13話 あきかんさんという人
日差しが優しく差す人々が学校や会社に勤しんでいる
良い朝。
・・・あおちゃんと出かける意外は相変わらず引きこもっている
私。
「次・・・どうなるんだろう。気になるー」
あきかんさんの小説「堕天使バルちゃん」最新話を読み解く。やきもきするー!
小説は
大事な人・・・ソウマさんというバルちゃんにとって大事な人が倒されてしまったのだ。
それだけでも気になるのだけれど。バルちゃんまでもが自害しようとしている。
・・・・なんていうことだろう。最終回も近いのではという不安も覚える。
読み終えてほかのことをしようとページを閉じたけれど
ネットサーフィンをしてどうしても自分の中で抑えられない気持ちがある事へと気が付いた。
・・・・イラストが描きたい。
どうしてもさっきからソウマさんとバルちゃんのシーンが頭に浮かんでしまって
いる。
うん・・・・・描いてしまおう!
早期に決断した私はペンタブを握り描き始める。
昼ご飯をとるのもすっかり忘れ
作業を終えたの頃には午後2時を過ぎていた。
疲れ切った瞳でイラストを凝視
うーんもう少しうまく描けたらいいのになー・・・。
もっと練習しなきゃ。
あきかんさんには一応見せておきたいなーなんて
でも気に入ってもらえなかったらとまた優柔不断な気持ちを背負いながら。
再びあきかんさんのサイトを覗く・・・
「あれブログなんてあったんだ・・・」
今まで気づかなかったけれど、あきかんさんのサイトにはブログもあったみたい。
私は興味本位でクリックする。
実にシンプルなページが表示され日記一覧が現れる。
日記は殆ど更新されていなかった。
『あんまり自信が無いと考えてしまう日があります』
最近更新された日記にはそんなことが書かれていた。
えーあきかんさんの小説、面白いのになー。
でも突然自信が無くなってしまう気持ちはわかる気がする。
もちろんあきかんさんの小説は面白いと思う。でもあきかんさん自身がそうでは無いのかもしれない。
私は下手なイラストだけれどあきかんさんの励みに力になればとイラストを
見せる決意をした。
『お久しぶりです、小説読み続けています。最新話とっても面白くて続きが気になりました。
更新楽しみにしていますね。あの・・・イラスト
描いたのですが見ていただけますか』
あきかんさんのホームページのメッセージボックスに
気持を書き送信する。
『え、ほんとですか!?ぜひ見せていただきたいです。お手数ですがイラストサイトに
投稿していただければ幸いです』
驚いたことに5分ぐらいで返事が来た・・・。
あきかんさんが気に入ってくれないことも考え不安と緊張を混ぜ合わせながら
描いたイラストをサイトへと投稿する。
『のせました、よろしくお願いします』
そして直ぐにあきかんさんへと連絡すると、あきかんさんから
またすぐに連絡が来た。今度はカップラーメンが出来るぐらいの時間。
ホントに早い・・・。
『ありがとうございます、すごいです!!!今回も私のイメージと
ぴったりです!あああああの使ってもイイですか??小説の挿絵に使ってもいいですか!?』
テンションが高い方のあきかんさんだ!
このテンションのあきかんさんが見れると少し嬉しい。気に入ってもらえてよかった。
返事はもちろん
『大丈夫です、嬉しいです』
そう送信するとまたもやすぐに返事が来た。
ほんとはやい・・・
『ありがとうございますーーー!話しは変わりますがミルクセーキさんのこともっと知りたいです。
聞いてもイイですか?』
『どうぞいいですよ』
「これは・・・?」
あきかんさんからの新しいメールを開き私は驚いてしまった。
良かったら書いてくださいという文章とURLがついている。
怪しいサイトではないかな・・・私はURLの文字を読み判別する。
「あっ、昔流行ったバトンのまとめサイトだ」
バトンとは・・・質問に応えて次の人につなぐという
主にブログなどで流行っていた。
私も数回ぐらいはしたことがある。・・・・ネット友達が居なかったので
回ってくることは無く。
ひとりで地道にどこかしらからコピペして回答していた哀しいエピソードは忘れよう。
クリックするとト
自己紹介というバトンが掲載されたページへと飛んだ。どうやらこれに応えればいいみたい。
基本的な事名前やら性別などや、好きなモノを応えるもの
学校の事を応えるものの3種類があった。
・・・学校のはスルーしてもいいかな?
