月後の事です。


突如一寸にピキーーーンッ(ガ*ダムのニュータイプの察知時のような感じで)。


一寸

「うっ!、またか??」


異変を感じてから数か月後に赤ん坊の泣き声が聞こえるようになった一寸、しかし、これも聞こえるのは一寸にだけでした。


使用人

「そう言えば・・・お伽様の月の物が十月前から来ていないのですが!」


そう語る使用人の言葉に一寸はお伽様の身体を調べるように指示しました。


使用人

「何もございませんが?!」


しかし、使用人がお伽様の身体を検査しても何も見つけられずにいました。


一寸

「そうかぁ~?」


ところがっ!!。


突如一寸にピキーーーンッ(ガ*ダムのニュータイプの察知時のような感じで)。


一寸

「いやいや、やはり何かいるぞっ!?」


そう言ってお伽様の身体を一寸が調べたら虫眼鏡を使わないと見る事が出来ないような小さな小さな子供を見つけました。


一寸

「な、何だこの小さな赤ん坊はぁ、下手すりゃ産まれた頃の俺より小さいじゃん?」


子供は男児でサイズ的に一分よりやや小さ目だったので名前は一分いちぶと名付けられました。


姫様改めお伽

「こんなに小さな赤ん坊・・・どう育てたら良いのかしら・・・」


使用人

「育て方が普通じゃないですよね?」


一寸

「そうだっ、父上と母上に聞いてみよう、小さな私を育ててくれたのだから何か良い案があるだろうしな」


お伽

「そうですわね」


と、言う事で一寸の両親が同居して家族みんなで一分を大切に大切に育てました。


それから14年後。


身長0.3センチになった一分は打ち出の小づちを3回振ってもらい、0.3センチ→2.1センチ→14.7センチになり残りの1回は一分の好きな物に使う事になりました。


お伽

「背でろ背でろ背でろ~」


一分は打ち出の小づちの残り1回分で自身の身体に念動力を備えるようにお願いしました。


一分

「ありがとうございます母上、残り1回は私が念動力を使えるようにしてください」


お伽

「念動力!、わ、解りましたわ、では」


そう言ってお伽は最後の1回を振った。


お伽

「念動力でろ~」


暫らくして。


一寸

「どうなったんだ?」


一分

「ちょっとお待ちを」


一分は宙に浮く事を強く意識した。


一分

「んんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんっ!」


すると!。


一寸

「おっ、おおっ!!」


お伽

「うっ、浮いたわっ!?」


そう、一分は宙に浮く事が出来たのです。


一分

「よしっ、成功だ次は・・・・」


更に一分は両親に1/144のνガ*ダムのプラモデルをお願いして買ってもらいました。


一寸

「一体これはどうするんだ?」


一分

「これを使い私の鎧を作るのです」


お伽

「まぁ、なんて事でしょう!」


一分はνガ*ダムの鎧を着て念動力で空中飛行をしてファンネルも操る事が出来るようになり、ビームライフルはスプリングと念動力で細い縫い針を射出する仕組みとしました。


同じ頃、都では鬼の出現が報告され、悪事を働いているとの事でした。


一寸

「また鬼が現れるようになったか、よしっ、我が向かおう・・・」


一分

「お待ちくださいませ父上っ、鬼退治は桃太郎に任せた方が・・」


一寸

「いやっ、桃太郎を呼び寄せようにも都まで来るのに4日くらいは掛かる、鬼共の数から見てもそれまで都は持たないだろう・・・」


一分

「では、私目にお任せを」


一寸

「一分、大きくしたと言ってもわずか14.7センチのお前では・・・」


一分

「しかし、父上も小さいサイズの状態で鬼に打ち勝ったのでしょう?」


一寸

「そ、それはそうだが、あの時は鬼も1匹だったしな、でも、今回は数が多いし」


一分

「大丈夫です父上っ、νガ*ダムは伊達じゃないんですよ、それに試作段階を終了させたヴェスパーライフル(太目の縫い針を装填射出可能)も装備してから行きます」


