転生そして魔物
「神竜となって転生し、世界の管理をして欲しいのじゃ」
「管理って具体的に何をすれば良いんですか」
して欲しいも何も内容が分からないと出来る訳がない
「実は特にたって欲しい事は無いのじゃ」
「え?」
仕事をして欲しいと言うのに仕事がないとはどういう事だろう?
その後の話を要約するとこうだ。
1.仕事はその世界に居るだけでOK。逆に、その世界から神竜が居なくなると十年しないうちに世界が終わる
2.人間の姿になって人の町に行くのはOKしかし、基本的には不干渉(例外あり)
例外は、人間では対処が不可能な場合 魔王や魔神等(勇者などは現れない)
3.神竜の姿は人に見られてはいけない(例外あり)
例外は、自分の身内 家族や友人等の信頼出来る人 (魔物は問題なし)
とのことだ。
勇者とかって居ないんだ···
「しいて言えばお主じゃの、お主が人の姿で勇者と言われる位ならかまわん」
じゃあもう聞くことは聞いたしそろそろ行こうかな
「そうじゃの、こうしている間にもう三年はたってるじゃろう」
え!?そんなに?
「神界は時間が曖昧なんじゃ。もうそろそろ時間じゃの」
その言葉と同時に意識が薄くなって行く···
段々意識が戻ってきた。夢から覚めた気分だ。
「グルァァ」
うわ!なんだ今の声、って自分じゃん本当に神竜になったんだ。
目を開けるとそこは···真っ暗だった。なんだこれ?
手を出してみる「パキィ!」あ、割れた。
光が入ってくる。今気がついたけど、これ卵じゃん。
卵が割れたので周りを見ると石造りの祭壇のような場所で、その周りは森だった。
目の前に神様からの手紙があり、自分の力と能力についてとこの世界について書かれていた。
「お!魔法について書いてある」
なので早速使ってみる。
「«ステータス»」(自分の能力に等を見る魔法)を唱える
名前¦神堂竜也
種族¦神竜
年齢¦0
性別¦男
体力¦1000000
魔力¦1000000
スキル¦何でも出来るし要らないじゃろby神
称号¦<世界を任されし者><世界の頂点に立つもの>
っていう感じだった。とりあえず人化してみよう。と思っただけで人化が始まった。神竜超便利。
十秒くらいで終わった。見た目は5歳くらいの欧風の男の子だった。まぁ生まれたばかりだし仕方ないよね?
まぁ何にせよこの森で暫く生活するから洞窟でも探すか。
森では動物を狩って食べて食べて魔法の練習や体を鍛えるなど色々なことをして半年位経った。
もう一度人化すると10歳くらいまで育っていた。この頃になると成長が人間と変わらなくなるらしい。
そろそろ人間の町に行こう。理由としては、森での生活に飽きたのと、今は神竜でももとは人間なので人肌が恋しくなったのである。お金や服等は神様が手紙と一緒にくれたものだ。
ここから一番近い国は東に行ったところにエステア王国があるな。ここに行こう。
最後の方が急な展開になっていますが、その辺りはどうでもいいので飛ばしました。