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喫茶店にて午後語らい  作者: 淀ちゃん
2/3

邂逅

3話目

午後5時、辺りはだいぶ暗くなり、刺すような北風が頬をひやしながら街を通り抜けていく、そんな中、駅から降りてすぐ、瀟洒なビルの1階にある喫茶店の扉を開け中へ入る。定員は無愛想に豆をガリガリやっている。

店内を見渡すと、一際目立つ男がいる。

そいつが目的の吉田テトリス、私はそいつのいる席へ向かい、向かいに座った。

「よう元気か」と声をかけるとそいつは、「何の用だ」

と素っ気なく返してきた、「一つ、売れる小説のネタはないか」「またそれか、だいたい大学へも行かずにまだ、そんなことにかまけているのか、お前は才能がない、あれだけ書いて一つも面白くないなんて、常人にできることじゃない」

「そんなことを言ってもらうためにこんなとこまで来たんじゃない」私はぶっきらぼうにそう返した。

このテトリスと言う男は大の変人だ、まともぶっちゃあいるが、怪異だの異世界どの、どこぞのオカルト雑誌に出てきそうなものを、盲信している。先日などは、

北海道まで連れてかれた挙げ句、雪の降る中5時間ぶっ続けで訳のわからぬ呪文を唱えさせられた、

それでも旅費を奢ってくれたから良しとしたのだ。

「それなら一つ話をしようか、」

「僕と対話をしてみないか?」

全く意味がわからない、現在進行形で話しているのだ

しかし、私には断るという選択肢は、よういされていないのだった。

感謝以外ありえない

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