表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/23

5話「鳩が豆鉄砲をくらう」


――新国王ウィリアム・サイド――




北の塔に赴きべナットに毒杯を渡した帰りだった。


バイス公爵に会ったので、僕の私室に案内した。


「バイス公爵が王弟派()についてくれるとは思いませんでした」


身内の恥をさらしてでも、僕はバイス公爵は仲間に引き入れたかった。


「王弟殿下は……失礼いたしました。国王陛下は娘を政治利用しないと約束してくださいましたから」


「バイス公爵はアリーゼ嬢のことがよほど大切と見える」


「あの子は勉学や語学は得意なのですが、他者とのコミュニケーションや社交が苦手でして、貴族社会には向いてないと判断いたしました。

 あの子は貴族社会にいたら苦労しかしない。しかしバイス公爵家に生まれた以上政治的なしがらみから逃げられない。なので国王陛下におすがりしたのです、味方になる代わりアリーゼを自由にしてほしいと……。

 アリーゼには修道院で無邪気な子供たちに囲まれ、裏表のない民とともに笑って暮らしてほしいのです」


そう言ったバイス公爵の顔は鬼宰相と言われる貴族の顔ではなく、父親の顔だった。


鬼宰相でもこんな顔をするのだな。


「バイス公爵、その事をちゃんとアリーゼ嬢に伝えましたか?」


「いいえ」


どうやら彼もアリーゼ嬢と同じくらい、コミニケーション能力に難があるらしい。


仕事ができるのと、家族への愛情を伝えられるかは別の問題のようだ。


「一度アリーゼ嬢ときちんと話し合った方がいいですよ。おそらくバイス公爵の思いは彼女に届いてないと思いますから」


「なんとっ?!」


僕の言葉を聞いたバイス公爵は、鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしていた。


彼は、普段は優秀だがアリーゼ嬢のことになるとポンコツになるようだ。


少しでも面白いと思っていただけたら、広告の下にある【☆☆☆☆☆】を押して評価してもらえると嬉しいです! 執筆の励みになります!



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


2023/03/01

異世界恋愛の新作投稿開始しました!

【完結】「ゲスな婚約者と、姉の婚約者に手を出す節操のない妹を切り捨てたら、元クラスメイトの貴公子に溺愛されました」 https://ncode.syosetu.com/n3990ic/ #narou #narouN3990IC


婚約破棄&姉妹格差ものです。

こちらもよろしくお願いします!


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


新作投稿開始しました!2023年3月2日


【連載】「約束を覚えていたのは私だけでした〜婚約者に蔑ろにされた枯葉姫は隣国の皇太子に溺愛される」

https://ncode.syosetu.com/n4006ic/ #narou #narouN4006IC


地味だけど健気な令嬢が主人公のお話です。

こちらもよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