一分はF91のようにヴェスパーを装備すると邪魔になるのでヴェスパーをライフルとして装備するようにカスタムをしたようです。


一寸

「νガ*ダムにヴェスパーと言う組み合わせは宇宙世紀の年表どおりだと早くないか?」


一分

「大丈夫です、これがガ*プラカスタムと言う物ですよ」


一寸

「そ、そう言う物なのか、解った鬼共の討伐はお前に任せよう」


一分

「はっ、ありがたき幸せ」


そうして、一分は1/144のνガ*ダムのカスタムプラモデルを鎧にして都に現れる鬼を退治する事になりました。


そして。


町娘1

「きゃあ~助けてぇ~」


鬼の頭領

「おとなしくしろ小娘めっ」


一分

「待て待て待て待てぇ~」


鬼の頭領

「だ、誰だっ?」


鬼の頭領が周りを見渡すが町娘と鬼達しか見当たらない!。


鬼の頭領

「ん!、気のせいか?」


再び町娘を襲おうとする鬼の頭領。


一分

「馬鹿者っ、俺はここにいるぞっ」


鬼の頭領

「んっ!?」


鬼の頭領が声のする方に目を向けるて見ると1/144のガン*ラが置いてありました。


鬼の頭領

「何だぁ~玩具か」


一分

「馬鹿者っ、俺は一寸法師の息子一分法師だ、そしてこの鎧はガ*プラをベースにした物だ。


鬼の頭領

「ガ*プラぁ、小賢しい、そんな物なんか火炙りには耐えられないだろう」


一分

「ところがどっこい、塗料にはH2ロケットの先端に使われる耐熱塗料で塗装しているから火炙りなんかヘッチャラさっ」


鬼の頭領

「ガ*プラといいH2ロケットといいそれでは昔話にならないじゃないかぁ~」


一分

「良いんだ、ここは「日本の昔話」なんだからなっ」


そうです、「日本の昔話」はグローバルな社会に合わせた内容となっているのでした!!。


鬼の頭領

「そ、そんなぁ~」


そうして一分と鬼の頭領との壮絶なる戦いが繰り広げられるのでした。


νガ*ダムのファンネルにも普通の縫い針を6本づつ射出出来るようにしてあります。


長い激闘の末に一分が勝利。


町娘1

「一分様、助けていただきありがとうございます」


一分

「無事で何よりであった、で、君の名は?」


作者

「よしっ、ここでラ*****の前***がBGMで流れ・・・・」


ナレーター

「流れませんっ」


作者

「ええええぇ~」


話しを戻します。


町娘1

「はい、私はイネと申します」


一分

「イネか良い名前だな」


町娘1改めイネ

「ありがとうございます」


そして、一分は倒した鬼の頭領の持つ麻袋の中から打ち出の大づち(使用限度回数生涯1人1回)を見つけました。


打ち出の大づちの大きさは100センチで重さは10キログラム。


一分

「こ、これはっ!?」


イネ

「これは打ち出の大づちですね」


一分では大づちを浮かせる事は出来ても手に持つ事が出来ないのでイネが持ち上げる事に。


イネ

「結構重いですね!」


イネがづちの裏側を見ると説明書が張ってありました。


イネ

「この・・・打ち出の大づちは・・・何でも10倍増しにする事が出来ますが、使用限度回数は生涯1人1回です」


イネは一分の方を向いて。


イネ

「だ、そうですよ一分様」


一分

「10倍・・1回だけ・・・」


一分は考えました。


一分

(10倍になるって事は俺も普通の人間サイズになれるよなぁ?、でも、念動力も10倍に強化したいしなぁ~、財布の中のお金も10倍に増やしたいし・・・)


しかし、何よりも身長をとった一分は。


一分

「じゃあ、イネさん、これで「背でろ~」ってお願いできますか?」


イネ

「はっ!私がですか?」


一分

「この打ち出の大づちを使って俺を14.7センチから147センチにしてもらえないでしょうか?」


イネ

「そんな大役、私で宜しいのでしょうか?」


一分

「今、ここには貴方しかおりません、ぜひお願いします」


イネ

「解りましたわ」


イネは全力を振り絞って打ち出の大づちを一分に向かって振り下ろした。


イネ

「背でろ~」


ズド~~~~~~~~~~~~~~ンっ(打ち出の大づちが地面と激突した音)


