表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
龍人生活は突然に  作者: 神崎皇紀
2/6

終わりのようだ

「やぁ〜どーも!今占拠してる人たちのリーダーでーす!」

「なんでリーダーがここにいるんだ!!」


自分がリーダーという男は顔にピエロのマスクをしていた、黒ずくめの服を着ていて、服の上からでもわかるほど筋肉質だった。


「ここの教室が1番職員室から近かったからだよ〜、じゃあみんな体育館にいこーかー!」

「待ってください!なぜ!占拠なんてするんですか!」

「別に理由はねーよー、ただ人を殺したかっただけだ〜!」


柊の質問に男は低い声を弾ませながら答えた。


「みんなを解放してください!」


男を前にしても柊は怖気付くことなく立ち向かっていた、彼女は本当に俺を楽しませてくれる。


「うるさいな〜殺すよ?」


男の声からふざけがきえ、鋭い声でそう言い放った。

そして柊に拳銃の銃口を向けた。


「あーやめた、おまえは殺さねーわ」


男の言葉に柊は安心した、だがその安心をすぐに終わる、次の男の言葉によって。


「おまえの代わりにクラスの奴を殺すか」


その男の言葉によって、柊は先ほどよりも絶望した顔になった。


「誰にしよーかなー」


男はクラス全員の顔を見渡しながら、銃をまるでおもちゃのようにいじっていた。


「やっぱおまえでいーや、バイバーイ」


男は柊に銃をむけ発砲した、だがその銃弾は柊には当たらなかった。なぜなら俺が柊と銃との間に立っているからだ。


「な、なんで?」


柊は涙を流しながら、俺に問いかける、俺は血を口から吹きながら、ちゃんと答えた


「た、たのし…ませて…くれ…たから」


そう、楽しかったのだ、柊が前に出て皆をまとめるその姿を見て、俺は感動した、その行動を見て楽しんだのだ。


「そ、そんな、私のせいでごめんなさい、ごめんなさい、ありがとう」


柊の最後の言葉を聞いて俺は意識を失った。

感想お願いします

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