え、獣人?
またまた遅くなってごめんなさい
「俺は死んだのか?」
周りを見渡しながらそうつぶやく、だがこの行動にはおかしな所ばかりだ、さっき俺はたしかに銃で撃たれた、そして死んだはずだ
死んだはずなのに、意識を持って周りを見渡し、声すら出せる。
周りには永遠に続く白だけがある、それ以外は何もない、ただただ白いのだ。
「あぁ、君は死んだよ、たしかに死んだ」
白しかなかった世界にいきなり、黒いローブを着た青年が現れた。
「じゃあここはどこなんだ?天国か?」
「いいや、てんごくじゃないさ、ここはなんでもない場所、何もなく、ただ白いだけの世界」
「どーゆーことだ?なぜそんな世界に俺が連れてこられたんだ?」
「そーゆー、ルールだからだよ、君にはこれから第2の人生を送ってもらう」
「第2の人生?最近はやりの異世界転生でもするのか?」
「いいや、異世界にはいかない、元の世界の元の君としてまた生きてもらう」
「そんなことして大丈夫なのか?」
「大丈夫だよ、だって僕は神だからね、不自然なく君が死んだ事実を隠蔽できる」
「それはすごいな、でもなんで生きかえらしてくれるんだ?」
「君が死ぬ時人を庇ったからだよ、そしてその人物にお礼を言われた、だから生き帰らしてあげる」
よし、一旦話をまとめよう。
まずここはただ白い世界なのか、てかまずただ白い世界ってなんだよ…
そして俺は死んだ、だが生き返る、人をかばいお礼を言われたから。
「それでどーする?生き返りたいかい?」
「せっかくだけど遠慮させてもらうよ」
「そーなのか?断った人は初めてだよ、理由を聞いてもいいかい?」
「もう満足したから、あんなつまらない人生をもう一度なんて、地獄だ」
「ふふふ、そーか地獄か、でもきっと、生き返れば楽しくなると思うよ?」
「なんで?」
「それは生き返ったら君は、人間じゃなくなるからさ」
「どーゆーことだ?」
今までも信じられないことばかりだったが、今の言葉が1番不可解だった。
「そのままの意味だよ、人間じゃなく、獣人として生まれ変わってもらう」
「獣人?」
「そーだよ、獣人」
「えっとつまり?」
「獣人になって生き返ってもらう、君以外にも獣人はいっぱいいるからね!獣人にも善人悪人どちらもいる、だからその2つのチームに分かれて、争ってもらいたいんだ」
今神が言ってることを考えてる、いくつもの疑問がうまれる。
「獣人どうしで戦争をしろってことか?」
「そーだよ!」
「なぜ獣人なんだ?」
「それはね、今からざっと100年後地球に星が降ってくるんだ、その星の生物と戦ってもらいたいんだよね」
「それなのに、獣人どうしで戦って大丈夫なのか?死んで戦力が減るぞ?」
「大丈夫、これから100年後までの間に死んだ者たちは、ここで過ごしてもらうから」
「そーか、俺があと100年生きたら、年取って動けないと思うんだが?」
「大丈夫!その人の運動能力が一番高い時期を保てるから!」
「なら安心だな」
「まだ質問はある?」
「最後に1つ、なんで戦うんだ?」
「それは異星の生物たちと戦う時のリーダー、つまり王様を決めて欲しいんだ!」
「そのための戦いか、わかった」
「うん!それじゃあそろそろ、君の相棒と対面だね」
「獣人の獣ってことか?ってことは獣と俺が融合して獣人になるのか?」
「そー!よくわかったね!それじゃ君の相棒を呼ぼうか」
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