また会おう、その時は絶対ナツ! 十九球目
気がつけば、僕は天井を見上げていた。
つまりは倒れていた。細かく言うと押し倒されたのだ。無論、誰かに。それは、
「おかしくないよ。夜夏くんはどこもおかしくなんてない。だって、言ったでしょ。『わたしも同じ気持ちだよ』って」
冬葉は、僕の胸に顔をうずめる。細長な手も、僕の体操着をぎゅっと握っていた。
控えめに例えられる冬葉の胸だが、ここまで密着されていれば否応なしに発育具合がわかってしまう。
「わ、わかったからその……退いてくれないか。む、胸が……」
動転してしまう前に、不慣れな状況でキョドる僕を知ってか知らずか、離れてくれる様子はない。
「いや……」
短くそう返答がくる。
「なんで」
「だって、離れたら夜夏くんまた独りで悩むもん。そんなの、わたしいや……」
「冬葉……」
独りで悩む。
ほんの数年の関係だけれど、そこまで読み取られてしまうとは情けないのやら、隠しているのに冬葉が無理やりに僕の域に入っているのかのどっちかか。
どちらにしろ、僕は強引に抵抗するのをやめた。
このいつ誰が入ってくるかわからない部屋の一室で、端から見れば誤解を招き兼ねない状況下で、僕はひたすら冬葉の気が済むまでまつことにしたのだった。
☆
「落ち着いたか?」
「うん。ごめんね、押し倒したりして。けがなかった? わたしが最初にけがは禁物だって言っておいてなんだけど」
「平気だよ。むしろ元気出た。ありがと、冬葉」
「ふふ、ならよかった。そういえばもうすぐご飯の時間だね」
冬葉ははにかみ、立ち上がる。
たしかに時間を見るとヒメに言っていたディナー(カッコつけ)が近づいていた。
「そうだな。とはいえ、コックとかいたか? 出前か?」
「姫夏ちゃんのことだから、面白い方向に考えてくれているよ、きっと」
「まあ、無茶ぶりはやめてほしいが、そうだよな」
部屋を出つつ、不安を感じる。なんだか悪い予感が……。
階段を下り、廊下を進めた奥の手前の一室。ここが食堂。ドアには画鋲で止めた紙で『ここが皆さまの胃袋を満たす場ですわ』とデカデカ書かれていたが、無視し、ノブを回した。先に、
そろそろこの話を畳む作業をしたいです。僕の予想ではあと六話くらいで。目安ですが。
友城にい




