龍人になりました
頑張ります
神の言葉を最後に俺の意識は落ちた、
そして起きると教室にいた、そこには誰もいなかった。
教室を出てトイレのガラスで自分の姿を確認する、そこには死ぬ前と変わらない、黒髪黒目まぁイケメンの俺がいた。
「なんだ?夢だったのか?」
「そんなわけがないだろ」
俺の独り言に野太い声が返事をした。
「やっぱり夢じゃなかったのか、なんで姿が変わってないんだ?獣人といっても姿は変わらないのか?」
「普段はそのままだな、ビーストモードって言ってみろ」
なんだそれ、恥ずかしすぎるだろ、まぁいってみるか。
「ビーストモード」
する全身から力がある溢れるような感覚に襲われ、五感すべてからの情報に少し驚く、
「これは、すごいな」
ガラスに映るのは先ほどまでの俺と違い、目は鋭く漆黒と純白のオッドアイ、髪は右が黒と、左が白くなり、肌はドラゴンのような鱗がある、もともとしまっていた筋肉がさらについた気がする。
「獣人ってより龍人だな」
「確かにその通りだ」
「で、どーやって戻るんだ?」
「解除といえば元に戻るぞ」
「解除」
その一言ですぐに元の人の体に戻った、だが筋肉は変わらず増え、五感も前よりは鋭くなったと思う。
「なぁアルコル、この感じる気配は人の気配でいいのか?」
「あぁそーだ」
学校にいる全員の気配が体育館から感じられたら。
そのうち1人が殺気を放つのを感じ俺は体育館に走り出した。
「ビーストモード」
走りながら龍人になり、体育館に飛び込む、そこには教室に来たリーダーの男と銃を向けられる柊の姿が、俺は銃と柊の間に立つことで柊を守った。
「大丈夫か?」
感想ください