「食べ物は・・・カップラーメンとドーナツ、飲み物はオレンジジュース・・・
アニメ・・・!うーん最近は流星学園かなー」
ここまでは良かったのだけれど、はて・・・これは。
「好きな同性・・・?」
瞬時にあおちゃんのことを思い浮かべてしまってとっても恥ずかしい
気持になる。
「そ、そんなつもりじゃ!」
もちろん友達としては・・・好きだけど。
と、とりあえず深呼吸でもして落ち着こう。
この質問も友達としてという意味だよね・・・。無事冷静を取り戻す。
・・・
学校以外の質問に全て応えあきかんさんに送信する。
読んでいるのか今回はすぐには返事が来なかった。
「そういえばお昼抜きだったっけ、カップラーメンでも食べてこよう」
1階へ降り昼食兼夕食を取り、再び部屋へと戻ると
今度こそは返事が来ていた。
『ありがとうございます、ミルクセーキさん女の方なんですね。私もです。
13歳ですかそれも私と同じですね・・・びっくりしたのですが住んでる県も同じです。
ミルクセーキさんはアニメは好きですか?流星学園はわからないのですが
私もファンタジーアニメは良く見ます。あ、あと私の自己紹介も送りますね』
どうやらあきかんさんは同じ年で、同じ県に住んでいるらしい。
あきかんさんの小説はどちからというとラノベ方面だったのでアニメ好きなのかなーと思っていたけれど。
ファンタジー専門なんだ・・・。
メール文章を読み下の方に書かれているプロフも読み解く。
文章で色々説明してくれたからとくに驚く回答はなかったけれど
学校の項目が削除されている・・・私が応えなかったからあわせたのかな?
『プロフありがとうございます、アニメは良く見ますね。
ファンタジーアニメは、問題じゃない人と異世界と脳ゲームライフなどが私も好きですがどうですか?』
『あーいいですね、その2作品面白かったですよねー!ミルクセーキさんとお話ししていると
久しぶりにすごく楽しい気持ちになります。同じ県ですしもし機会があればお会いしたいです』
あおちゃんの時と同じパターン…。
なんとなく同じ県と言われた時そんな予感はしていた。
・・・・・あおちゃんの時は最初は恐かったけれど大丈夫だった。
でも同じ年の子か・・・トラウマを作ってしまった原因でもある。
あおちゃんの時とは違うためらいが生れる。
『考えておきますね』
と打ち思いっきりベッドに寝転がる・・・
そしてスマホを手に持つ。あおちゃんと一緒なら。
『あおちゃん相談があるのだけれど…』
と打ちメールを読み直したところで本当に送っていいのか迷う。
あおちゃんを巻き込むのどうなんだろう。
今回の件にあおちゃんは全く関係ない。
完全に私のわがままに付き合わされるだけ・・・。
でも
何かあったら力になるから・・・
本当に?本当に・・・あおちゃんに頼ってもいいの。
そして今までも真剣に相談に乗ってくれたことを思い出す。
『あおちゃん助けてほしい』
と送ると
『どうしたの!?何かあった』
と直ぐに返事が来た。少しおおげさだったかな・・・。
私はあきかんさんと関わった経緯、会いたいと言ってくれたけれど
トラウマがあってためらってることあおちゃんに一緒にいってほしいことをメールに書いた。
『話してくれてありがとう・・・!そうだったんだね、じゃあ一緒に行こうか^^
もし何かあれば力になるから。安心していいからね。
日時とか決まったら教えてね』
あおちゃんはあっさり承諾してくれた。・・・お礼言わないと。
『ありがとう、うん。あきかんさんに聞いてみるね』
・・・・
私はもう一度パソコンに向き直り
あきかんさんへと連絡を取る。
『色々理由があり、1人で行くのは不安なのでお友達と一緒にいってもいいですか?
日時や会う場所など教えてください』
『もちろん構いませんよ』
こっちもあっさり承諾してくれた。
そして日時を決め、会う場所
いつもあおちゃんと行く辺り(ドーナツ屋などあるところ)が行きやすいと言ったら
そこで会うということになった。
あおちゃんからおやすメールを貰い、12時前に布団に入り眠ろうという頃に考え込む。
会いに行く件についてはこれで大丈夫、あとは・・・うーん
あおちゃんの時と同じで引きこもりと打ち明けるのは時間がかかりそう。
あの時はつらかったからなるべくはやく言えるように勇気を持とう・・・。




