ザ モブとのスフィーダ
「「おいお前たち!僕たちとスフィーダだ!」」
「おぉ、典型的なモブが来たな」
「そうね、でも最初の戦いよ、あなたちランクは?」
「僕たちは2人ともホワイトさ、でも実力はゴールドはあると思っている」
そう言って奴らはランクを見せてきた。
「おいお前ら、2人同時に相手してやるよ」
俺は手招きして薄暗い笑みを浮かべ言った。
「2対1はできないぞ!同人数、またはコマンドカードを使わないとね!」
「ぶっ!」
「夢月、後で覚えてろよ」
俺は夢月は睨んだ。
「ヒェ〜」
私は久夜海君にめっちゃ睨まれた。
「では1対1をしよう!男は僕と、女性の方はこちらの方と、そして賭けポイントは僕たちから挑んだのであなたたちが決めていいですよ。僕たちが出せるのは2500までです」
なるほど、俺200ポイントしか持ってないんすけど。
すると夢月が言った。
「スフィーダはするけど少し話させてもらうわよ」
そう言った後俺に小さな声で話した。
「私が先に勝負してその後あんたにポイントを2500貸すから私が言ったようにやりなさい。やっすいコマンドカードで一部の記憶消失ってやつがあるの、だから思いっきりチーミングしても勝てば大丈夫だから」
「了解、おーい!先にこいつが戦うから俺とあんたは最初は観戦しようぜ」
「ごめんだけどそれは無理かな」
「マジか、一応理由は?」
「この後用事があるからね」
俺は小さな声で言った。
「俺が勝てそうなルール選ばせてもらうから絶対勝ってくる、だから任せろ」
「一応信用するわよ」
と言ってスマホをいじった。すると俺のスマホに2500ポイントと一部記憶消去のコマンドカードが追加された。でも最弱の称号のゼロランカーは最初に最下位ということで消えはしない、本当にひでぇ、いや?これでめっちゃ強かったらかっこよくね?
夢月たちはスフィーダを始めた。
「あのー、俺にスフィーダのやつを選ばせてもらってもいいか?」
「喧嘩以外ならなんでもいいよ」
「了解」
俺はいろんなルールを見て一つ俺でも勝てそうなものがあった。俺はそれを選ぶ。
「これを選ぶなんて君はどういうことだい?」
「俺は勝てるさ」
「君はめちゃくちゃ馬鹿ということがわからないのかい?ゼロランカーだろ?2500ポイントはあの女性から貰ったということはわかる。しかしどうしてもらえたかはわからないが。そんなことはどうでもいい、どうして50メートル走なんて選んだんだよ!?」
「いや、いけるかなーって」
「だって君運動能力テストでは14秒台だったろ!!」
「なんで知ってんだよ、んことより早くやろうぜ」
「わかった」
そうして始まった。結果はもちろん俺の圧勝だ。てか本当に14秒台ならやべーだろ。俺は2500ポイントをゲットした。そしてコマンドカードで今回のスフィーダを誰とやったかの記憶を消した。一応消さなくても敗者には黙秘義務というものがある。やぶったら一発退学。
実に恐ろしい、しかし記憶を消す理由は俺を、つまりゼロランカーうまく利用してるのだろう。もしかしたらまたあいつらが挑みにくる可能性がある。それで勝ってまたポイントゲットってわけだ。そしてわかったことはどうやらこのコマンドカードを俺みたいに戦った相手を忘れるように使うと戦ったことは覚えているが誰と戦ったかを思い出せなくて、そして自分の部屋に戻されるらしい。どこで戦ったかも思い出せないとのこと。これが激安ってやばいだろ、いくらかは知らないけど。
「よっ、お互い勝てたみたいだな」
「当たり前でしょ!あんなモブに負けるわけない!」
「それもそうだな、ポイント送るね〜」
俺はそう言ってポイントを5000、夢月に送った。
「ありがと」
「それよりだ、早く奢ってくれよ」
「はいはい、わかったわよ、何食べたい?なんでもいいわよ」
「じゃあ食堂でなんか奢ってもらお」
「食堂なんかでいいのね、安上がりで助かる〜」
「だろ、感謝しろよ〜」
「奢ってもらう分際で何言ってんのぶち殺すぞ〜」
「ごめんなさ〜い」
この会話で一番怖いことは2人が笑顔で言っていたということだ。




