学園最弱の称号
俺の名前は月ノ瀬 久夜海。俺は国内トップレベルの高校でエリートだけが集まるリーブロンズ学園にギリッギリで入学できた。入学はできたけどギリギリというか学長をたまたま助けたら入学させてくれたみたいな感じだから勉強なんて全然できない。そしてリーブロンズ学園。略してリブ学。リブ学は他の学校とは違って特殊な学校だ。何が特殊かというとこの学園に入ると学園内にホテルがありそのホテルの一室が無料で支給される。みんなはどうやらそこに住むらしい。あとは色々情報のあるスマホも支給された。リブ学にはランクというものがあって下からホワイト、ブラウン、シルバー、ゴールド、プラチナ、レジェンド、と6段階のランク分かれている。これはどうやらリブロポイントというものがあってポイント数によってランクが分けられるらしい。そしてそれは一年生の最初に能力確認テストというものがあってそこで最初のポイントがが決まる、つまりはランクが決まるということだ。ホワイトから始まってもブラウンに上がることだってできる。それはスフィーダ。つまりはポイントを賭けあって試合をする。試合の種類は数えきれないほどある。そしてオリジナルルールですることもできる。しかしその場合は相手がOKする場合がかなり少ない。だから基本的には元からあるルールから選んでどちらもOKして勝負をしている。中でも喧嘩というやつまであるらしい。相手が降参というまで続くらしい。なんとも怖いルールだ。賭けポイントはお互い同じポイント数なら自由に決めていいことになっている。もちろんポイントを受け取らないこともできるがそんなことはする意味もないだろう。頭脳戦や肉体戦など色々あるが俺は肉体戦の方がまだマシだ。そしてリブ学の情報は一切ネットに載っていない。そもそも入学するときに外部には学園内であったことを一言も喋ってはいけないから。圧倒的権力を持っているこの学園は1人の人生をめちゃくちゃにすることなんて容易いことだろう。
俺は一通りのルールを確認し終わったあと学園の中にあるホテルに向かった。
俺はルールを読んだだけで疲れたので明日の能力確認テストに備えて寝ることにした。
「うわぁ〜」
起きたときに時刻を見ると3時。朝のね。寝たのが確か夕方の5時くらいだったから、、、俺寝るの早すぎたな。てか寝過ぎてるな。昼寝程度にしようとは思ったんだが。
ぐうーー!とお腹が鳴る。確かにお腹はかなり減っている。俺は今の時間やってるからわからない食堂に行った。
食堂は6時から空いているので何か食べたい場合はコンビニに行ってください。
と描いてある張り紙があった。だから俺はコンビニに行くことにした。俺は適当に食べれそうなのを買った。値札には20コインと書いてある。そういえばここってリブロポイントとは別にリブロコインみたいなのも支給されるんだっけ。俺はスマホの中にあるリブロコインの数を見た。すると1000リブロコインと書いてあった。
てことはまぁまぁ買えるけど。確か増やすにはコインミッションみたいなのをクリアするんだっけ、ゲームみたいで面白いよなぁ。あとは月に支給されるこの1000リブロコインか、、、なんかめっちゃワクワクする!この学園は男心を理解しすぎてるようだな。
俺は適当に色々買って部屋に戻った。
「何して暇潰そう、スマホについて色々研究するか」
俺はスマホの扱い方やどんなアプリがあるか、何ができるかを色々確認した。
「もう7時か」
俺はスマホの確認しながら適当に入ってたアプリで遊んでいた。8時には能力確認テストが始まる。なので俺は制服に着替えて余裕を持って早めに会場に行くことにした。会場といっても最初は自分のクラスだ。筆記テストから始まるらしい。7時半くらいに教室に行くと結構みんないた。
8時に出席確認だというのに。俺はスマホをいじって時間を待っていた。というか周りの人が大体イケメンと美女ばっかなんだけど、俺もなかなかにいいとは言われてきたが流石にこれは自信を無くしそうだ。
8時のチャイムが鳴る。出席確認が始まる。みんないることが確認できたからテストが始まろうとしていた。時間は200分。スマホは一時的に没収された。
テストが始まる、、、いや何これ、全教科詰められてるし、それに全部意味わかんないし、ただ救いがあるとすればマークシートということだ。俺はわかんないやつは全部適当にやった。9.8割くらいわかんなかったな。俺はすぐに終わってしまったのでとりあえず寝ることにした。起きたときには残り2分だった。ちょうどいい時間に起きれたな。てかまた寝すぎだろ。