イネ

「はっ!、私、一分様を殺しちゃった???」


ところが。


一分

「νガ*ダムはっ・・・伊達じゃないんだあぁっ、ううう~おおりゃっ」


作者

「ここでT******のB************が流れ・・・」


ナレーター

「流れませんって」


作者

「ええぇ~、ここはやはりア*シズを押し出そうとするνガ*ダムと同調してさぁ・・・」


ナレーター

「あのですねっ、「νガ*ダム」ってだけでもヤバいってんのにBGMまで使ったら完全ペケですよペケ」


作者

「だってさ・・・」


ナレーター

「だっても伊達もありません、作者なんですからもう少し作品に品格を持たせてください」


作者

「ふあぁ~い」


ナレーター

「では続けますわよ」


作者

「ふあぁ~い」


そして、払い除けた大づちの下から一分が現れました。


イネ

「一分様ぁ~」


現れた一分は打ち出の大づちの能力によって14.7センチから見事に147センチ(当時の日本としては平均的な身長)となったのでした。


一分

「父上、母上、只今戻りましたっ」


一寸

「おおっ、・・・・おおおおおおおおおおおおおお!!!!?!?!??!!」


お伽

「い、一分なのかい?」


一分

「こんな格好して歩くのなんか俺しかいないでしょう」


一寸

「一体どういう事なんだ?」


一分

「鬼の頭領の持っていた打ち出の大づちで大きくなりました」


147センチだけどね!。


当然、ガ*プラの鎧も大きくなっています、見た目はまるでガ*ダムコスプレイヤーです。


一寸

「よく、そんな姿で通報されなかったな?!」


一分

「空を飛んできましたので」


お伽

「空を・・・」


一分

「ええっ、母上、νガ*ダムは伊達じゃないんですよ」


お伽

「まぁ~」


そんな会話の中、一分の後ろにいるイネに一寸が気が付きました。


一寸

「そちらの女性は?」


一分

「あっ、こちらはイネさんと申しまして、鬼達に襲われていたところを俺が助けた次第です」


お伽

「まぁ~」


一分

「そして、イネさんに打ち出の大づちを振ってもらいました」


お伽

「では、イネさんは我が家の事情を知る者として・・・・一分のお嫁さんになってもらいましょうか」


一寸

「んんっ、そうだな」


一分

「おっ、お嫁さんっ!」


一寸

「そうだっ、我が家の秘伝である打ち出のづちの秘密を知る者は我が家にて暮らしてもらわないとな」


お伽

「使用人ですと外に出歩く事もありますのでお嫁さんが適当かと思いますしね」


一寸

「イネさんとやら、これは貴方の命に関わる重大な事なんです少し考えてからでも良いので良きお返事を」


それを聞いたイネは躊躇する事なく。


イネ

「大丈夫ですわ一寸様、お母様、私は一分様のお嫁さんとしてこの家に嫁ぎますっ」


一分

「良いのかっ?」


イネ

「ふつつかものではございますがよろしくお願いいたします」


一分

「いっ、いえいえ、こちらこそよろしくお願いします」


一寸

「よしっ、婚礼の準備だぁ~」


一分はイネと結婚して一寸の屋敷の隣に新居を建て暮らしました。


イネ

(よっしぃ~これで玉の輿確定ねっ)


その後。


町人

「あっ!、鳥だっ!!」


町娘2

「飛行機だっ!!!」


「いやっ、一分法師だっ」


その後、一分は空を飛ぶνガ*ダムのコスプレイヤーとして瓦版に取り上げられ、コスプレ姿の一分をモデルにした浮世絵も好評で右肩上がりの売り上げでお金持ちになりました。


ヴェスパーライフルに装填されていた太目の縫い針も10倍になり強力な鉄の杭になっていて射出すると熊2頭を貫き通す威力があり狩猟活動も行うようになって、ジビエ肉専門店の事業展開も始めて更に資産を増やしました。


領主

「一寸と一分よ、其方達のこれまで数々の功績を黙って見ている訳にもいかないので其方達に家名を与えようと思うのだが」


一寸

「ありがたき御言葉、大変喜ばしくいただきいたします」


領主

「家名は・・・そうだな、「槌」でよろしいかな?」


一寸

「まさに我と息子に相応しい家名ありがたく頂戴いたします」


領主

「では、一寸と一分よ其方達はこれからは槌一寸、槌一分とそれぞれ名乗り世の為人の為に尽くすよう精進してまいれ」


一寸&一分

「「ははぁ~」」


領主

「そして、打ち出の大づちと小づちは門外不出の家宝として大事にするのだぞ」


一寸

「はははぁ~」


一分

「お任せくださいませ」


そうして、大づちと小づちは槌家に「伝家の宝づち」として祀られました。


その後、屋敷に戻った一寸は。


一寸

「10倍でなくても良い一分とイネ殿の子供は普通に産まれて欲しい」


一寸はそう言って打ち出の大づちをイネに対して降りました。


一寸

「子ぉでろ~」


それから数か月後、一分とイネの子供は普通サイズの赤ん坊として産まれてきました。


めでたしめでたし


終わり


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