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夜間責任者の心模様  作者: 凪
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2016.06.21火曜日たぶん今は曇り

息子の事について、オヤジも私と同じ事を考えていた。


息子の一人暮らしの件について、息子には内緒で、と念を押し、オヤジに話した。


息子がオヤジをどうしようもない暴れ者だと思っている事。


新しく買ったスマホを、奪われるんじゃないかという恐怖から、一人暮らしを計画した事。


まあ、計画は失敗に終わったけどね。


普段は孫の事しか考えてないオヤジが、珍しく真剣な顔をして言った。


一人暮らしは結構だけどなぁ、家から出ると、あいつが犯罪者になるんじゃねぇかって恐怖が俺にはあるよ。


と。


私も全くもってそう思う。


兎に角人目や音を気にする。


ご飯屋さんでもそう。


誰かと目が合うと、途端に被害妄想の世界に入る。


車にはドライブレコーダー、カバンにはボイスレコーダー。


母親でもドン引きするわ。


なんでこうなったのか?


わからん!


全くもってわからん!


でも、産んだ責任は取る。


私が、生きてる間に息子を何とかしないと。


大体考え方が幕末の武士。


今の時代に合ってないんだよね。


そしてなぜか理由もなくNOVAに通ってる。


今日、先生にno problemって言われたよ。


って言われた時にはNOVAの先生nice〜!


って思ったよ。


問題ありだから励まされてるのを理解しない息子はある意味素晴らしい。


家に居る間は何とか制御できる自信がある。


なんかしそうになったら…


ドミネーターのトリガーを引くだけさ。



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