テストが終わり次はどうやら運動能力のテストらしい。俺は結構できる自信があったがお腹が痛い。めっちゃトイレ行きたい、でももう始まっちゃったよぉ、どうしよう、、、結果はみんながわかる通りボロボロでした。でも社会的に死ぬことはありませんでした。
「ふぅ、ギリギリセーフ」
これは後から聞いた話だけど運動能力テストはもう二度とないらしいです。つまりは俺は詰んだということです。
その後みんなポイントがスマホに送られた。
「俺は、、、」
ポイント数100。ホワイト。と書かれていた。
筆記テストの結果は250点中26点、運動能力テストは
100点中14点。
「あ、あはは〜」
俺はもう偽の笑いをするしかなかった。
しかも最弱の称号みたいなの貼ってあるし、はぁ
ポイント数別のランク ランクの人数1000人中
ホワイト 1〜5000 456人
ブラウン 5001〜10000 108人
シルバー 10001〜20000 351
ゴールド20001〜35000 76人
プラチナ35001〜100000 9人
レジェンド100000以上 0人
ちなみにこの学園全員のランクだから先輩たちも入るということになる。そして一年生は334人、俺がその1人な気がするがそれはいいとして、今回の最高得点数が20153と書いてある。ゴールドが一年生の最初に出たのか、なかなかにすごいな。一年生のほとんどはホワイトとブラウンらしい。レジェンドは0人、か。
まぁ俺には縁のない話だからいいけどさ。ちなみに0ポイントになると退学らしい。怖いな。
俺はそんなことを考えながら外の静かな場所を探す旅に出ていた。学園は本当に広くて多分一つの街レベルにでかいといっても過言じゃない。というよりかは街なんだろうな、ここは学校と街で別れている。街は遊び場やご飯屋さんなどがある。そして学校には学校がある。
なんか当たり前のことを言ってる気がする。
そんなことを考えていると静かそうな路地裏のような場所を見つけた。
「学園内でもこんないいところがあるんだな〜」
俺はそんなことを言いながら進んでいると、、、
「だから私はそのルールには応じない!やるなら頭脳戦で勝負しなさいよ!」
と知らない女の子の声がした。
「それだと勝てない可能性があるからな、コマンドカードで無理やり喧嘩にしてやってもいいんだぞ!?」
なんか女の子が可哀想だったので助けることにした。
「おい、多分先輩だよな、女の子相手にそれはひどいんじゃないか?」
「あ?後輩のくせに舐めてんじゃねぇぞ?お前ランク見せろや」
「ほい」
俺は最弱の称号付きのランクを見せた。
「ぷはははは!お前最弱の称号ってことはマジもんの
ゼロランカーかよ!じゃあルールは誰でもできる喧嘩な。お前が勝ったら大人しく逃げてやるよ」
するとスマホにスフィーダ申請が送られてきた。
俺は迷わずOKを押した。すると色々設定が決めれるようだ。俺は自分の全財産100ポイントを賭けた。そして観客は近くにいる人だけというのだけ選んでそれ以外は何もいじらなかった。
フィールド空間に飛ばされた。すごいな。まるで別世界のようだ。
「お前コマンドカードもなしに舐めてんじゃねぇぞ」
「コマンドカードってなんだよ」
「お前そんなのもしらねぇーでスフィーダやろうとしてんのか?お前に教える義理はねぇ」
「はいはい」
「ねぇちょっと!それは酷いんじゃないの!?」
するとたった1人の観客、可哀想だった女の子が言った。
「は?知らねぇでOKした方が悪いだろ」
「いいよ、俺は」
「でもいわゆるハンデだよ?コマンドカードってのは」
俺は答えた。
「なんでも勝ちゃいいんだよ」
俺今のセリフかっこよくね?と1人で思いながら待っていると相手が言った。
「こんな奴にコマンドカードは使う必要もねぇ、俺はシルバーなんだよ、お前と違ってそこそこのランクにいるんだよ」
「早くこいよ」
そう言うとその男は舌打ちをして走り出した。俺は飛んできた遅い拳を軽々と避けて飛んできたその手を掴んで肘を思いっきり殴って逆方向に折った。
「え、嘘?」
男は腕を押さえてその場に倒れ込んだ。
「うっ、いてぇ、お前何者だよ?」
「俺は最弱の称号を持ったただの雑魚だ」




